READING

戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:The Curse~呪いのリスト~(レガシー)

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:The Curse~呪いのリスト~(レガシー)

by 岩SHOW

 「呪いのリスト」を知っているか。見た者は1週間以内に......マジックがしたくてたまらなくなる、特にわけの分からないデッキでトーナメントに出たくなるという、なんとも恐ろしいものである。

 これを重く見た政府や組織によって、多くの呪いのリストは表に出回らないように規制・封印されている。ただ、時折そういったリストが一般市民の脳内に直接流入し、感染者となったプレイヤーが事件を起こしてしまうことがある。こういった時折浮上する呪いのリストが、都市伝説に真実味を付与しているのだ......

 今日も、もしかしてこれが本物の呪いのリストか?というものを入手したので、本誌にて独占公開させていただこう。ここから先の閲覧は、自己責任で......




kaluma - 「The Curse」
Magic Online Competitive Legacy Constructed League 5勝0敗 / レガシー (2017年12月4日)[MO]
4 《
2 《
2 《平地
2 《Bayou
1 《Savannah
1 《Scrubland
1 《ドライアドの東屋
4 《吹きさらしの荒野
3 《新緑の地下墓地
1 《湿地の干潟
2 《ファイレクシアの塔

-土地(23)-

4 《老練の探険者
4 《アカデミーの学長

-クリーチャー(8)-
4 《陰謀団式療法
2 《剣を鍬に
3 《進化の飛躍
2 《突然の衰微
2 《集団的蛮行
2 《森の知恵
1 《悪魔の意図
4 《未練ある魂
3 《破滅的な行為
1 《鳩散らし
1 《死の支配の呪い
1 《残酷な現実
1 《圧倒的輝き
3 《緑の太陽の頂点

-呪文(30)-
1 《ガドック・ティーグ
1 《鷺群れのシガルダ
3 《思考囲い
2 《毒の濁流
1 《失われた遺産
1 《餌食
4 《虚空の力線
1 《Helm of Obedience
1 《サンドワームの収斂

-サイドボード(15)-

 これが2017年12月に確認された呪いのリストである。デッキ内に呪いが3枚も......これは確実に何かが憑りついている、邪悪極まるリストだ! この時点で身の危険を感じたのであれば、本能に従ってお近くの寺社仏閣に行って相談していただきたい。

 デッキのやることがまたおぞましい。まず、老人を用意する。《老練の探険者》《アカデミーの学長》、いずれも経験が豊かな人物像という共通点がある。

 これらの人々を......生け贄に捧げるのだ。残虐極まる惨たらしい、人と思えぬ所業である。《陰謀団式療法》と偽った、人命も手札をも奪う呪文、人を次の段階へと歩ませる禁呪《進化の飛躍》、これらはすべて《悪魔の意図》、そしてそれらが行われる邪霊の巣窟《ファイレクシアの塔》。これらの糧となるために、彼ら彼女らは命を奪われることになる。

 これら経験豊富な者の霊魂は、土地を伸ばしたり、エンチャント=呪いをライブラリーから現世へと展開させるという。特に学長から、特大の呪いを絞り出して憎き対戦相手に貼り付ける、あるいは探検者によってマナを伸ばして手札から......これがこのリストの主目的である。

 《残酷な現実》を叩きつけられた被害者は、まず、ともにに戦う仲間を失っていく。

 これだけでも悲しみに暮れ衰弱してしまいそうだが、完全に孤独になった時、この呪いはいよいよ本人を蝕みはじめる。一見、まばゆい光が浄化してくれそうに思えても、それは《圧倒的輝き》によるものであり、これも地獄の始まりだ。呪われた者の仲間は皆、すべての能力を失うとともに1/1になる。同時に、一部を除いた起動型能力の使用も不可能になる。

 この光と組み合わさることで終焉を招くのが《死の支配の呪い》だ。1/1になった者たちは問答無用で死を迎える。殴って勝つというマジックにおける最も基本の勝利手段を奪い去る。

 クリーチャーがダメならその他の呪文を、と思っても残念なことに、それすらも許されない。呪いではないが、《鳩散らし》なる結界によりすべての呪文は打ち消される。その点数で見たマナ・コスト分だけ平和の使者である鳩を手に入れることはできるが、死の支配の前では土に還るのみだ。

 この「ロック状態」という心霊現象に持ち込むことで、このデッキは勝利する。

 ここまで読んで、身体に異変はないだろうか。寒気は? 天井や壁から物音は? さっきからあなたのストレージを漁って、このデッキを作ろうとしているのは誰?

(このコラムはフィクションですが、このリストがリーグ戦で全勝したのは真実です。呪いデッキの虜となってしまっても、決してお近くの寺社仏閣には走らないでください)

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER