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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ラムナプ・レッド、その後(スタンダード)

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ラムナプ・レッド、その後(スタンダード)

by 岩SHOW

 そういえばスタンダードってどうなってるの? とお思いの方もいるかもしれない。いつもならプロツアーの結果がその後の環境を定義するのだが、プロツアー『イクサランの相克』のフォーマットはモダンだった。そのため、日ごろから真剣にスタンダードに取り組んでいるプレイヤー以外はどんな環境かわからない、という状態かもなぁとそう思いまして......今日はスタンダードの話をしよう。

 新セット発売とそれに伴う禁止改定により、「ティムール・エネルギー」と「ラムナプ・レッド」は環境を去ることになった。では、新たに台頭してきたデッキは何か? 実は、去っていないデッキがいたのである......。

Finespoo - 「赤単アグロ」
Magic Online Standard PTQ #11145566 優勝 / スタンダード (2018年2月3日)[MO]
18 《
4 《陽焼けした砂漠
1 《屍肉あさりの地

-土地(23)-

4 《ボーマットの急使
4 《損魂魔道士
1 《狂信的扇動者
4 《地揺すりのケンラ
3 《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ
4 《アン一門の壊し屋
1 《ピア・ナラー
4 《熱烈の神ハゾレト

-クリーチャー(25)-
4 《ショック
4 《稲妻の一撃
2 《削剥
2 《反逆の先導者、チャンドラ

-呪文(12)-
1 《ピア・ナラー
1 《再燃するフェニックス
3 《栄光をもたらすもの
2 《両手撃ち
1 《チャンドラの敗北
2 《削剥
1 《カーリ・ゼヴの巧技
2 《霊気圏の収集艇
1 《反逆の先導者、チャンドラ
1 《屍肉あさりの地

-サイドボード(15)-

 《ラムナプの遺跡》を失ったことは確かに赤単にとっては痛手ではあったが、しかしデッキコンセプトがが崩壊したわけではない。最後の数点を削る手段はなくとも、一気呵成に攻め立てるクリーチャーは健在、殿に控えるハードパンチャー《熱烈の神ハゾレト》の強さも変わることはない。「ラムナプ・レッド」ではなくなったかもしれないが、赤単色の速攻ビートダウンは依然として環境の最有力デッキである。

 このリストも、先日開催されたMagic Onlineでのプロツアー予選を突破したもので、上位入賞デッキにも同様の赤いアグロデッキの姿を多数見ることが出来る。赤が強い、この常識は環境変われど継続!

 比較的一般的なこのリストでは、《ラムナプの遺跡》がなくとも砂漠土地を継続して採用している。《陽焼けした砂漠》の1点の重みは大きいし、《屍肉あさりの地》があれば赤単にとっての「ややこしい相手」である《王神の贈り物》を使用するデッキへの保険にもなる。砂漠の枚数自体が減少しているのは事実なので、今後《砂かけ獣》を採用するスタイルの中速寄りの赤単が出てくるかどうかは......もう少し様子を見ないとわからないなぁ。

 とにかくクリーチャーを出して殴り、対戦相手のライフを一桁に押し込んだら火力呪文やチャンドラ・ハゾレトの能力で削りきる。シンプルな戦略ゆえ万人が使用可能で、となれば使用者は増えるので、今後のスタンダードではこのデッキをまず意識した構築が求められることになる。赤で斬るか赤を斬るか、火花散る激闘を楽しんでほしいね!


tikiban - 「赤黒アグロ」
Magic Online Competitive Standard Constructed League 5勝0敗 / スタンダード (2018年2月3日)[MO]
16 《
4 《
4 《竜髑髏の山頂

-土地(24)-

4 《ボーマットの急使
4 《狂信的扇動者
4 《地揺すりのケンラ
4 《屑鉄場のたかり屋
2 《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ
4 《アン一門の壊し屋
4 《熱烈の神ハゾレト

-クリーチャー(26)-
4 《ショック
4 《稲妻の一撃
2 《削剥

-呪文(10)-
2 《凶兆艦隊の向こう見ず
3 《ピア・ナラー
2 《再燃するフェニックス
2 《削剥
3 《霊気圏の収集艇
3 《反逆の先導者、チャンドラ

-サイドボード(15)-

 おまけでもう1つ紹介。ほぼ赤単で、ほんの少し黒の要素を交えたデッキも絶賛活躍中だ。このデッキでは《屑鉄場のたかり屋》のみを採用。

 そこまでするかというところだが、このクリーチャーにはそこまでする価値がある。2マナでパワー3と2ターン目の動きとして申し分なく、どれだけ除去の雨を撃たれようが墓地から蘇るさまは受ける側のデッキにとっての悪夢だ。

 《狂信的扇動者》という新カードを積極的に採用している点も見逃せない。

 1マナ1/1速攻で殴っても良いし、1点火力として投げつけて墓地に落としてたかり屋の餌にする、なんて使い方もできる。こういうカードのポテンシャルを最大限に発揮できるようにデッキを組むというのはマジックにおいてとても大事なことだ。

 《再燃するフェニックス》とたかり屋によるしぶとい戦略で、「ラムナプ・レッド」時代と同じく長期戦になっても息切れにしにくい戦い方ができそうだ。赤単もタッチ黒も、どちらも魅力的な存在だ。ハゾレトを走らせる快感、まだまだ味わっていこう!

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