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お知らせ

「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」観戦ガイド
2026年4月21日
呪文と魔術の学徒たちが「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」で激突し、ただ1人だけがプロツアー王者の称号を手にします。リミテッド・ラウンドでミスティカルアーカイブを解き明かし、スタンダード・ラウンドでは刻々と変化するメタゲームを追いかけましょう。5月1日から3日まで、この熱戦をライブ配信でお届けします。トロフィーを手にするのが誰なのか、ぜひ見届けてください!
「プロツアー」とは?

プロツアーは、数多くある競技の道が向かう終着点、マジック最高権威のトーナメントの1つです。このイベントでは総額500,000ドルの賞金(&トロフィー)、毎年開催される「マジック世界選手権」への参加権利や権利に関わるポイントが授与されます。招待者のリストはオンラインにてご覧いただけます。(リストは変更される場合があります。)
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」では、『ストリクスヘイヴンの秘密』ドラフトとスタンダード構築戦が行われます。2026年のプロツアー参加者には、Ampreh氏によるアートが用いられた《知りたがりの学徒、タミヨウ》の非フォイル仕様のプロモカードが配布されます。「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」の上位32名には、フォイル仕様も授与されます。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」をマッチ・ポイント30点以上で終えた参加者は、2026年7月17日~19日にMagicCon: Amsterdamで開催される「プロツアー『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』」の参加権利を得ます。すべてのプレイヤーは総額500,000ドルの賞金を獲得するために懸けて競います。プロツアー優勝者には50,000ドルが授与されます。出場選手には順位に関わらず、500ドル以上の賞金が授与されます。賞金の詳細は4月27日の週に公開予定です。
プロツアーはどこで観戦できる?
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」は、MagicCon: Las Vegasの一環として、5月1日から3日にかけてアメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスで開催されます。MagicCon来場者は会場で試合を観戦できます。現地に行けない方もご安心ください。イベントの模様は、3日間をとおしてtwitch.tv/magicとyoutube.com/@Play_MTGにて英語生配信でお送りします(日本語配信の情報は後段をご確認ください)。プレイヤーやファンの皆さんの投稿、またカバレージ等のコンテンツは#PTSOSのハッシュタグまたは@Play_MTGをフォローしてチェックしてください。
5月1日(金)、2日(土)の配信は太平洋時間11時(日本時間27時)から開始し、『ストリクスヘイヴンの秘密』ブースタードラフト3ラウンドの後、スタンダード構築を5ラウンドお届けします。
5月3日(日)のトップ8プレイオフの配信は、太平洋時間10時(日本時間26時)から開始され「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」の準々決勝の4試合、準決勝2試合、そして決勝戦が配信されます。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」開幕に向けて
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」の大会構成は過去のプロツアーと同じです。ドラフト3ラウンドに続いて、構築戦(今回はスタンダード)5ラウンドが行われます。プレイヤーは1日目にマッチ・ポイント12点(1勝利で3ポイント獲得×4回)を獲得しなければ、2日目へ進むことはできません。2日目も同様に、ドラフト3ラウンドとスタンダード構築5ラウンドが行われます。そして、2日目開始時点では200人以上いるであろうプレイヤーの中から、日曜日にタイトルを懸けて戦う精鋭8名に絞り込まれます。
日曜日はすべてスタンダードで行われ、各ラウンドは5本中3本先取のシングルエリミネーションです。スタンダードにおいて非常に重要な要素であるサイドボーディングは最初の2ゲームの後に始まるため、マッチアップを左右する重要なカードは第3ゲーム以降で真価を発揮します。準々決勝4試合、準決勝2試合、そして決勝戦を経て、2026年2人目のプロツアー王者が決まります。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」の注目チームとプレイヤーは?
