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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:エルフ(レガシー)

中村修平の「デイリー・デッキ」:エルフ(レガシー)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英語圏向けに制作・英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は週5回、2日(月)~6日(金)の更新です。


 かつて全く同系統の1つのデッキタイプが、あるプロツアーのトップ8中、6名を占めてしまったという異常事態がありました。
 親和ではありませんよ。念のために付け加えるとMOMAでもありません。

 そのデッキとはエルフのことです。
 「召喚酔い」無しのマナ加速と《垣間見る自然》の組み合わせ、そこから生産される大量のマナと追加カードにフィニッシャー、という全くの新機軸コンボとしてプロツアーに降臨したエルフは、会場を誇張抜きに「エルフとそれ以外」に分けてしまうくらいの支配的な活躍をしました。

 戸塚のデッキはその直系の子孫、しかもエクステンデッドでは使えなかったカードにより大幅に強化されてさえいます。

 ポイントその1はマナ加速能力の大幅な強化。
 エルフの強みは《遺産のドルイド》に代表されるマナの急激な加速ですが、ただでさえ爆発的にマナが増えていくエルフに対して、自陣のクリーチャー分だけ緑マナが出る《ガイアの揺籃の地》はこれ以上ない相性の良さです。
 それこそ《ガイアの揺籃の地》と数体のクリーチャー、マナさえあれば大から小まで兼ねる《緑の太陽の頂点》があれば、複雑なコンボスタートなどする必要なく、決め技である巨大クリーチャーを素出しできてしまえるのです。

 そして決め技についても、当時は使えなかった《自然の秩序》があります。複雑なマナ増加プロセスを一切無視、4マナ揃えたら《自然の秩序》を打って《孔蹄のビヒモス》を出して、5/5トランプルくらいのエルフ軍団が殴って終わり。こちらに至ってはお手軽簡単さが行き着くところまで行ってしまって、《大祖始》が入りエルフ・コンボそのものを否定すらしてしまっていた時期すらありました。

 現代のエルフデッキは正統派に立ち返っていますね。
 とは言っても、かつての《垣間見る自然》でコンボスタートを目標にしているだけではなく、どれかのルートを使ってビヒモスを走らせれば良い。
 相手からすると1つのルートを潰せただけでは止まらない、やりづらいデッキとなっているのです。

戸塚 公太
第3回 BIGMAGIC OPEN Legacy 優勝 / レガシー[MO] [ARENA]
2 《
2 《ドライアドの東屋
2 《Bayou
1 《Tropical Island
2 《霧深い雨林
2 《新緑の地下墓地
2 《吹きさらしの荒野
2 《樹木茂る山麓
4 《ガイアの揺籃の地

-土地(19)-

4 《死儀礼のシャーマン
4 《遺産のドルイド
4 《イラクサの歩哨
4 《クウィリーオン・レインジャー
4 《ワイアウッドの共生虫
2 《樺の知識のレインジャー
4 《エルフの幻想家
1 《再利用の賢者
1 《威厳の魔力
1 《孔蹄のビヒモス

-クリーチャー(29)-
4 《垣間見る自然
4 《自然の秩序
4 《緑の太陽の頂点

-呪文(12)-
1 《漁る軟泥
1 《黄金牙、タシグル
1 《大祖始
3 《陰謀団式療法
2 《狼狽の嵐
2 《白鳥の歌
1 《真髄の針
3 《突然の衰微
1 《精神壊しの罠

-サイドボード(15)-

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