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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
第77回:「ラヴニカへの回帰・ブロック構築」って一体どんな環境?
読み物
鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
2013.03.05
第77回:「ラヴニカへの回帰・ブロック構築」って一体どんな環境?
こんにちは、鍛冶です。
グランプリ・横浜2013に参加された方はお疲れ様でした。
僕はカバレージ班としてこのイベントに関わったのですが、本戦の出場者数がまさか2000人の超え、世界でも歴代2位を記録する2,297人!
これによって「ギルド門侵犯」のシールド11回戦、ブースタードラフト6回戦の後、決勝ラウンド3回戦という長丁場のトーナメントが行われました。
そして、優勝は日本チャンプのタイトルも持つ北山 雅也(神奈川)!
構築イベントに比べると、シールドのデッキ構築やドラフトのピックもあり非常にハードな2日間でしたが、プロ活動のキャリアの長さ故か、最後まで集中力を切らさずに戦われていたようです。
このままの勢いでプロツアーでも是非活躍してもらいたいものですね!
ちなみに、今回は1200人以上のグランプリでしたので、通常のTop4だけでなくTop8全員にプロツアー「ドラゴンの迷路」への参加権が与えられることになります。
この大会は「ラヴニカへの回帰・ブロック ブースタードラフト」と、「ラヴニカへの回帰・ブロック構築」で行われるのですが、ところで皆さん、「ラヴニカへの回帰・ブロック構築」って一体どんな環境かご存知ですか?
☆ラヴニカへの回帰・ブロック構築
ひと昔前、ブロック構築はプロツアー予選やグランプリ、プロツアーや世界選手権の競技フォーマットとしても採用されていたので、そのシーズンになればカードショップでも練習している人がちらほらいたのですが、現在はプロツアーの年1回きり。
去年で言えば、プロツアー「アヴァシンの帰還」がそうでした。《ウルフィーの銀心》に支配されたバルセロナで、「アヴァシンの帰還」の奇跡を大量に入れた青白コントロールを用いたAlexander Hayneが優勝しています。
もともとスタンダードなどの人気構築フォーマットに比べトーナメントも少なかったのですが、紙のカードでプレイしている人はほぼ見かけなくなってしまいました。
自分がプロ活動をしていた時、最も苦手とした種目だったのですが、こうも減ってしまうと寂しいもの。
しかし、Magic Onlineならばこのフォーマットを気軽に楽しむことができるのです!
最近の勝ち組といえば、まずは赤単ですね。
先日の「ギルド門侵犯」や「ラヴニカへの回帰」のリリース期間にシールドを遊んでいた人にとっては、集めなければならないカードも少ないのでお勧めです。
19 《山》 -土地(19)- 4 《鋳造所通りの住人》 4 《軍勢の忠節者》 4 《ラクドスの哄笑者》 4 《灰の盲信者》 4 《炎樹族の使者》 4 《火拳の打撃者》 4 《流血の家の鎖歩き》 4 《ボロスの反攻者》 1 《瓦礫帯の略奪者》 -クリーチャー(33)- |
4 《馬力充電》 4 《ミジウムの迫撃砲》 -呪文(8)- |
3 《凍結燃焼の奇魔》 4 《強盗》 3 《頭蓋割り》 3 《滅殺の火》 2 《反逆の行動》 -サイドボード(15)- |
RTR Block Constructed Daily #5088703 on 03/03/2013
メインデッキに注目すれば、土地がたった19枚しか入っていない超高速のビートダウンですが、クリーチャーが豊富な分プレイヤーに唱えられる火力はありません。
ですが、そこを《馬力充電》で補ったりと、カードプールが狭いことからか構築はとても考えられていますね。
もし、コントロールが大好きなプレイヤーならば、こんなデッキはどうでしょう?
