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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ドゥームズデイ:定番コンボとファンタスティッカー!(レガシー)
この夏の話題を掻っ攫っている1枚……《ファンタスティッカー》!『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』統率者デッキに収録されている(コレクター・ブースターからも別バージョンが手に入る)このアーティファクトは、統率者戦ことコマンダーでも使用可能なのは勿論、レガシーやヴィンテージなどのエターナル環境で使用可能となっている。そのため様々なデッキで使用され……その爆発力を存分に発揮している。
この機体、非クリーチャー呪文を唱えると4/4飛行のクリーチャーになる。3マナでこのスペックなら悪くないものだが、それよりも重要なのが、この非クリーチャー呪文を計4回唱えた場合…この機体は生け贄に捧げることでさらに強力な打点となる。4/4の構築物を4体生成、しかもそれらのトークンは飛行と速攻を持っている!即攻撃すれば計16点分の打点……つ、強……ッ!この4体生成の条件は「同一ターン内における4回目の非クリーチャー呪文を唱えること」と設定されていることに注目。つまり《ファンタスティッカー》がそのターン内の2番目夜3番目の呪文であってもOKなのだ。
これはつまり、《ファンタスティッカー》を唱えるためのマナを他の呪文で用意することが、暴力誘発へのセットアップになるのである。ヴィンテージであれば《ブロック・ロータス》や各種「Mox」から《ファンタスティッカー》を繰り出し、一瞬で16点のダメージを叩きこめる。レガシーではそれらのカードは禁止ではあるが《水蓮の花びら》や《暗黒の儀式》など、軽くて強力なマナ加速が十分揃っている。他にも軽量呪文はあるので、理想的な手札が揃えば《ファンタスティッカー》を1ターン目に発射させることも可能だ。今回はレガシーにおける《ファンタスティッカー》搭載デッキの実例を見てみよう!
| 4 《汚染された三角州》 1 《溢れかえる岸辺》 1 《血染めのぬかるみ》 1 《沸騰する小湖》 1 《霧深い雨林》 4 《Underground Sea》 1 《地底街の下水道》 1 《魂の洞窟》 1 《冠雪の島》 1 《冠雪の沼》 -土地(16)- 1 《タッサの神託者》 1 《通りの悪霊》 -クリーチャー(2)- |
4 《水蓮の花びら》 4 《暗黒の儀式》 1 《ライオンの瞳のダイアモンド》 4 《意志の力》 3 《目くらまし》 3 《思考囲い》 2 《ミシュラのガラクタ》 4 《渦まく知識》 4 《思案》 1 《考慮》 3 《没頭》 4 《最後の審判》 1 《秋の際》 4 《ファンタスティッカー》 -呪文(42)- |
2 《否定の力》 2 《記憶への放逐》 1 《致命的な一押し》 1 《長い別れ》 4 《バロウゴイフ》 2 《ダウスィーの虚空歩き》 2 《濁浪の執政》 1 《神秘を操る者、ジェイス》 -サイドボード(15)- |
レガシーの「ドゥームズデイ」!ドゥームズデイとは《最後の審判》のことで、このソーサリーを唱えると……自分のライフが半分になり、ライブラリーは残り5枚のみになる。唱えるとまず、現在のライブラリーと墓地からカードを5枚探し、それら以外のカードがすべて追放される。そして残った5枚を自分の望むように積み、ライフを失うと…一見するとただ自分を不利に追い込んでいるように見える呪文だが、ライブラリーを自分の望む5枚に出来るということを上手く使えばとてつもないメリットになる。
その5枚を《考慮》や《秋の際》《通りの悪霊》などなど、ライブラリーを掘り進める手段にすることで、すべて引き切って空の状態に持っていける。そうしてから《タッサの神託者》を繰り出すことで……これは戦場に出た時に、ライブラリーの枚数を参照する。それが青への信心以下……つまり神託者の青マナ2つ以下の枚数であれば、その場でゲームに勝利できる。この2枚が織りなすコンボは、青と黒という強力なカラーで構成され、レガシーの主流デッキとして確固たる地位を確立している。
このデッキは先に触れた《水蓮の花びら》《暗黒の儀式》に加えて《ライオンの瞳のダイアモンド》と軽量のマナ加速が搭載されており、また他のパーツもほとんどが非クリーチャー呪文で構成されていることで、《ファンタスティッカー》の条件を満たしやすいものになっている。0マナ呪文の《ミシュラのガラクタ》まで搭載し、最序盤からガンガン動いてファンタスティッカー出撃!16点!この動きを《意志の力》や《目くらまし》などの打ち消し、《思考囲い》による手札破壊のバックアップを得ながら決めにいける……というわけで2つのコンボルートを手に入れて、その強さにさらに磨きをかけている!
しかし強き者は狙われる側になる、というのはいつの時代もそうで……話題になっている《ファンタスティッカー》を、他のデッキを使うプレイヤーが黙って見ているはずもない。早速このカードに対する対抗手段が研究され始めており、中でも注目を浴びているのが《絶望の力》。そのターンに戦場に出たクリーチャーをすべて破壊するという、ニッチな全体除去である。自分のターンでなければ、これは代替コストで唱えられるためマナが不要。手札の黒いカードを追放するためカード2枚分の消費にはなるが……ファンタスティッカーから飛び出した構築物を一網打尽に出来るなら、安いものだ。
サイドボード後はコンボが決まらないシーンもある……だったら、簡単な話だ。コンボに頼らなければ良い。「ドゥームズデイ」は以前より、サイドボード後はコンボに頼らずに勝てるというのが強みだ。《バロウゴイフ》をはじめ、《ダウスィーの虚空歩き》《濁浪の執政》といったクリーチャーが、殴り勝つというマジックの最もシンプルでありながら最もインパクトのある方法をもたらしてくれるのだ。実際にプレイヤーに聞いてみると「サイド後はほぼ(ファンタスティッカー)全部抜くんで」とも語っていた。メインでコンボを炸裂させて一本取ってしまったら、後は対戦相手にコンボ対策を積ませながら自分は無関係のクリーチャーで盤面を作る……絶妙にいやらしいすれ違いを生じさせる、これぞレガシーの名コンボお約束!
話題を集める《ファンタスティッカー》。時間と共にプレイヤーの理解が深まる中で……どれだけの存在となるか、楽しみだ。今のところデビューのインパクトは絶大!構築物をばら撒く光景が、この夏どれだけ見られるか……Check it out!!
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