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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

「オープン」の日迫る!②ハンマー・タイム(モダン)

岩SHOW

 さて、今回もプレイヤーズコンベンション横浜へ向けてモダンのデッキを振り返っていこう。前回は初回にもかかわらずかなり特殊なデッキを選んだので、今回はモダンのど真ん中・THE王道デッキを取り上げることにしよう。何よりも破壊力を売りにした真っすぐなデッキ「ハンマー・タイム」の登場だッ!

Linda Jaktlund - 「ハンマー・タイム」
InvasionCon - Invasion Classic Modern RCQ 4位 / モダン (2023年2月12日)[MO] [ARENA]
2 《湿地の干潟
1 《吹きさらしの荒野
1 《乾燥台地
1 《溢れかえる岸辺
2 《神聖なる泉
2 《金属海の沿岸
2 《地平線の梢
3 《ちらつき蛾の生息地
4 《ウルザの物語
4 《平地
-土地(22)-

3 《羽ばたき飛行機械
2 《メムナイト
4 《エスパーの歩哨
2 《ルーンの与え手
1 《離反ダニ、スクレルヴ
1 《ジンジャーブルート
4 《純鋼の聖騎士
4 《石鍛冶の神秘家
-クリーチャー(21)-
2 《バネ葉の太鼓
3 《鍛冶屋の技
4 《シガルダの助け
4 《巨像の鎚
1 《極楽のマントル
1 《影槍
1 《イラクサ嚢胞
1 《カルドラの完成体
-呪文(17)-
2 《呪文貫き
2 《流刑への道
2 《魂標ランタン
2 《アゾリウスの造反者、ラヴィニア
2 《ヴェクの聖別者
1 《ドラニスの判事
1 《真髄の針
1 《鍛冶屋の技
1 《冥途灯りの行進
1 《時を解す者、テフェリー
-サイドボード(15)-
Melee より引用)

 

 1マナという軽さにして装備しているクリーチャーを+10/+10修正というぶっ飛んだ強化をもたらすアーティファクト《巨像の鎚》。

 このマナ総量の軽さにはからくりがあって、唱えるためのマナはタダみたいに軽いが、装備するためには{8}ととてもじゃないが払えないコストを要求してくる。ただマジックには装備コストを無視してクリーチャーにそれを持たせることのできるカードが存在するので、それらを使って楽々装備した鎚を振り回して殴り勝とう!というのがこのデッキのメインコンセプトだ。デッキ名はハンマーを振り下ろす時間だ!ってなニュアンスと、世界的なMCの決め台詞をかけあわせたものでこのデッキの特徴をよく表している。

 《巨像の鎚》をその手に握らせるための手段として、メインで用いられるのは《シガルダの助け》だ。装備品やオーラに瞬速を与え、かつ装備品が戦場に出たらクリーチャーにそのまま装備させられるようになる。

 このイラストにもハンマーを手渡すシガルダが描かれており、まさしくハンマー・タイム感を強める要素となっているね。1マナという軽さにより、2ターン目にハンマーを担いだクリーチャーでいきなり10点というダメージを与えることが可能になっている。《メムナイト》や《羽ばたき飛行機械》といった0マナクリーチャーを絡めれば怒涛のラッシュで開幕からクライマックス!《エスパーの歩哨》や《ジンジャーブルート》も装備役として申し分ない。

 これらのアーティファクト・クリーチャーや《バネ葉の太鼓》などをばら撒くことで《純鋼の聖騎士》もハンマー装備コストを踏み倒す役目を担えるように。装備品を出すだけでドローも出来て、アドバンテージ源でもあるデッキの中核として大事に使いたい1枚だ。

 このデッキには純鋼や装備品デッキに友である《石鍛冶の神秘家》、あるいは《ウルザの物語》が生成する構築物など生存することが勝利に繋がるクリーチャーが搭載されている。これらを対戦相手の《致命的な一押し》などから守るために《ルーンの与え手》はプロテクションを付与する重要なミッションを託されている。

 プロテクションは指定した色やタイプのクリーチャーによるブロックも無視出来るので、防御的なだけでなく強引に勝ちに行くためのキーカードも兼業している。

 このリストにはそんな与え手の枠にお試し的に《離反ダニ、スクレルヴ》も採用されている。スクレルヴが与えるのは指定した色に対する呪禁とその色のクリーチャーにブロックされなくなる、疑似プロテクションだ。

 ダメージを軽減することはできないので《神々の憤怒》などからクリーチャーを護ってやれないのはい劣る点ではあるが、それを加味してもスクレイヴならではの良さもある。それはこれがアーティファクトのタイプを持っていることだ。純鋼の金属術達成のためのカウントを稼げる。他には《ウルザの物語》の構築物、《イラクサ嚢胞》もアーティファクトが並ぶことで打点に繋がる。他のクリーチャーやハンマーなどあらゆるパーマネントを除去から護るために採用されている《鍛冶屋の技》でサイズアップすることも状況によっては勝負を分ける微差になるかも。似た能力を持ったカードを散らして採用することは、モダンのようなカードプールが広い環境では状況によってプラスに働くことを覚えておこう。

 スクレルヴ以外にも『ファイレクシア:完全なる統一』からの新カードでハンマー・タイムに採用されうるカードとしては《騒音の悪獣》を挙げておこう。これは戦闘ダメージを対戦相手に与えた後に生け贄に捧げることが可能で、そして墓地に落ちると自身のパワー分のダメージを与える誘発型能力を持つ。ハンマーで殴って11点、生け贄で11点と2ターンキルのパターンが増えることになるので、赤を足す価値はあるのかもしれない。鉄板デッキに挑戦的な新要素を添えたリストに出会えることに期待しているよ。

 モダンにおいてクリーチャーで攻撃するデッキの代表格、コンボ要素を持った「ハンマー・タイム」。フィーチャーマッチで飛び出したら、勢いよく《巨像の鎚》を振りかぶって叩きつける様が浮かぶようなテンションで実況したいものだな。横浜のオープンイベント、軽いアーティファクト及び装備品への対策は必須だぜ!

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