10 《島》 9 《平地》 4 《神聖なる泉》 4 《アゾリウスのギルド門》 -土地(27)- 3 《管区の隊長》 1 《叫び回る亡霊》 4 《リーヴの空騎士》 3 《静穏の天使》 -クリーチャー(11)- |
4 《アゾリウスの魔除け》 2 《拘留の宝球》 4 《至高の評決》 4 《中略》 4 《スフィンクスの啓示》 4 《思考を築く者、ジェイス》 -呪文(22)- |
1 《叫び回る亡霊》 1 《軽騎兵の巡視部隊》 1 《摩天楼の捕食者》 4 《払拭》 3 《ギルドのタブレット》 2 《取り消し》 2 《拘留の宝球》 1 《正義の勇者ギデオン》 -サイドボード(15)- |
RTR Block Constructed Event #5088614 on 03/01/2013
スタンダードの青い理由となりつつある、《スフィンクスの啓示》を中心に組まれた青白コントロールです。
このサイドボードには《払拭》が4枚と、カードパワーが一つ抜けている《スフィンクスの啓示》への対策がしっかりととられており、こういう強いカードにはしっかりした対策、というところにブロック構築らしさが伺えます。
まだ「ギルド門侵犯」が加わったばかりなので研究が進んでおらず、アーキタイプは少ないですが、次期スタンダード環境を占う構築フォーマットに挑戦してみませんか?
Magic Onlineのこのフォーマットから1年先を読むことで、将来活躍するであろう低い評価のカードを集めるMO投資家になるのも、面白いかもしれませんね。
一番良いのは、その活躍するデッキを自ら構築することなんですが・・・。
それではまた来週!
☆今週のイベント・インフォメーション!
Magic Onlineの最新情報・イベント結果・デッキリストがわかる公式情報ページはこちら!(リンク先は英語)
What's Happening?
※以下の時刻はすべて日本時間です。
マジック・オンライン プロツアー予選:ドラゴンの迷路
5月17-19日に開催されるプロツアー「ドラゴンの迷路」。招待権を懸けた予選は、自宅からも参加できます!
マジック・オンラインでは、2012年12月24日から2013年3月18日までの期間に16回の予選が開催されます。形式はモダン、もしくはシールド・デッキです。スケジュールとイベントのルールの詳細は、以下をご覧ください。
開催スケジュール・フォーマット
開催日 | 開始時刻 | フォーマット |
3月10日(日) | AM 0:00 | モダン |
3月11日(月) | AM 3:00 | モダン |
3月16日(土) | AM 9:00 | モダン |
3月18日(月) | AM 3:00 | ギルド門侵犯・シールド |
開始時間・フォーマット: 上記スケジュールをご参照ください。
開催場所: 「Scheduled Events room」
参加費: 30チケット
プロダクト: マジック・オンラインから必要なブースターパック6個が提供されます。(シールド・デッキの場合)
参加人数: 最小33人~最大1024人
イベント時間: 各イベントでは参加者数に応じた回戦数のスイスラウンド、各ラウンド50分で行われます。Top8では、シングルエリミネーション3回戦が行われます。(シールド・デッキのイベントでは、ブースタードラフトとデッキ構築の後シングルエリミネーション3回戦が行われます。)
賞品: トーナメントの最終順位に基づいて配布されます。ブースターパックとコンプリートセットの種類は、そのイベントの時点でMagic Onlineで利用可能なマジック:ザ・ギャザリングのセットからウィザーズ・オブ・ザ・コースト社によって選ばれたものになります。
順位 | 賞品 | QP |
優勝 | プロツアー「ドラゴンの迷路」の参加権利 プロツアー「ドラゴンの迷路」 チャレンジの招待 コンプリートセット Foil版 1セット ブースターパック 54個 |
6 |
準優勝 | コンプリートセット 通常版 1セット ブースターパック 54個 |
5 |
3,4位 | ブースターパック 54個 | 4 |
5-8位 | ブースターパック 36個 | 3 |
9-16位 | ブースターパック 24個 | 0 |
17-32位 | ブースターパック 12個 | 0 |
33-64位 | ブースターパック 6個 | 0 |
65-128位 | ブースターパック 3個 | 0 |
129-256位 | ブースターパック 1個 | 0 |
補足:「Magic Online Championship Series(MOCS)」の「Qualifier Points (QP、予選ポイント) 」は、MOCSのシーズン中にのみ贈られます。
プロツアー予選への参加資格
プロツアー予選がクラッシュしてしまった場合について
プロツアー「ドラゴンの迷路」 チャレンジ
以上につきましては、第67回の記事をご参照ください。
さらに詳しい情報につきましては、英語記事「Magic Online Pro Tour Gatecrash Qualifiers」をご覧ください。
2013 Magic Online Championship Series(MOCS) - シーズン 3
