- HOME
- >
- READING
- >
- 岩SHOWの「デイリー・デッキ」
- >
- ディミーア・ミッドレンジの時が来た!(スタンダード)
READING
岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ディミーア・ミッドレンジの時が来た!(スタンダード)
時は来た。真夏の環境変動により、スタンダードの光景は変化した……この変革のタイミングを待ち続けていたデッキがある。青黒、ディミーアと呼ばれるカラーリングのクリーチャーで攻めるデッキ……主役となるのは《悪夢滅ぼし、魁渡》。
このプレインズウォーカーは、自身のターンであれば3/4に呪禁を持ったクリーチャーでもある。《保安官を撃て》などのインスタントによる除去を恐れずに戦闘を仕掛けられ、対戦相手のターンではクリーチャーではなくなっているので《審判の日》のようなソーサリーのクリーチャー除去も無視できる。除去耐性が素晴らしい、これがまずこのカードの強みの1つ。
そんな強力なプレインズウォーカーであれば、対戦相手は戦場に出てくるのを警戒して《否認》のような打ち消し呪文を構えてくるだろう。しかしそれを嘲笑うかのような手段を持つのがこのカードのもう1つの強み。忍術……攻撃していてブロックされていないクリーチャーを手札に戻しつつ指定のマナを支払うことで、それと入れ替わる形で戦場に出るという能力だ。これにより戦場に出たクリーチャーは攻撃している状態であり、魁渡も飛び出て即ダメージを刻み込むことが可能だ。打ち消しを掻い潜り、合計3マナと軽いコストで戦場に直接飛び出してくる……これは魁渡以外のプレインズウォーカーには真似できない芸当だ。
そして極め付けに、プレインズウォーカーとしての起動型能力も3つとも優れているのも強い![0]能力のドローの条件は、忍術経由であれば自動的に満たされるものであり、まずこれで1枚引いてしまえばそれだけで大きなアドバンテージになる。そして[−2]能力はクリーチャーをタップして麻痺させ、しばらく戦闘面で無力化させ、[+1]能力は本人含めて忍者をまとめて強化する紋章……と、歴代でも指折りの超強力プレインズウォーカーなのである!
これを擁するディミーアは、魁渡リリース直後より環境の顔としてトップに君臨していた時期があった……のだが、『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』環境までの間、トーナメント的な面でしばらくは他のデッキに圧倒されていた。しかし、冒頭でも述べたように、時は来た!『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』環境にて、環境変動の恩恵を受け、ディミーアが再浮上しているッ!
| 4 《湿った墓》 4 《グルームレイクの境界》 3 《隠されし拠点》 2 《不穏な浅瀬》 1 《魂石の聖域》 4 《島》 5 《沼》 -土地(23)- 4 《悪夢のビーバー》 3 《永劫の好奇心》 4 《フラッドピットの溺れさせ》 4 《遠眼鏡のセイレーン》 2 《ワンダラス・ワスプ》 2 《ティシャーナの潮縛り》 2 《司書、ワン・シー・トン》 -クリーチャー(21)- |
4 《報いの呪詛》 2 《苦々しい勝利》 2 《保安官を撃て》 2 《呪文貫き》 2 《我らは断じて許さぬ!》 4 《悪夢滅ぼし、魁渡》 -呪文(16)- |
2 《無効》 2 《呪文嵌め》 2 《瞬間凍結》 3 《強迫》 3 《戦略的裏切り》 1 《カルシの帰還者》 1 《カラスワシ》 1 《ティシャーナの潮縛り》 -サイドボード(15)- |
というわけでスタンダードの「ディミーア・ミッドレンジ」最新のリストをご紹介。《悪夢のビーバー》《遠眼鏡のセイレーン》と1マナの飛行持ちをガッツリ採用。2マナ域にも瞬速持ちが8枚と、これらのクリーチャーを繰り出して攻撃を通し、3ターン目に魁渡を忍術で!という意志が強く反映されているのが特徴だ。ビーバーやセイレーン、《フラッドピットの溺れさせ》といった連中は忍術で回収することにより、戦場に出た時の能力を再利用できるのもちょっとしたシナジーであり、そういう小さな積み重ねがゲームを勝利に導く。
これらの攻撃を通しやすいクリーチャーとさらに相性が良いのが《永劫の好奇心》。クリーチャーが対戦相手に戦闘ダメージを与えることでカードを引く能力を持ち、これ自身も瞬速持ちだ。隙なく展開するクリーチャーらで攻撃を仕掛け、カードを引いて攻め手を絶やさない……これがディミーアのやり方だ。
ディミーアの瞬速スタッフの中でも新顔となるのが《ワンダラス・ワスプ》。彼女は2マナでパワー2の飛行持ちで忍術の下地としても、単体の戦力としても文句なしのスペック。そして戦場に出た時にクリーチャー1体をタップし、それの能力を失わせる……ワスプが戦場にいる限り、それはあらゆる能力を持たない所謂バニラとなってしまうのだ。《ラノワールのエルフ》だったり《空飛ぶ友だち、モモ》といったシステム面を担っているクリーチャー、《ウロボロイド》のように致命的な能力を持つものを、ササッと飛び出て無効化するべし!
また2マナの打ち消し呪文として《我らは断じて許さぬ!》の使用率も上昇中だ。2マナを要求する打ち消しで、パワー2点分のクリーチャーをタップすれば要求するマナは{4}に上昇!序盤はもちろん、終盤においても効力を発揮できる作りの呪文で、使い勝手が良い。これらと他の瞬速持ち、《報いの呪詛》などのクリーチャー除去と、相手の動きを見てから唱えられる呪文を構えつつ戦い、対戦相手を翻弄せよ!
ライバルが減り、新セットの加入で環境も混沌としてきた中で復権しつつある「ディミーア・ミッドレンジ」。今後よく目にすることになるだろうね。そしてそんなデッキの台頭を受けて、あるデッキにも追い風が……という話はまた次回。
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 行弘賢のよくわかる!リミテッド講座
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事
























