READING

読み物

ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:水位の上昇

浅原 晃

 今日は世界的に制定された水の日で、「世界水の日」と呼ばれておる。水は生きる上で大事なものじゃ。ただ、分かっておっても、忘れがちなのが、こうした日常の大事なものなのじゃな。そして、水は大事なものであると同時に怖いものでもあるのは知っての通りじゃ。

 今日は水の大事さとともに、水の怖さを知ってもらおうと思ってのう、『ネメシス』の《水位の上昇》を紹介していくとするぞい。

 《水位の上昇》は土地のアンタップを抑制するエンチャントじゃ。基本的には《冬の宝珠》が持っていた能力をエンチャントへ移したものじゃが、これがまた、現代では考えられないくらいの嫌がらせカードでのう、土地が毎ターン1枚しかアンタップしないのじゃから、土地がたくさんあれば多くのマナを使えるというゲームから、毎ターン1マナしか回復しないといった全く違ったゲームに変わってしまうのじゃな。

 土地を多く並べて、重い呪文をキャストしたり、マナを起動型能力で大量に消費するデッキは途端に途方にくれてしまうわけじゃ。フルタップした瞬間に置かれた時には、洪水や浸水によって水の恐ろしさを感じるような、そんな気持ちになるかもしれんのう。

 また、《水位の上昇》は『メルカディアン・マスクス』ブロック構築で多いに活躍した1枚としても知られておる。特に「アグロウォーター」という青単色のアグレッシブなデッキではキーカードとなったのじゃ。当時は《果敢な勇士リン・シヴィー》を中心とした、マナを大量に使ってクリーチャーを並べるデッキが流行しておったから、このデッキが対抗馬として大流行したのじゃな。《妨害》といったマナを払わずに使える打ち消し呪文も《水位の上昇》とがっちりと噛み合っておったのう。

 現実でも温暖化は着実に進んでおるからのう、《水位の上昇》のような目に遭わないためにも、やれることはやっておくべきじゃと思うんじゃな。千里の道も一歩からじゃ。わしは、とりあえず、浮き輪をたくさん買ったぞい、あと、ゴーグルと、水着と……。

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索