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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:小悪疫

浅原 晃

 今日は「種痘記念日」じゃ。

 種痘とは、かつて猛威を奮った天然痘の免疫をつけるための予防接種じゃ。令和どころか、平成でも分からんかもしれないがのう、天然痘はそれはもう恐ろしい伝染病じゃった。感染力はもちろん、致死率も高く、一部族を滅ぼすこともあったくらいなのじゃ。しかし、一度かかったものは二度はかからないという性質もあってのう、1796年の5月14日、初めて種痘の摂取が行われ、そこから免疫を付けられるようになったのじゃ。

 今では《根絶》が行われ、地球上、少なくとも自然界には存在しないといった宣言がされておる。そうそう、天然痘の英語名は「Smallpox」と言うのじゃが……ふぉっふぉっふぉ、今日紹介するカードは決まりじゃな。

 というわけでじゃ、今日は英語名で同じ「Smallpox」の名前を持つ《小悪疫》を紹介していくぞい。

 《悪疫》の小型版として『時のらせん』で登場したこのカードは、元の《悪疫》ほどではないものの、お互いの戦場に少なくない影響をもたらすカードじゃ。土地を1枚、クリーチャーを1体、手札を1枚、そして、ライフを1点、それぞれのプレイヤーが失うのじゃが、ただ、使っただけでは、自分に被害があるために使いにくく見えるかもしれんのう。ただし、ただ使っただけ、ではじゃな。

 こういったカードは自分の陣営が最小限の被害で済むように構築するのがポイントなのじゃ。《トロウケアの敷石》のように生け贄に捧げても損をしない土地や、このカードの影響を受けないアーティファクトと絡めて戦場を有利に持っていくのが一般的じゃろう。同じ伝染病が蔓延しても、こちらだけは免疫を持っているような状態を目指すというわけじゃな。トーナメントでは、手札破壊をしまくって《拷問台》などのアーティファクトを並べて、締め上げるデッキが印象的じゃったのう。伝染病を撒いて、拷問して勝つとは、考えるととんでもないデッキじゃがな。

 やられるのは嫌だから、対策は無いかって? ふぉっふぉっふぉ、そりゃ、ゲリタクこと《ゲリラ戦術》じゃろう。定番オブ定……なに、古すぎる? 誰も知らん? ふぉっふぉっふぉ、これだから、ゲリタクを知らん令和世代は……。

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