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プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』

「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」スタンダード・メタゲームブレイクダウン
2026年5月1日
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」は明日開幕し、5月1日~3日にMagicCon: Las Vegasで開催される。そこでは、世界最高峰の『マジック:ザ・ギャザリング』プレイヤー325名が、スタンダードのデッキを携えてキャンパスに集い、賞金総額50万ドル、憧れの世界選手権への招待、そして栄誉あるプロツアー・トロフィーを懸けて競い合うことになる。地域チャンピオンシップの上位入賞者、デジタル・イベントからの権利獲得者、そしてプロツアーのベテランたちが揃う、きわめて層の厚いフィールドである。
大会は金曜と土曜の午前に『ストリクスヘイヴンの秘密』ブースタードラフトでスタートし、午後にはスタンダード構築戦5回戦が行われる。そして日曜には、トップ8プレイヤーたちによるスタンダードでのシングルエリミネーション方式の対戦が行われ、プロツアーチャンピオンが決定することになる。
この大会の様子は、マジック英語公式TwitchチャンネルまたはPlay MTGのYouTubeチャンネルにてライブ配信される。配信開始時刻は、金曜と土曜が太平洋時間午前11時、日曜が午前10時となっている。詳細については、観戦ガイドを参照してほしい。(訳注:日本ではマジック日本語公式YouTubeチャンネルにて配信されます。放送情報はこちらから)
スタンダード・メタゲームブレイクダウン
スタンダードは『マジック』のローテーションするカードプールから60枚以上のデッキを作成して戦うフォーマットだ。現在は『エルドレインの森』以降のスタンダード対応セットが使用可能となっている。最近では『ストリクスヘイヴンの秘密』によって数百枚の新カードがカリキュラムに加わったことでメタゲームに新たな選択肢をもたらし、全く新しいアーキタイプへの扉を開いた。フォーマットに多数の新しいツールが加わったことで、「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」のメタゲームは以下となった。
| アーキタイプ名 | 使用者数 | 使用率 |
|---|---|---|
| イゼット果敢 | 99 | 30.5% |
| 緑単上陸 | 62 | 19.1% |
| イゼット・スペレメンタル | 26 | 8.0% |
| イゼット講義 | 24 | 7.4% |
| アゾリウス・モモ | 14 | 4.3% |
| ジェスカイ・コントロール | 12 | 3.7% |
| セレズニア上陸 | 11 | 3.4% |
| イゼット巨匠 | 9 | 2.8% |
| アゾリウス・テンポ | 8 | 2.5% |
| ゴルガリ・ミッドレンジ | 8 | 2.5% |
| ディミーア加虐者 | 6 | 1.8% |
| スゥルタイ・コントロール | 5 | 1.5% |
| シミック全知 | 5 | 1.5% |
| 4色コントロール | 4 | 1.2% |
| 4色エレメンタル | 4 | 1.2% |
| 赤単アグロ | 3 | 0.9% |
| マルドゥ・ディスカード | 3 | 0.9% |
| セレズニア律動 | 3 | 0.9% |
| シミック律動 | 2 | 0.6% |
| セレズニア・ウロボロイド | 2 | 0.6% |
| ラクドス・ディスカード | 2 | 0.6% |
| ボロス・ドラゴン | 2 | 0.6% |
| バント律動 | 2 | 0.6% |
| ディミーア・ミッドレンジ | 1 | 0.3% |
| ティムール講義 | 1 | 0.3% |
| バント全知 | 1 | 0.3% |
| ボロス・ディスカード | 1 | 0.3% |
| ティムール全知 | 1 | 0.3% |
| ゴルガリ・コーナ | 1 | 0.3% |
| ティムール・リュート | 1 | 0.3% |
