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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

第2回:プロツアー・フィラデルフィア終了!

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鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」

2011.09.06

第2回:プロツアー・フィラデルフィア終了!


 こんにちは、鍛冶です。
 今週も、最新のニュースをお届けしたいと思います!
 コーナーとして復活したリプレイもどうぞ!


☆プロツアー・フィラデルフィア

 早速ですが、この週末にアメリカのフィラデルフィアでプロツアーが行われていました。
 みなさん、カヴァレージはもうご覧になりましたか?

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 混沌としたモダン環境を制したのは《双子の欠片》+《詐欺師の総督》コンボ。スタンダードでも活躍しているアーキタイプがまさかの優勝を飾りました。

 前評判では、禁止カードの影響がなかったZOOや、「12post」と呼ばれる《雲上の座》と《ヴェズーヴァ》を使って大量のマナでエルドラージを呼び出すデッキが注目されていましたが、それらのアーキタイプはTop8に一つづつ残ったものの、とても一般的なリストとは言えないものでした。

 通常のZOOといえば、ラヴニカ・ブロックのデュアルランドとゼンディカー・ブロックのフェッチランドを絡め、1ターン目から大きな《野生のナカティル》、《密林の猿人》で攻め立て、火力でフィニッシュというイメージですが、Josh Utter-Leytonのそれは《稲妻》、《稲妻のらせん》が入っているものの、サイドボード合わせて9枚ものカウンター呪文が搭載されており、むしろバントと呼ばれるべきものでした。

ジョシュ・アター=レイトン/Josh Utter-Leyton - カウンター猫
プロツアー・フィラデルフィア トップ8(モダン)[MO]
1 《
1 《平地
2 《踏み鳴らされる地
1 《寺院の庭
1 《神聖なる泉
1 《聖なる鋳造所
1 《蒸気孔
1 《地平線の梢
1 《ドライアドの東屋
4 《乾燥台地
4 《霧深い雨林
2 《湿地の干潟
1 《沸騰する小湖
1 《地盤の際

-土地(22)-

4 《貴族の教主
4 《野生のナカティル
4 《タルモゴイフ
1 《ガドック・ティーグ
1 《クァーサルの群れ魔道士
4 《聖遺の騎士

-クリーチャー(18)-
4 《流刑への道
4 《稲妻
3 《バントの魔除け
3 《稲妻のらせん
4 《緑の太陽の頂点
2 《遍歴の騎士、エルズペス

-呪文(20)-
1 《渋面の溶岩使い
1 《クァーサルの群れ魔道士
3 《エイヴンの思考検閲者
3 《瞬間凍結
3 《統一された意思
1 《法の定め
2 《ギデオン・ジュラ
1 《地盤の際

-サイドボード(15)-

 そしてもう一つの「12post」も緑単色の純正のものではなく、《裂け目の突破》というデッキに4枚の《引き裂かれし永劫、エムラクール》を最速で走らせるオプションを内蔵していました。
 どんなデッキであろうと、3ターン目に滅殺6をくらってパーマネントが残るとは思えません。特に、多発しただろうと思われるミラーマッチでは、この1つのアイディアでかなりゲームを優位に運べたはずです。

ジェセ・ハンプトン/Jesse Hampton - ブリーチポスト
プロツアー・フィラデルフィア トップ8(モダン)[MO]
3 《
1 《
4 《燃え柳の木立ち
1 《踏み鳴らされる地
1 《ドライアドの東屋
4 《雲上の座
4 《微光地
4 《ヴェズーヴァ
1 《ウギンの目
2 《霧深い雨林

-土地(25)-

4 《草茂る胸壁
4 《根の壁
1 《桜族の長老
1 《ムル・ダヤの巫女
4 《原始のタイタン
1 《テラストドン
1 《無限に廻るもの、ウラモグ
4 《引き裂かれし永劫、エムラクール

-クリーチャー(20)-
4 《グルールの印鑑
3 《内にいる獣
4 《裂け目の突破
4 《緑の太陽の頂点

-呪文(15)-
1 《クァーサルの群れ魔道士
1 《子守り大トカゲ
3 《虚空の杯
3 《罰する火
2 《原基の印章
2 《四肢切断
3 《炎渦竜巻

-サイドボード(15)-


 ここで紹介した以外にも、日本人最上位だった中島 主税さんの親和や、

Round 1

おめでとうございます!

