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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:副陽はオラーズカへと昇りけり(スタンダード)

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:副陽はオラーズカへと昇りけり(スタンダード)

by 岩SHOW

 赤いデッキが強いとなると、それに対してコントロールデッキはどうなのか?と気になるのはマジックプレイヤーの性。

 時に赤単がその速さで圧倒し、時にコントロールがその強靭さで跳ねのけてきた、マジック創生より続く宿命の間柄......どうやら、今回もその終わりなき戦いは続くようである。『アモンケット』があるうちは、コントロールを照らす太陽があるのだ。

Tommycakes - 「バント副陽」
Magic Online Standard PTQ #11145566 7位 / スタンダード (2018年2月3日)[MO]
2 《
2 《平地
1 《
3 《陽花弁の木立ち
3 《植物の聖域
4 《灌漑農地
2 《不屈の砂漠
1 《ハシェプのオアシス
1 《シェフェトの砂丘
4 《イプヌの細流
1 《オラーズカの拱門
1 《屍肉あさりの地

-土地(25)-


-クリーチャー(0)-
3 《魔学コンパス
3 《不可解な終焉
2 《本質の散乱
2 《アズカンタの探索
3 《楽園の贈り物
3 《イクサランの束縛
3 《残骸の漂着
2 《排斥
4 《約束の刻
3 《燻蒸
3 《副陽の接近
4 《開拓+精神

-呪文(35)-
4 《威厳あるカラカル
2 《殺戮の暴君
2 《領事の権限
3 《否認
2 《ジェイスの敗北
2 《砂漠の拘留

-サイドボード(15)-

 《副陽の接近》は一度目は7点のライフを、二度目は勝利をもたらす大呪文だ。

 このカードの7マナというコストは発売当初は悠長なものに見えたのだが、同環境に《天才の片鱗》など、ライブラリーの7枚目に移動したこのカードを素早く掘り起こす手段があること、そして何よりライフを得て粘りながらゲームをいたずらに長引かせず勝利できるという点が強く、青白を中心としたコントロールデッキを世に輩出することとなった。

 今日紹介するデッキは、副陽デッキの中でもどちらかといえばマニア向け、緑を足した「バント副陽」だ。

どんなデッキ?

 《開拓》や《楽園の贈り物》でマナを伸ばし、《副陽の接近》を二度唱えての勝利を目指すコントロールデッキ。

 マナ加速であり時間稼ぎにもなる《約束の刻》でしっかりとゾンビ・トークンを生成するために砂漠土地が多数採用されているのが特徴である。

 マナを伸ばしつつ、対戦相手のクリーチャーはしっかりと除去していく。小物はまとめて《燻蒸》で流してライフ回復しつつ、《熱烈の神ハゾレト》のような対処の難しいカードに追放除去を残しておくことが重要となってくる。

 副陽というゴールを目指すカード、生き延びるためのカードでデッキは構成されているが、中でも《魔学コンパス》はその両方を兼ねるカードであり、基本土地を得ながら《オラーズカの尖塔》に変身すればクリーチャー1体の戦闘を封じることが可能だ。

クリックで変身します

 副陽の相棒とも言える《天才の片鱗》は採用されておらず、代わりに《アズカンタの探索》とその変身後の《水没遺跡、アズカンタ》で掘り当てたり、《イプヌの細流》で自身のライブラリーを削ってのショートカットを狙うか、あるいは土地を並べ切って同一ターンにダブル副陽で勝ってしまう、そういうフィニッシュを迎えることになるだろう。

テクニック!

イプヌの細流》+《精神》:副陽を唱えている=ライブラリーの7枚目にそれがあり、マナが有り余っている状況。《イプヌの細流》の能力で自分のライブラリーを墓地に落とし、それにより《開拓+精神》が墓地に落ちて、そこから余波能力で《精神》を唱えて副陽にたどり着く......という動きができたらカッコイイね(要するにそこまでテクニックが必要ではないデッキなので、気楽に回してほしい)。

注目のカード:《オラーズカの拱門

 《約束の刻》《楽園の贈り物》などでパーマネントはじゃんじゃか増える。都市の承認を得るのはイージーなこの戦略にはとても噛み合っている。このデッキに限らず、これからのビッグマナ戦略を用いるデッキにはこの土地が添えられることとなるだろう。黄金都市オラーズカの門と、それを照らす副陽。ビジュアル的にもばっちりだ。


 このデッキに限らず、これからのコントロールは赤くて速いデッキにどのように立ち向かっていくかを求められる。決して楽な道のりではないが、だからこそ勝利の達成感は何にも代えがたいもの。各々、あなたにとってベストな形のコントロールデッキを組んで、環境を生き延び黄金をその手に。

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