| バント気の技 | 1 | 0.3% |
| ゴルガリ・コントロール | 1 | 0.3% |
メタゲームは、同じくスタンダードが主役となった「プロツアー『ローウィンの昏明』」の頃とは明らかに異なる様相を見せている。当時はシミック律動が最も人気のデッキであったが、最終的にトロフィーを手にしたのはディミーア加虐者であった。現在では、そのどちらのアーキタイプも大きく後退し、今週末のフィールドでは僅かな割合を占めるにとどまっている。
代わって、メタゲームが学期を通じて着実に進展してきた結果、現在のスポットライトはイゼット果敢に当たっている。これはフィールドの30.5%を占めるデッキである。このデッキは前回のスタンダード地域チャンピオンシップ・サイクルの後半に現れ、高い勝率に支えられて急速に最も人気の選択肢としての地位を確立した。『ストリクスヘイヴンの秘密』の発売前の時点でも、このアーキタイプはオンライン・イベントの勝者メタゲームにおいて、ほぼ4分の1を占めていた。それ以降、このアーキタイプは《没頭》のような強力な新しいプリズマリのカードによってさらに勢いを増している。
ここ数週間で、このデッキのクリーチャー基盤はさらに進化を続けている。多くのプレイヤーはイゼットのミラーマッチで優位を得るために《渦泥の蟹》を採用し、その枠を作るために《神出鬼没のカワウソ》の枚数を削っている。新たに登場した《彩嵐の雄馬》も、新しい攻撃角度を提供している。こうした調整にもかかわらず、デッキの中核は変わっていない。スタンダードのラウンドでは《嵐追いの才能》、《ブーメランの基礎》、《噴出の稲妻》、《選択》、《手練》を大量に目にすることになるだろう。
もちろん、イゼット果敢がこのイベントにおける期待の首席候補として臨む以上、参加者はこのアーキタイプを狙った対策を用意している。このデッキは《大空の賢人》や《真昼の決闘》のようなカードを苦手とし得るため、このメタゲームにおいてはアゾリウス・モモやアゾリウス・テンポの立ち位置が良い可能性がある。一方で、『ストリクスヘイヴンの秘密』によって成立可能になった複数の新アーキタイプ、たとえばイゼット巨匠、ゴルガリ・ミッドレンジ、スゥルタイ・コントロールなども、この変化し続けるメタゲームに足跡を残そうとしている。
それでも、それらすべてのデッキは、このフォーマットを定義するもう1つの柱にも対処しなければならない。すなわち緑単上陸である。これはフィールドの19.1%を占める手ごわい存在であり、まったく異なる角度から対戦相手に圧力をかける。週末が進むにつれ、どの戦略が最高評価を獲得し、順位表の頂点へと上り詰めるのかを見るのは実に興味深い。
スタンダード・アーキタイプの概要
このトーナメントのすべてのスタンダード・デッキリストは、5月1日(金)の第4ラウンド開始時、太平洋時間午後2時ごろに、「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」イベントページで公開される予定である。また、イゼット巨匠、ゴルガリ・ミッドレンジ、スゥルタイ・コントロールなど、このイベントにおける特に刺激的なデッキを取り上げる記事も公開する予定である。それまでの間に、今大会で最もプレイされるであろうデッキを詳しく見ていく。
イゼット果敢(99名):イゼット果敢は《選択》、《手練》、《ブーメランの基礎》、《没頭》、そして追加の呪文群を濃密にプレイすることで《嵐追いの才能》から生まれるカワウソ・トークンを恐るべきサイズへと成長させる。残りのクリーチャー基盤は構築によって異なる。イゼット果敢のメインデッキ全体では、87リストが《渦泥の蟹》を採用し、72リストが《精鋭射手団の目立ちたがり》を使用し、60リストが《彩嵐の雄馬》を用い、18リストが《神出鬼没のカワウソ》を使用している。デッキごとに呪文の組み合わせは異なるが、共通するテーマは明確である。すべてのクリーチャーが果敢に近い能力を持ち、1ターンの爆発的な動きの中でインスタントやソーサリーを素早く連打することで真価を発揮するのだ。
緑単上陸(62名):緑単上陸は《脱出トンネル》と《寓話の小道》を活用して1ターンに複数回の上陸誘発を生み出し、《氷耕しの探検家》によって土地を置く速度を実質的に倍増させる。すべてが噛み合えば《サッズのヒナチョコボ》は巨大なサイズへ成長し、《土のベンダーの位に至る》が追加の+1/+1カウンターを積み重ね、《強靭形態の調和者》が突然の致死攻撃を構えて脅してくる。
