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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

Nic Fit(レガシー)

岩SHOW

 さあ、いよいよ明日からはグランプリ……否ッ!今日ッッ!もう本日からグランプリ・静岡2018本戦は開幕しているッッッ!!

 日本で初めてのレガシースタンダードの2本立て、ダブルグランプリのレガシー初日が、もう山場にさしかかっているところかな? 日本中や世界各地から集まったプレイヤーが熱戦を繰り広げているところだろう。

 レガシーは見送ってスタンダードから参戦予定、あるいはレガシーがうまくいかずに敗退したプレイヤーにとっては明日が本番! 気合いを入れて臨んでほしいところだが、肩に力を入れすぎずに、ぜっかくのお祭りを楽しんでほしいというのが個人的な願いだ。

 というわけで今日は、初日に活躍している……かもしれないレガシーのデッキを紹介しよう。ローテーションにより新デッキが多数隆盛しているスタンダードと比べると、レガシーの変化というものはゆっくりしたものではある。が、新カードを精力的に使ってみよう!と遊び心と実用性の両立を狙った構築を突き進めているプレイヤーも少なくはない。

 今日はスタンダードに負けじと、『ラヴニカのギルド』のあるカードをガッツリ使用したリストを紹介しよう!

Oscar B. Christensen - 「Nic Fit」
Danish Legacy Masters 2018 @ Faraos Cigarer, Copenhagen 優勝 / レガシー (2018年11月18日)[MO]
2 《
2 《
2 《
2 《Bayou
1 《Underground Sea
1 《Tropical Island
1 《ドライアドの東屋
4 《新緑の地下墓地
4 《汚染された三角州
4 《霧深い雨林
1 《ファイレクシアの塔
-土地(24)-

4 《老練の探険者
2 《闇の腹心
1 《漁る軟泥
1 《タルモゴイフ
2 《トレストの使者、レオヴォルド
1 《永遠の証人
1 《不屈の追跡者
1 《スラーグ牙
1 《アルゴスの庇護者、ティタニア
-クリーチャー(14)-
4 《渦まく知識
4 《陰謀団式療法
3 《思考囲い
4 《暗殺者の戦利品
1 《森の知恵
1 《破滅的な行為
4 《緑の太陽の頂点
2 《最後の望み、リリアナ
2 《精神を刻む者、ジェイス
-呪文(25)-
1 《再利用の賢者
1 《不屈の追跡者
2 《狼狽の嵐
1 《強迫
1 《致命的な一押し
2 《集団的蛮行
2 《悪魔の布告
2 《毒の濁流
3 《虚空の力線
-サイドボード(15)-
mtgtop8.com より引用)
 

 このリストは一般的に「Nic Fit(ニックフィット)」と呼ばれる、コントロール要素の強いデッキだ。デッキ名は、最初にこのアプローチを行ったプレイヤーがインターネット上にリストを掲載した際に「このデッキは環境に適応した……まさしくNice Fitだ!」と紹介しようとしてNic Fitと誤字ったのが、その語感良さからそのままデッキ名として定着したとされる。

 さまざまなバリエーションがあるのだが、「Nic Fit」に定義づけられるデッキは《老練の探険者》を採用しているという点で共通している。

 このクリーチャーは死亡するとライブラリーから基本土地を2枚戦場に出すことができる。これは対戦相手にも適用されるのだが、こちらの方が一般的なレガシーのデッキよりもマナ・コストが重めのカードを採用することで、伸ばしたマナをより強く使って勝つ、というのがデッキの狙いだ。探検者を能動的に墓地に送るために《陰謀団式療法》を併せて用いるのがセオリーであり、緑のクリーチャー・黒のクリーチャー除去と手札破壊・これに青いドローサポートも加えた3色の構成が最も一般的だ。

 このリストの最大の特徴は《暗殺者の戦利品》を4枚も採用している点!

 スタンダードでも万能除去として用いられるが、どうしても対戦相手に土地を与えてしまうというデメリットが見過ごせないケースもあり、4枚も採用しているデッキはほとんどない。しかしこのデッキでは気にしない……なぜなら、前述の通り探検者で対戦相手にすでに基本土地を提供することが前提のデッキだからだ。

 レガシーのデッキは基本土地を少数しか採用していない、ものによっては0枚のデッキが多くある。これらのデッキに対して、探検者で基本土地をライブラリーから吐かせてからの戦利品というものは、ノーリスクの2マナインスタントパーマネントなんでも破壊という、なかなか壊れた性能のカードとなるというわけだ。相手の大事なパーマネントをこれで躊躇なくバッキバキに叩き割ってやろう! こちらのクリーチャーとプレインズウォーカーのみが生き延びる盤面を目指していこう。

 多くの「Nic Fit」では重くて強いカードとして《墓所のタイタン》なんかが採用されている。このデッキでは不採用で、一番重いカードも5マナとやや控えめではあるのだが……これだけパーマネントが破壊できれば、6マナのカードに頼らなくても十分にコントロールできるということだろう。それに5マナクリーチャーも《スラーグ牙》《アルゴスの庇護者、ティタニア》とその性能には申し分なしだ。

 《不屈の追跡者》も土地を伸ばす動きにマッチしており、手札補充をしながらあっという間に巨大化してゲームを終わらせてくれるだろう。このようにゲームに勝つためのカードのコストをやや抑えめにしたことで、《闇の腹心》を採用できるようになったというのも大きい。マナだけ伸びて手札が空、なんて悲しい事態とはおさらばだ。

 さて、日本国内では久しぶりとなるレガシーグランプリという環境に、このデッキはナイスにフィットすることができるのだろうか? 2日目に似たようなデッキが進出していたら嬉しいね! 一体どんなデッキが勝ちあがってくるのか、ライブ&テキストカバレージもチェックしてほしいね。冬を熱くする怒涛のダブルグランプリ、激戦を見逃すな!

 
グランプリ・静岡2018 特設ページ
グランプリ・静岡2018 実況生放送
日程 放送日 放送時間 放送ページ
レガシー2日目 12月1日(土) 9:15~21:00 ニコニコ生放送 Twitch
スタンダード2日目 12月2日(日) 8:45~21:00 ニコニコ生放送

※11月30日(金)の放送はございません。
※試合の状況によっては、放送終了時間が前後する場合がございます。

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