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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:黒緑青コントロール(『テーロス』ブロック構築)

中村修平の「デイリー・デッキ」:黒緑青コントロール(『テーロス』ブロック構築)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 プロツアー中、至る所で見た光景の1つに、「お互いのライブラリーを公開しあっている」というものがありました。

 もちろん原因は《クルフィックスの狩猟者》。それだけなら微笑ましいものですが、ゲームが進んでいくとお互いの手札までわかってしまい、いささか冗長になってしまったというのもまた事実。良くも悪くも『テーロス』ブロック構築ではこの3マナのカードが環境を支配していたと言わざるを得ません。

 ですが、その天敵ともいえるカードを見つけ出し、使用したプレイヤーもいたのです。

 そのカードとは《悪夢の織り手、アショク》。

 ライブラリーの上の土地を掃きだし、ドローの質を高めるという《クルフィックスの狩猟者》の効果は、《悪夢の織り手、アショク》のライブラリー破壊で振り出しに戻されてしまいます。

 そして気をつけてほしいのは、「アショクの能力を使う選択権はアショクをコントロールしている側にある」ということです。

 《クルフィックスの狩猟者》でライブラリーの上が土地であるというのがわかっているなら、《悪夢の織り手、アショク》をコントロールしているプレイヤーはそのまま土地を引いてもらう、対戦相手をマナフラッドさせるという選択肢を取ることができるのです。

 クリーチャーが少ない純粋なコントロールデッキが《スフィンクスの啓示》とともに去ってしまったのなら、この謎のプレインズウォーカーの時代がやってきたのかもしれませんよ。

Josh Utter-Leyton
プロツアー『ニクスへの旅』 / 『テーロス』ブロック構築[MO] [ARENA]
5 《
5 《
1 《
4 《欺瞞の神殿
4 《疾病の神殿
4 《神秘の神殿
1 《マナの合流点

-土地(24)-

4 《森の女人像
4 《クルフィックスの狩猟者
4 《予知するスフィンクス

-クリーチャー(12)-
2 《霊気のほころび
4 《思考囲い
2 《胆汁病
4 《英雄の破滅
1 《解消
3 《信者の沈黙
4 《悪夢の織り手、アショク
4 《荒ぶる波濤、キオーラ

-呪文(24)-
1 《死者の神、エレボス
1 《闇の裏切り
3 《反論
2 《夢の饗宴
1 《胆汁病
3 《悲哀まみれ
1 《解消
1 《骨読み
1 《信者の沈黙
1 《精神的な介入

-サイドボード(15)-
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