イゼット・スペレメンタル(26名):イゼット・スペレメンタルは、カードを引き、序盤から干渉し、《渦泥の蟹》と《かまどの精》のために墓地を肥やす、軽く濃密なインスタントとソーサリーを中心に構築されている。両方のクリーチャーがエレメンタルであるため、《刻み群れ》のコストをわずか2~3マナまで軽減でき、《刻み群れ》で対戦相手の盤面をリセットし、ゲームを自分に有利な方向へ傾けることができる。このメインデッキから《刻み群れ》にアクセスできる点こそが、このアーキタイプをイゼット果敢という近縁アーキタイプと差別化している。
イゼット講義(24名):イゼット講義はより学術的なアプローチを取っており、多くが効率的な除去呪文である講義カードの濃密な群れを軸に構築されたコントロール・デッキとして機能する。この構造により、墓地に3枚の講義を置くことは容易であり、そこからデッキの真のエンジンが解き放たれる。《ばあば》が戦場にいれば《積み重ねられた叡智》は実質的に《Ancestral Recall》となり、《爆裂の技》は《剣を鍬に》に近いものとなる。
アゾリウス・モモ(14名):アゾリウス・モモは、このフォーマットでも最強クラスの立ち上がりを誇る。1ターン目に《空飛ぶ友だち、モモ》から始め、2ターン目に《バネ葉の太鼓》と《大空の賢人》へつなげることで、このデッキは2体の2/3飛行・絆魂持ちを素早く展開し、ダメージレースを制することができる。またモモは《量子の謎かけ屋》や《星原の番人》のワープ・コストを軽減し、後者は《養育するピクシー》を探して自分自身を手札に戻すこともできる。さらに《放棄された気の寺》が飛行クリーチャーの軍勢を強化し、手ごわい航空戦力へと変える。
ジェスカイ・コントロール(12名): ジェスカイ・コントロールは、マジックを学び続けてきた熟練の生徒たちにとっておなじみのアーキタイプである。打ち消し呪文、除去、全体除去、カードを引く呪文を慎重に配分し、ゲームのペースを支配しようとする。正確なカード選択は構築ごとに異なるが、最終的には《ジェスカイの啓示》によってゲームを締めくくり、長く系統立った授業を決定的な勝利へと変える。
『ストリクスヘイヴンの秘密』で最もプレイされたカード
『ストリクスヘイヴンの秘密』はスタンダードに大きな影響を与え、既存アーキタイプを強化しつつ、強力な構築の核となる新カードを導入した。以下の表は、提出された325枚のデッキリストにおけるスタンダードに新規参入したカードを網羅している。
| カード名 | 合計枚数 | メインデッキ | サイドボード |
|---|---|---|---|
| 《没頭》 | 428 | 419 | 9 |
| 《彩嵐の雄馬》 | 286 | 194 | 92 |
| 《プリズマリの魔除け》 | 176 | 174 | 2 |
| 《傷残す批評》 | 159 | 158 | 1 |
| 《すべきでない悪ふざけ》 | 157 | 75 | 82 |
| 《観念の名誉教授》 | 131 | 39 | 92 |
| 《大図書棟の大ホール》 | 112 | 112 | 0 |
| 《浸食作用》 | 103 | 74 | 29 |
| 《嵐削りの海岸》 | 92 | 91 | 1 |
| 《発見の石板》 | 68 | 68 | 0 |
| 《白昼夢》 | 56 | 56 | 0 |
| 《フラッシュバック》 | 41 | 41 | 0 |
| 《デリアン・フェル教授》 | 33 | 33 | 0 |
| 《融解コアの巨匠》 | 31 | 27 | 4 |
| 《鮮やかな迸り》 | 28 | 28 | 0 |
| 《共鳴するリュート》 | 27 | 27 | 0 |
| 《飛空バスの車掌》 | 23 | 23 | 0 |
| 《石化した村落》 | 21 | 11 | 10 |
| 《数魔学》 | 21 | 2 | 19 |
| 《萎縮の呪い》 | 19 | 19 | 0 |
| 《練習を積んだ攻撃》 | 19 | 19 | 0 |
| 《日没の道》 | 19 | 19 | 0 |
| 《豊穣の名誉教授》 | 17 | 17 | 0 |
| 《頑なな学徒》 | 16 | 16 | 0 |
