READING

読み物

ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:鎖のヴェール

浅原 晃

 1974年の12月19日、世界初のパーソナルコンピューターが発売されたと言われておる。そこから、個人でもコンピューターを持つ時代へと突入するのじゃな。今は仕事やゲームにもパソコンは大活躍なのじゃ。

 もちろん、マジックのゲームもあるのは知っての通りじゃ。何が思い出されるからのう? 最新のMTGアリーナ? 多くのカードが使えるMagic Online? ふぉっふぉっふぉ、それらの名前を挙げるようでは、まだまだ小童じゃのう。

 わしくらいだと、1997年にMicroProse社から発売された、通称MicroProse版マジック:ザ・ギャザリングが最古にして最高、最古最高なんじゃ。その中のRPG風の「シャンダラー」というモードがイカしておったんじゃな。

 やたらとバランスの悪い初期デッキを渡される、敵に負けるとカードを奪われる、チュートリアルが小芝居と、今見れば突っ込みどころは盛りだくさんなのじゃが、「シャンダラー」はマジックの世界観を体験しつつ冒険とゲームを楽しめるモードだったのじゃ。この「シャンダラー」は次元の名前でな、アルザコンという邪悪な存在によって危機に瀕したこの次元を救うため、プレイヤーは立ち上がる、そういったストーリーなのじゃ。

 ふぉっふぉっふぉ、この「シャンダラー」はゲームから生まれた次元ではあるものの、純粋なマナにあふれた次元となっておって、実際のマジックのストーリーでも登場しておるぞい。より、注目されたのは《鎖のヴェール》があった場所が、シャンダラーだったということじゃろう。

 とんでもない秘宝が眠っておったのじゃな、リリアナは手に入れた鎖のヴェールの力で悪魔との戦いを始め、ガラクはとばっちりで呪われたり、といったストーリーが進んでいったのじゃな。ふぉっふぉっふぉ、そんなストーリーがあるのも、「シャンダラー」をプレイして救った我々の力があってこそなのじゃぞい。

 ふぉっふぉっふぉ、となれば善も悪も急げというわけでな、わしもタンスから久々にMicroProse版マジック:ザ・ギャザリングを引っ張り出して来たぞい。さっそく起動してみるかのう、えーと、対応OSはと、Windows98?……さてと、MTGアリーナをポチーと。

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索