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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

無法者たちのデッキ案② ラクドス金床(スタンダード)

岩SHOW

 ビッグスコア!『サンダー・ジャンクションの無法者』には宝物庫に秘められたお宝が収録されている。メインセットのカードとはセットのシンボルが異なるが、サンダー・ジャンクションというセットの一部として、スタンダードやその他のフォーマットで使用することができる。この手の特殊な収録となるカードがスタンダードで使用可能!これは非常に珍しい。パックを剥く楽しみも増すというものだ。

 そんなビッグスコアのカードがプレビューで公開されていく中……どれもこれも強力なのだが、特に金線に触れた1枚は《軍団の成形機械》。戦場に出た時に2点ダメージ……プレイヤー、クリーチャー、プレインズウォーカーにバトルと、なんでも対象に取れる点が素晴らしい。何にもなくてもとりあえずライフ減らしとくかという使い方ができるのは嬉しいところだ。そんな赤らしいダメージに加えて、アーティファクトを生け贄に捧げることで3/3のゴーレムを生成できるという起動型能力も併せ持っている。毎ターン3/3を増やせるというのか……こりゃ強いな。スタンダードでこのカードを使ったデッキを作るとなると、組み合わせたいのが

 《鬼流の金床》!これも《軍団の成形機械》と同様に2マナのアーティファクトで、継続してトークンを生成することが可能だ。起動型能力でアーティファクトを生け贄に捧げて、対戦相手のライフを1点吸い取ることができる。そしてアーティファクトが戦場を離れると1/1の構築物を生成する。この金床と成形機械とが並ぶと……成形機械でアーティファクトを生け贄に捧げて3/3生成、ついでに金床が誘発して1/1もゲット。あるいは逆の順だと、金床でアーティファクトを生け贄に捧げて1/1を生成、これを成形機械で生け贄にして3/3確保というような動きも。この2枚の組み合わせ、絶対に楽しく、そして強いはず!

Charlotte Phillips - 「ラクドス・サクリファイス」
BOP! Standard Open 5-2 / スタンダード (2024年3月3日)[MO] [ARENA]
4《硫黄泉
4《黒割れの崖
4《憑依された峰
2《不穏な火道
1《見捨てられたぬかるみ、竹沼
1《反逆のるつぼ、霜剣山
1《ミレックス
2《
3《
-土地(22)-

4《ヴォルダーレンの美食家
4《税血の収穫者
3《ブリキ通りの男爵、クレンコ
2《墓地の侵入者
-クリーチャー(13)-
2《喉首狙い
1《苦々しい勝利
4《電圧のうねり
1《塔の点火
1《真実の抽出
4《実験統合機
4《ミシュラの研究机
4《鬼流の金床
1《タリアンの日誌
3《ヴェールのリリアナ
-呪文(25)-
4《悪意ある覆い隠し
1《喉首狙い
1《石術の連射
1《塔の点火
1《真実の抽出
2《強迫
2《未認可霊柩車
1《廃墟の地
2《敵対するもの、オブ・ニクシリス
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 新デッキを妄想する前にまずはスタンダード環境の金床デッキをおさらい。「ラクドス(黒赤)金床」はアーティファクトを生け贄に捧げまくることからサクリファイス(生け贄)と分類されることもある。金床に生け贄に捧げても気にならないような、他のカードにより供給されたアーティファクト・トークン。あるいは生け贄に捧げた方が得をするようなアーティファクト……そういったもので構成されたのが金床デッキだ。

 前者は《ヴォルダーレンの美食家》や《税血の収穫者》、あるいは《ミレックス》など。後者は《実験統合機》や《ミシュラの研究机》。これらを自身の能力や《鬼流の金床》《タリアンの日誌》《電圧のうねり》といったカードでサクリファイス。金床の能力を誘発させて構築物を並べて……それで対戦相手のクリーチャーをブロックするなど、のらりくらりとかわしていく。最終的には金床の能力でライフを吸い尽くすなど、小技を重ねて勝利する。

 この金床デッキにとっての生け贄エンジンであり、ダメージの源として採用されているのが《ブリキ通りの男爵、クレンコ》だ。アーティファクトの生け贄時に赤マナを支払えば、ゴブリンを戦列に加えることができる。そしてクレンコ自身がアーティファクトをサクってゴブリンらを強化するという能力も持っている。彼と金床が並べば、たかが1/1といえされど1/1、途切れない軍団の降臨に対戦相手は手を焼くことだろう。この構築物とゴブリンの群れに、3/3という二段階上のスペックのゴーレムも加えたデッキを形にしたいものだ。

 サンダー・ジャンクションがお届けする《軍団の成形機械》以外の新カードも見てみよう。

 まさかの再録カード、《峰の恐怖》。クリーチャーが戦場に出るとそのパワー分のダメージを飛ばす、非常に強力なドラゴンだ。これは大型クリーチャーと組み合わせてこそ、というカードに見えるかもしれないが、ちまちまとしたトークンを展開し続けるようなデッキとも相性は良い。構築物やゴブリンやゴーレムをガシャガシャ作って、戦場なり対戦相手本体なりにダメージを叩き込もう。

 成形機械と同じくビッグスコアから《変成の泉》。タップするだけでアーティファクト・トークンが生成可能で、特に手掛かりを供給し続けることで手札が尽きなくなるのはイケている。緊急時は食物で回復、血は《税血の収穫者》の効果を高めると、金床デッキとも噛み合いそうだ。異なる名前のトークン3つの生け贄でアーティファクトをライブラリーから探して戦場に出すというのも、金床か成形機械があればあるほど勝利が近づくこのデッキにおいては効果的に働きそうだ。

岩SHOW - 「ラクドス・サクリファイス(仮)」
スタンダード (2024年4月4日)[MO] [ARENA]
4《硫黄泉
4《黒割れの崖
4《憑依された峰
2《不穏な火道
1《見捨てられたぬかるみ、竹沼
1《反逆のるつぼ、霜剣山
1《ミレックス
2《
3《
-土地(22)-

4《ヴォルダーレンの美食家
4《税血の収穫者
3《ブリキ通りの男爵、クレンコ
2《峰の恐怖
-クリーチャー(13)-
1《喉首狙い
1《苦々しい勝利
2《電圧のうねり
1《塔の点火
4《実験統合機
4《ミシュラの研究机
4《鬼流の金床
4《軍団の成形機械
1《タリアンの日誌
2《ウラブラスクの溶鉱炉
1《変成の泉
-呪文(25)-

 一部のカードを今回紹介したものと入れ替えて、ざっとこんなリストに。まだ原稿作成時に公開されていないカードがメインセット及びビッグスコア両方に色々と控えているところなので……あのカード入ってないじゃん!みたいなのがあれば皆で足してくれれば幸いだ。この手のシステムを組み上げて勝ちに行くデッキ、本当に楽しいので……アーティファクト対策にはしっかり気を付けて運用してほしいね。《軍団の成形機械》、どれぐらい強いのか楽しみだなぁ。

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