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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:バラル変身(1v1 Commander)

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:バラル変身(1v1 Commander)

by 岩SHOW

 先週に「1v1 Commander」のデッキを紹介して以来、ちょっとこのフォーマットにハマっている。やっぱり一戦一戦、まだまだ知らないデッキと出会えて、それらと再会した時に「知っているぞ!《激情の薬瓶砕き》ッッ!」と思える、参入したてのタイミングって本当に面白いもので。やる度に1ゲーム丸ごと隅から隅まで楽しませてもらっている。

 このフォーマットをもっといろんな人に遊んでほしいが、そのためにはどんなデッキが存在しているのか知ってもらわなくっちゃと。マジックに数多存在するデッキを紹介し、マジックに興味を持ってもらうこと。そこからいろいろなプロのディープな記事で戦術とかのことを学んでもらえたら良い、僕の役目はポータル、入門セットなんだと変に熱くなったとか、気温が暑かっただけとか。よくわからんことを自分でも書いてるなとも思うけど、とにもかくにも「1v1 Commander」、1対1の統率者戦で今最も戦果を挙げている、いわゆるトップメタのデッキを1つ紹介しよう!

TonyTriceps - 「バラル変身」
Magic Online Commander Constructed League 5勝0敗 / 1v1 Commander (2017年5月27日)[MO]
1 《遵法長、バラル

-統率者(1)-

28 《
1 《溢れかえる岸辺
1 《汚染された三角州
1 《沸騰する小湖
1 《霧深い雨林
1 《孤立した砂州
1 《ミシュラの工廠
1 《変わり谷
1 《ちらつき蛾の生息地
1 《宝石の洞窟
1 《不毛の大地

-土地(38)-

1 《引き裂かれし永劫、エムラクール

-クリーチャー(1)-
1 《金属モックス
1 《モックス・ダイアモンド
1 《祖先の幻視
1 《ギタクシア派の調査
1 《神秘の教示者
1 《親身の教示者
1 《思案
1 《定業
1 《血清の幻視
1 《衝動
1 《商人の巻物
1 《熟慮
1 《パズルの欠片
1 《綿密な分析
1 《嘘か真か
1 《ジェイスの創意
1 《天才のひらめき
1 《精神的つまづき
1 《魔力の乱れ
1 《払拭
1 《撹乱
1 《狼狽の嵐
1 《呪文貫き
1 《呪文嵌め
1 《白鳥の歌
1 《目くらまし
1 《まやかしの召喚
1 《マナ漏出
1 《誤算
1 《否認
1 《差し戻し
1 《霊魂放逐
1 《記憶の欠落
1 《ルーンのほつれ
1 《紛糾
1 《対抗呪文
1 《放逐
1 《巻き直し
1 《妨害
1 《意志の力
1 《誤った指図
1 《卑下
1 《打破
1 《遅延
1 《撹乱する群れ
1 《サイクロンの裂け目
1 《転覆
1 《排撃
1 《ヴィダルケンの枷
1 《不実
1 《袖の下
1 《撤廃
1 《変幻の杖
1 《変身
1 《集団変身
1 《編直し
1 《模造運命
1 《謎めいた命令
1 《神秘の合流点
1 《精神を刻む者、ジェイス

-呪文(60)-

 『マジック・オリジン』および『カラデシュ』ブロックにて登場し、特にカード上では余裕に満ちたセリフがカッコよくて人気のあるディレン・バラル。彼がカードとなった《遵法長、バラル》は、1v1 Commanderで最強クラスの統率者だ!

 インスタントとソーサリーのコストが{1}安くなる能力、これを元手に呪文を連打! 青の得意技、打ち消し呪文には1枚「ルーター」を付与、これも地味ではあるが強力で......何より、これらの能力を持ちながらバラルのコストが2マナと安い!これが強いよね。3~4ターン目に呪文を構えながらシュッと降臨して、ゲームの主導権を握る...カッコイイ......。

 せっかくバラルでコストが安くなり、打ち消しなどを構えながら動きやすくなるのだから、インスタントかソーサリーでゲームに勝ちたいものである。ご安心を、バラルに抜かりなし。このデッキの勝ち筋は1本太いものがある。バラル、ないしなんらかのクリーチャーに対して《変身》とその亜種である呪文を撃ち込んで、このデッキ内唯一のクリーチャーカードである《引き裂かれし永劫、エムラクール》をサーチしてきて戦場に出し、それで2回殴ってゲーム終了!というわけだ。

 そこで古今東西、ありとあらゆるセットの《変身》系呪文が投入されている。君は《模造運命》を知っていたか? こういうカードにもスポットが当たるのが、マイナーフォーマットの良いところよなぁとしみじみ思う。ワシはすべてのカードが愛される世界になってくれれば、それが一番うれしいんじゃよ......。

