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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

今週のCool Deck:陰湿な根×タイヴァーコンボ(スタンダード)

岩SHOW

 マジックのデッキをクールという観点から語る、今週のCool Deck。今週も楽しくカッコいいデッキを紹介させていただくのでどうぞ最後までヨロシク!さて今回は……前回に引き続き、あるカードを主役としたデッキを取り上げよう。それは……

 《陰湿な根》!前回【2011回リンクを挿入】はこれと《チョーク・アウトライン》を使ったパイオニアのデッキを語らせてもらった。あれも面白いデッキだったが、今回の根デッキもクールだぞ。墓地からクリーチャーカードが離れたら誘発、植物・トークンを生成してその後すべての植物に+1/+1カウンターを置く。そしてトークンはすべてマナを加える能力を得る。このエンチャント、2マナという軽さでここまで能力が詰め込まれているのは凄い!しかも手に入りやすいアンコモン!偉すぎるッ!そんな《陰湿な根》を用いたデッキ、今回はスタンダードのものをご覧いただこう。

 [MO] [ARENA]
1 《地底の大河
4 《ラノワールの荒原
2 《ヤヴィマヤの沿岸
4 《闇滑りの岸
2 《難破船の湿地
2 《死天狗茸の林間地
4 《夢根の滝
1 《迷路庭園
1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼
1 《耐え抜くもの、母聖樹
1 《
1 《
-土地(24)-

4 《軽蔑剣の狂戦士
4 《瓦礫帯の異端者
4 《ファラジの考古学者
4 《事件現場の分析者
2 《堕落産みの蜘蛛
4 《巨大な空亀
-クリーチャー(22)-
4 《アーボーグの奪還
4 《陰湿な根
2 《アガサの魂の大釜
4 《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー
-呪文(14)-
4 《切り崩し
2 《長い別れ
2 《毒を選べ
3 《強迫
4 《迷いし者の魂
-サイドボード(15)-

 

 スタンダードで根の能力を誘発させる手段、多くの方が思いついたのは《歓喜する喧嘩屋、タイヴァー》ではないだろうか。このクールなエルフのプレインズウォーカーは墓地から2マナ以下のクリーチャーを直接戦場に戻す能力を持つ。これを使えば根から植物を得られるし、それだけに留まらない。タイヴァーの常在型能力でクリーチャーは速攻を持つかのようにタップ能力を起動できるようになるので、戦場に出たばかりの植物がいきなりマナを加えて次のアクションに繋げるという夢溢れるクールなムーブが可能となる。さらにタイヴァーの[+1]能力で植物を起こしてマナを複数回加えるということも可能で……まさに組み合わせて使えと言わんばかり!

 そしてこのリストは黒緑に青を足して、タイヴァーと根を中心としたコンボデッキを成立させている。《ファラジの考古学者》をはじめ、切削や諜報で墓地にカードを送る手段を盛り込み、コンボの後押しをする構成だ。青が入っているので《巨大な空亀》も採用されている。この亀の魂力能力、青の方も貴重な除去であり役に立つが、本命は緑の方。墓地のカードを手札に加えられるので、離れるという条件を満たして根を誘発させられる。

 そしてこの亀と相性抜群なのが《アーボーグの奪還》。墓地のクリーチャーカードを回収する、黒にはありがちなソーサリー。あまり構築で使われる類のカードではないが……この奪還はキッカーコストを支払うと、クリーチャー以外のカードも追加で拾うことができる。これで切削で墓地に行った根やその他のカードを回収するのがクール。そして亀で奪還回収→奪還で亀+α回収→亀で奪還回収……というループが形成できる。根が複数枚並んで、かつタイヴァーもいると植物がガンガン生産されそこから出たマナでグルグル回して…異常なまでに膨れ上がった植物で攻撃!この動きがめちゃくちゃ楽しく、無敵感溢れるクールっぷりがたまらない。

 青を加えて採用されているカードの一つに《堕落産みの蜘蛛》がある。切削&諜報でモリモリと墓地が肥えるので、普通にこの蜘蛛の能力を起動してもそれなりの数の昆虫が生成される。しかし真価を発揮するのは《アガサの魂の大釜》と組み合わせた時だ。大釜で蜘蛛を追放すると、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーが蜘蛛と同じ能力を得る。植物はこのカウンターがナチュラルに乗っているので、植物らが昆虫を生みだせるようになる。これで発生した昆虫もまたトークンなので根の恩恵を受けマナ能力を持っているので、タイヴァーですかさず昆虫から大量のマナを得て……わけわからないぐらいのトークンを無尽蔵に生み出す、究極のムーブを披露できるぞ。これ、MTGアリーナでは時間が足りなくなるし盤面に並べるクリーチャーのカウントストップまで行きつくくらいだ。

 《陰湿な根》という名前とは裏腹に、快活にトークンを並べられるデッキが組める魅力的なクール・カード。2024年最初のセットからたまらないおもちゃが手に入った。さあ、こんな素晴らしいカードを受け取って、我々もクールなデッキを植物のように蔓延らせていこう。

 それじゃあ今週はここまで。Stay cool! Let’s grow plants!!

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