 青単?と呼んでいいのかわからない感染デッキなどが決勝トーナメントへ残りました。
それらのデッキリストはここで確認できます

 また、Top8には残れなかったプレイヤーたちのリストもこちらで見ることができますので、モダン環境に興味がある方はぜひ目を通してみてくださいね。
 みんな大好き、デッキリスト集はこちら!

 ちなみに、時差や仕事の都合で僕がこのカヴァレージを見始めたのが2日目からだったのですが、残っている日本人がやけに少ないなと感じていました。
 それもそのはず、理由を後から知ったのですが、プレイヤーたちのうち何人かが搭乗した関西発の飛行機が台風の影響で遅延してしまい、プロツアーに間に合わなくなってしまったそうです。

/

 プロツアーという舞台に向けて多くの時間を練習へ費やしていたことは容易に想像できますし、プレイする機会も与えられないのは非常に残念なことですが、これにめげずに頑張ってもらいたいです!


☆プロツアー・チャンプの《双子の欠片》デッキをリプレイ!

 さて、今週のリプレイという連載は終了してしまいましたが、今回のプロツアー優勝デッキのようにタイムリーなものは今後も動画としても紹介していきたいと思っています。
 ここにアップした動画の対戦相手は、上でも紹介したプロツアーの準優勝者Josh Utter-Leytonのデッキです!

サミュエル・エストラティ/Samuele Estratti - 《欠片の双子
プロツアー・フィラデルフィア トップ8(モダン)[MO]
1 《繁殖池
4 《滝の断崖
5 《
3 《霧深い雨林
3 《
4 《沸騰する小湖
3 《蒸気孔

-土地(23)-

2 《呪文滑り
4 《詐欺師の総督
3 《やっかい児
2 《鏡割りのキキジキ

-クリーチャー(11)-
2 《否定の契約
4 《思案
4 《定業
1 《手練
1 《稲妻
2 《払拭
4 《差し戻し
3 《炎渦竜巻
4 《欠片の双子
1 《撹乱する群れ

-呪文(26)-
2 《呪文滑り
1 《ヴェンディリオン三人衆
2 《稲妻
2 《古えの遺恨
1 《剥奪
2 《四肢切断
3 《血染めの月
2 《仕組まれた爆薬

-サイドボード(15)-

http://www.youtube.com/watch?v=y9lpP5KCfcU


0:00
 フェッチランドにデュアルランドと、モダンなマナベースに《差し戻し》と《炎渦竜巻》の懐かしい2枚。
 そして残りは《定業》と《詐欺師の総督》というスタンダードでもよく見る2枚。
 自分も最初は禁止カードの多さに驚いたのですが、これが逆にいいバランスでプールのカードにチャンスを与えているように思えますね。

0:22
 《野生のナカティル》を出されても、手札の《炎渦竜巻》が余裕を感じさせてくれる。
 初動が《貴族の教主》なのに2ターン目がこれってことは、手札は除去が多めってことか?
 相手は一度マリガンしているわけだし、それなら火力負けしない程度にライフを払い、様子を見ながらライブラリーを掘り進むことにしよう。

0:47
 今のところブロッカーにはなれないが、お互いの手札的にこれから生きそうな《呪文滑り》を設置すると、対戦相手は2枚目の《野生のナカティル》!
 マナの残し方的に《バントの魔除け》が気になるが、ソーサリーは消せないことを確認してから《炎渦竜巻》で盤面をリセットする。

1:15
 その後はなぜかお互いドローゴーが続くが、2枚目の《呪文滑り》で《詐欺師の総督》を先出ししておこうと決意する。
 もちろん、相手も即これを除去しにかかるが、身代わりを1体犠牲にすることでこのターンはやり過ごした。

1:21
 都合よくトップデッキした《思案》から《欠片の双子》へと上手くつながり、《詐欺師の総督》とのコンボ完成!


 今週はこのへんで、それではまた来週!

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