 とりあえず、デッキリストが長いのはいつものこと、ただ、これをザックリ見ただけじゃちょっとどういうバランスでデッキが組まれているのかわからん!という方が圧倒的多数派だと思うので、今回はカード1枚1枚ではなく、構成するパーツの枚数を見ていくことにしよう。

マナソース:40枚(土地38枚+アーティファクト2枚)

 青にはドローがあるとはいえ、土地の枚数を減らし過ぎるとマナが伸びず、せっかくバラルで手数が増えているにも関わらず何もできないなんてことも起こり得る。土地とマナ・アーティファクト、併せて40枚のマナソース(マナを生み出す基盤)があるのは安心だ。いらなくなったらバラルで捨てたらいいしね。

ドロー&サーチ・ライブラリー操作など:15枚

 《宝船の巡航》《時を越えた探索》が禁止となってしまったが......これはもうしょうがない!この2枚だけはもうカードパワーがおかしい!ガハハ、当然の結果だなくらいの寛容な精神で臨むべきだろう。これがあった頃のバラルはそれもう手札が一瞬で潤っていたが、もうそういうわけにはいかなくなってしまった。なので《ジェイスの創意》のような、レガシーなどでも見ることはないカードが採用されているのが......なんかこう、良いですよね。

 《嘘か真か》も久しぶりに使ってわかるその強さ! 《天才のひらめき》もバラルがいれば非常に扱いやすく、X=4とかで普通にプレイできてしまう。対戦相手のアクションを打ち消して減った手札を補充し、手札が増えるわけではない1枚ドローや各種ライブラリー操作、サーチ呪文は《変身》コンボ用の呪文を探すために連打していこう!

 《神秘の教示者》を久しぶりに使ったけど、このカードもまた壊れカードの1つですわ。いろいろな状況にこれ1枚で対処できる(可能性がある)、スーパーインスタントだ。

打ち消し:28枚

 すごい枚数(純粋な打ち消しでない呪文は除いてのこれ)。ハイランダー(基本土地以外同名カード1枚縛り)ならではの、《まやかしの召喚》のようなマイナーカードが出てくることにテンションが上がる。基本的にはバラルを出してこれらを唱えて相手のアクションをほぼすべて封じ込めるくらいの気持ちでゲームを展開していく。バラルの能力で次々打ち消しを引き込んでいくことが出来るので、ちょっとしたコンボデッキのような動きをすることもある。個人的には《不許可》を採用してフレイバーも楽しみたい。

クリーチャー対策&バウンス:7枚

 この枠には大きくカードは割かれておらず、基本は打ち消しで何とかしようという方針。それでも最強バウンスの一角《転覆》を始め、相手の統率者を奪って嫌がらせする《不実》、クリーチャーコンボへの牽制にもなるしエムラクール採用デッキには1枚で勝てるフィニッシャー枠でもある《袖の下》、真面目にクリーチャー展開するデッキに地獄を見せる《ヴィダルケンの枷》とパワーカードがズラリ。

 ここにもせっかくなので《バラルの巧技》を採用し、フレイバーを味わうと同時に、巧技でコンボ妨害系パーマネントをバウンス→巧技の効果で《変身》を唱える、みたいなスムーズな動きを狙ってみたいものである。

万能カード:3枚

 《謎めいた命令》《神秘の合流点》《精神を刻む者、ジェイス》。青が濃いデッキをやるのであれば、この3枚は必須と言える。打ち消したりアドバンテージ稼いだりバウンスしたり、とにかく何でもできるカードだ。ジェイスに至っては、護ってやればゲームに勝つことまでできる。何も考えずとも適当に放り込んでも問題ない、THE万能。

変身コンボパーツ:5枚(+6枚)

 《変身》とその亜種をありったけ。この5種類のカードのいずれかを唱えてエムラクールをGetして打ち消しで護ってゴーーールという、豪快なムーブで勝ちに行く。下手にクリーチャーカードを採用すると、エムラクールが出なくなるのでここは我慢。でもそれじゃバラル以外に変身させるタネとなるクリーチャーがいないけど、大丈夫か?と思われるかもしれないが、そこはクリーチャー化する土地《ミシュラの工廠》《変わり谷》《ちらつき蛾の生息地》に、もう既に紹介済みの相手のクリーチャーを奪うカードを用いるという工夫でカバーだ。


 以上のようなバランスで組むと、良いバラル変身デッキになるんじゃないかな。派手なコンボでフィニッシュできるコントロールデッキと考えたら良いね。バラルは他にもコンボ要素を排除した完全コントロール型もあったり、追加ターン呪文をどっさり採用した鬼のやりたい放題デッキもあったりで、まだまだデッキの研究のし甲斐があって面白そうだ。

 あのルイス(Luis Scott-Vargas...知らない人はこの名前で今すぐ検索!)も、このフォーマットでは青いデッキならバラルを使うのがベストだとお墨付き。とりあえず手元の懐かしいカードをかき集めて、デッキを作ってみたら良いんじゃないかな!

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