| 《端正な論文》 | 13 | 0 | 13 |
| 《クアンドリクスの魔除け》 | 12 | 10 | 2 |
| 《死天狗茸の林間地》 | 12 | 12 | 0 |
| 《砕かれた聖域》 | 12 | 12 | 0 |
| 《ウィザーブルームの魔除け》 | 10 | 10 | 0 |
| 《休戦の名誉教授》 | 10 | 0 | 10 |
| 《夢根の滝》 | 8 | 8 | 0 |
| 《次元工学》 | 8 | 8 | 0 |
| 《即興の集大成》 | 7 | 7 | 0 |
| 《栄光ある腐朽》 | 5 | 0 | 5 |
| 《歴史学ぶもの、ロアホールド》 | 4 | 4 | 0 |
| 《力を一つに》 | 4 | 4 | 0 |
| 《秘儀の前兆》 | 3 | 0 | 3 |
| 《ダイナの導き》 | 3 | 3 | 0 |
| 《飛び散り技法》 | 3 | 0 | 3 |
| 《大界の回収者》 | 2 | 2 | 0 |
| 《環境科学者》 | 2 | 2 | 0 |
| 《大渦の職工》 | 1 | 0 | 1 |
| 《意識の実体化》 | 1 | 0 | 1 |
最多使用の新カードは、圧倒的にイゼット果敢を後押ししている。総枚数で見ると、《没頭》がメタゲームに最も大きな足跡を残している。このカードはすべてのイゼット果敢のリストに採用されている。このアーキタイプは自然に十分な数のインスタントとソーサリーを採用しており、墓地にそれぞれ1枚ずつを安定して置けるため、《没頭》は《表現の反復》を思わせる感触となる。イゼット講義やイゼット・スペレメンタルの一部のデッキもこのカードを採用している。全体では113名、すなわちフィールドの34.8%が少なくとも1枚を登録しており、《没頭》は『ストリクスヘイヴンの秘密』における最も多くプレイされる新カードとなっている。
《彩嵐の雄馬》と《プリズマリの魔除け》は全デッキに採用されているわけではないが、それでもイゼット系全体で高い評価を得ている。イゼット果敢およびイゼット・スペレメンタルの大半のデッキが少なくとも1枚を採用している。《彩嵐の雄馬》はメインデッキであれサイドボードであれ、呪文によって強化される攻撃的な脅威として機能する。インスタントやソーサリーを唱えるたびに成長し、《噴出の稲妻》をキッカーして唱えたときには自身のコピーを生成し、護法{1}によって除去をより扱いづらいものにする。さらにエレメンタルでもあるため《刻み群れ》で手札に戻されない。一方《プリズマリの魔除け》はカードを引くことと除去を柔軟に組み合わせて提供する。
次の注目カード3枚も、青赤の支配を継続するものである。《傷残す批評》はほぼすべてのイゼット・スペレメンタルに採用されており、《愛着を捨てる》からの明確なアップグレードを意味している。捨てる前にカードを引ける能力と、段階的に増加するダメージを組み合わせることで、より強力なツールとなっている。ジェスカイ・コントロールの大半に加え、イゼット果敢の一部もこのカードの枠を作っている。
一方、《すべきでない悪ふざけ》と《観念の名誉教授》は、メインデッキかサイドボードかを問わず、多様なアーキタイプに居場所を見つけている。《すべきでない悪ふざけ》は効率的な除去呪文として機能し、イゼット果敢のプレイヤーに広く採用されたほか、イゼット・スペレメンタル、イゼット講義、ジェスカイ・コントロールのおよそ半数のプレイヤーも採用している。それに対し《観念の名誉教授》は強力かつ粘り強い脅威であり、マジック史上最も象徴的な呪文の1つである《Ancestral Recall》へのアクセスを与える。これはイゼット講義、ジェスカイ・コントロール、ディミーア加虐者をはじめとする多くのデッキに採用されている。《終末の加虐者》の解決後には、対戦相手を対象に《Ancestral Recall》を唱えることが勝ち手段にすらなり得る。

複数の新しい土地も、メタゲームに意味のある影響を与えている。インスタントとソーサリーによって定義されるフォーマットにおいて、《大図書棟の大ホール》は幅広いデッキにマナ基盤の安定と潜在的な脅威の両方を提供し、ジェスカイ・コントロールや4色コントロールのような多色戦略が最も恩恵を受けている。イゼット巨匠が無限の呪文連鎖を可能にした場合、このカードは無限パワーの勝ち手段にすらなり得る。