日々のトーナメントの積み重ねから、年間を通してチャンピオンを目指すMagic Online Championship Series(MOCS)。シーズン3が開催中! プロモカードは新イラストの《水蓮のコブラ》です。
QP獲得期間:2/20~3/20(ダウンタイムまで)
プロモカード:《水蓮のコブラ》(新イラスト)
プレリミナリおよびチャンピオンシップの形式:『ギルド門侵犯』シールド・デッキ
プレリミナリ 開催日時:3/23(土) AM 10:00、PM 10:00 3/24(日) AM 4:00、AM 10:00
チャンピオンシップ 開催日時:3/31(日) AM 7:00
2013 MOCS 「Season Preliminaries」(シーズン・プレリミナリ、前哨戦)
開始時間: 2013 Magic Online Championship Seriesのスケジュールにしたがって開催します。
開催場所: 「Scheduled Events room」
参加費: そのシーズンの 15 Qualifier Point(QP)
プロダクト: 構築戦の場合、プレイヤーは適切なフォーマットで使用可能なデッキを用意する必要があります。リミテッドの場合、マジック・オンラインから必要なファントム・プロダクトが提供されます(ブースタードラフト、もしくはシールド・デッキ)。
参加人数: 最小33人~最大1024人
イベント時間: スイスラウンド6回戦、各ラウンド50分で行われます。
賞品: 勝ち点に基づいて配布されます。各マッチの勝ち点を3点とし、負けは0点とします。
勝ち点 | 賞品 |
18 | 35 Qualifier Point(QP) そのシーズンのプロモカード Foil版 1枚 |
15 | 35 Qualifier Point(QP) そのシーズンのプロモカード 通常版 1枚 |
12 | そのシーズンのプロモカード 通常版 1枚 |
注意事項:リミテッド戦のイベントはファントム・プロダクトを用いて行われます。そのイベントで使われたカードは、イベント終了後にプレイヤーのコレクションに加わりません。
2013 MOCS 「Season Finals」(シーズン・ファイナル)
開始時間: 2013 Magic Online Championship Seriesのスケジュールにしたがって開催します。
開催場所: 「Scheduled Events room」
参加費: そのシーズンの 35 Qualifier Point(QP)
プロダクト: 構築戦の場合、プレイヤーは適切なフォーマットで使用可能なデッキを用意する必要があります。リミテッドの場合、マジック・オンラインから必要なファントム・プロダクトが提供されます(ブースタードラフト、もしくはシールド・デッキ)。
参加人数: 最小33人~最大1024人
イベント時間: 各イベントでは参加者数に応じた回戦数のスイスラウンド、各ラウンド50分で行われます。Top8では、シングルエリミネーション3回戦が行われます。(シールド・デッキのイベントでは、ブースタードラフトとデッキ構築の後シングルエリミネーション3回戦が行われます。)
賞品: トーナメントの最終順位に基づいて配布されます。ブースターパックとコンプリートセットの種類は、そのイベントの時点でMagic Onlineで利用可能なマジック:ザ・ギャザリングのセットからウィザーズ・オブ・ザ・コースト社によって選ばれたものになります。
順位 | 賞品 |
優勝 | 「2013 MTGO Championship」の参加権利 コンプリートセット Foil版 1セット ブースターパック 54個 |
準優勝 | コンプリートセット 通常版 1セット ブースターパック 54個 |
3,4位 | ブースターパック 54個 |
5-8位 | ブースターパック 36個 |
9-16位 | ブースターパック 24個 |
17-32位 | ブースターパック 12個 |
33-64位 | ブースターパック 6個 |
65-128位 | ブースターパック 3個 |
129-256位 | ブースターパック 1個 |
追加の賞品: トップ64に入賞したプレイヤーには、さらにそのシーズンのプロモカード Foil版1枚が授与されます。
注意事項:リミテッド戦のイベントはファントム・プロダクトを用いて行われます。そのイベントで使われたカードは、イベント終了後にプレイヤーのコレクションに加わりません。
MOCSのトーナメント構造、QPの獲得方法、「Season Finals」など詳しい情報、および現時点で最新の情報は、英語記事「2013 Magic Online Championship Series」をご参照ください。
※参加人数によるラウンド数
参加人数 | ラウンド数 |
8 | 3 |
9-16 | 4 |
17-32 | 5 |
33-64 | 6 |
65-128 | 7 |
129-226 | 8 |
227-409 | 9 |
410人以上 | 10 |
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