『ストリクスヘイヴンの秘密』はまた、青赤の土地である《嵐削りの海岸》を含む、5枚のスローランド・サイクルを再録した。これらの土地はフィールド全体に控えめな枚数見られる。最後に《石化した村落》は《バーシンセー》のようなユーティリティ土地に対するきれいな回答となり、ジェスカイ・コントロールにとって特に魅力的な採用候補となっている。

青と赤以外に目を向けると、《浸食作用》は他の色における最多使用呪文として際立っている。《流刑への道》を想起させるこのカードは、ジェスカイ・コントロールやアゾリウス・テンポでも一定数採用されたが、最も輝くのはセレズニア上陸であり、白をタッチする理由として単独で十分な存在である。このカードは《精鋭射手団の目立ちたがり》や《渦泥の蟹》のような相手の脅威をインスタント・タイミングで対処できるだけでなく、必要に応じて自分のクリーチャーを対象にして追加の上陸誘発を得ることもできる。そこには巧妙な戦術的柔軟性がある。
《白昼夢》はアゾリウス・モモに自然な居場所を見つけており、自分の《量子の謎かけ屋》をブリンクさせることができる。同様に《飛空バスの車掌》はアゾリウス・テンポを強化している。この戦略では瞬速クリーチャーが噛み合っており、《エイヴンの阻む者》をブリンクさせることでその妨害能力を再利用できる。
『ストリクスヘイヴンの秘密』はまた、どの教授も誇りに思うような野心的なプロジェクトである、複数の強力なマナ・エンジンも導入している。《融解コアの巨匠》は《魔女の野望》2枚と組み合わせることで無限コンボを可能にする。巨匠の演目能力は、《魔女の野望》のコピーを繰り返し手札に戻すことで、赤マナをどんどん生成していく。その結果、ストームのような連鎖が決定的なフィニッシュへと渦を巻いて発展するのであり、9名のプレイヤーがこの独創的なイゼット巨匠デッキを登録している。
《発見の石板》はイゼット巨匠で補助的な役割を果たし、マナ加速と墓地を整える手段の両方として機能しながら、赤い除去呪文を即座に唱えるためのマナも提供する。これはジェスカイ・コントロールのおよそ半数にも採用されている。《共鳴するリュート》は、残りのジェスカイ・コントロールの大半に加え、4色コントロールの多く、さらには専用のティムール・リュートデッキにも使用されている。インスタントやソーサリーのためのマナを実質的に倍増させる能力を持つこの楽器には、大きな可能性が満ちている。
最後に、複数のカードがまったく新しいアーキタイプに火をつけたり、『ストリクスヘイヴンの秘密』以前にはほぼ姿を消していた戦略を復活させたりしている。中でも特筆すべきは《デリアン・フェル教授》であり、その高い忠誠度と多用途な能力によって、ゴルガリ・ミッドレンジを再び有力な存在へと押し上げている。
《萎縮の呪い》は《古のヤギ角》と組み合わせることでわずか3マナで盤面を一掃でき、スタンダードにおけるスゥルタイ・コントロールの出現への道を切り開いている。《頑なな学徒》は《略奪するアオザメ》および《華麗だが無礼者》と完璧に組み合わさり、新しいマルドゥ・ディスカードやボロス・ディスカードデッキを生み出している。こうした革新は、一部のプレイヤーがすでに時代の先を行っていることを示している。
今週末のデッキの活躍をご覧あれ
プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』のスタンダード・ラウンドは《嵐追いの才能》、《ブーメランの基礎》、《噴出の稲妻》、《選択》、《手練》、《渦泥の蟹》を中心に展開される可能性が高いものの、最新セットはスタンダードに新たな革新の波を生み出している。この絶えず進化するメタゲームにおいて、どのデッキが最終的に他を上回り、最も重要な局面でイゼット果敢と緑単上陸に挑み、打ち破ることができるのかを見るのは実に興味深いことである。
どのカードや戦略が頂点に上り詰め、どの選手が競技マジックの歴史に名を刻むのか、見届けたい方は、是非ライブ配信を見逃さないでくれ。配信は5月1日(金)からtwitch.tv/magicまたはPlay MTG YouTubeチャンネルでスタートする!(訳注:日本ではマジック日本語公式YouTubeチャンネルにて配信されます。放送情報はこちらから)
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