大舞台では、どのような物語が繰り広げられるのでしょうか。今やチームがプロツアーの風景において欠かせない存在になっていることは否定できません。個人が単独で完璧なスタンダード・デッキを作り上げ、十分な練習を重ね、十分なデータを集め、さらにドラフトでも圧倒的な成績を収めることは不可能ではありません。しかし、同じ目標を共有する仲間が5人、10人、あるいは20人いることは大きな助けになります。一匹狼プレイヤーの時代が終わったとまでは言いませんが、プロツアーのテストチームの規模とプロ意識の高さを考えると、ソロプレイヤーが頂点に立つのは非常に難しくなっています。
今シーズン開幕時点では、明確なビッグ・フォーが存在していました。「TCGplayer」、「Handshake Moxfield」、「森山ジャパン/Moriyama Japan」、「Cosmos Heavy Play」です。では、リッチモンドで開催された「プロツアー『ローウィンの昏明』」では、彼らはどのような成績を収めたのでしょうか。まずTCGplayerは、やや衝撃的な結果に終わりました。16人のメンバーのうち6人が1日目を突破できず、次回プロツアー権利獲得ラインである10勝6敗に届いたのはわずか3人。チーム内の最高順位も28位でした。昨年の主要4イベントのうち2イベントで優勝したチームとしては厳しいスタートであり、彼らは当然挽回したいと考えているでしょう。
Handshake Moxfieldは、1日目こそ苦戦したものの、2日目は非常に堅実で、3日目にもチームメンバーを送り込みました。14人のうち5人は1日目を抜けることができませんでした。そこは悪いニュースです。しかし別の5人が10勝以上を記録したのは非常に素晴らしいことです。アルネ・ハッシェンビス/Arne Huschenbethとサイモン・ニールセン/Simon Nielsenはともに11勝5敗でトップ8まであと1勝に迫り、グリエルモ・ルーピ/Guglielmo Lupiはトップ8に進出し準々決勝で敗れました。シーズンの滑り出しとしては十分に好調です。
森山ジャパンは、14人のうち1日目で脱落したのはわずか2人でした。4人が10勝6敗以上を記録しましたが、トップ8まであと1試合勝利に迫ったのは11勝5敗の行弘賢だけでした。チームの半数が9勝7敗または8勝8敗で大会を終えており、全体平均を上回る成績ではありましたが、自らに高い期待を課すチームとして見れば、平均以上というだけでは物足りない結果でもあります。ラスベガスでは彼ら自身も、そして観る側も、さらなる結果を期待することになるでしょう。
そしてCosmos Heavy Playです。トーナメントをトロフィーを掲げて終えたとき、彼らの物語は「自分たちが優勝した」に尽きます。そう、Cosmos Heavy Playはトロフィーを獲得しました。クリストファー・ラーセン/Christoffer Larsenは、トニ・ポルトラン/Toni Portolanとの素晴らしい一戦で冷静さを保ち、第5ゲームを制しました。日曜日を通して第5ゲームを勝ち抜いてきた彼にとって、これは慣れた状況でもありました。ラーセンは以前から他のプレイヤーたちの間でも人気があり、対戦相手が自分に負けているときでさえ楽しい時間になるよう気を配るタイプのプレイヤーです。そして彼のディミーア加虐者デッキは、多くの名場面を生み出しました。
もちろん、Cosmosが最高の週末を過ごしたのは大会そのものを制したからです。しかし、より深く見ていくと、魅力はこれだけではありません。ルイス・サルヴァット/Luis Salvattoもラーセンと同じ加虐者デッキを使い、日曜日にチームへ優勝のチャンスを2人分もたらしました。さらにジャック・ポッター/Jack Potterとアレハンドロ・モラ/Alejandro Moraの2人が再参加の権利を獲得しています。16人中、2日目進出を逃したのはわずか2人でした。
しかし、Cosmosの本当の「勝利」は、「プロツアー『ローウィンの昏明』」の後に訪れました。
各チームの名簿が出揃うにつれ、Cosmosがいわゆる「フリーエージェント」で積極的に動いていたことが明らかになっています。リッチモンド時点のメンバーもすでに非常に優秀でした。元プレイヤーズ・オブ・ザ・イヤーのサルヴァットと、世界王者2回のハビエル・ドミンゲス/Javier Dominguezを擁するチームが強いのは当然です。ですが、ラスベガスに向けて加わった次の4人は、専門用語で言えば「とんでもない」補強メンバーです。
- イーライ・カシス/Eli Kassis:「神河チャンピオンシップ」優勝、「第28回マジック世界選手権」準優勝
- マイケル・プラマー/Michael Plummer:「アリーナ・チャンピオンシップ10」優勝、「プロツアー『久遠の終端』」優勝
- ジェイク・ビアズリー/Jake Beardsley:「プロツアー『指輪物語』」優勝
- ネイサン・ストイア/Nathan Steuer:「Magic Online Champions Showcase Season 3 2021」優勝、「第28回マジック世界選手権」優勝、「Magic Online Champions Showcase Season 2 2022」優勝、「プロツアー『機械兵団の進軍』」優勝
すでにサルヴァット、ドミンゲス、そして新王者ラーセンを擁するチームに、これほどの戦力を上積みするのです。他のチームはこれに対抗できるでしょうか。
対抗する有力候補の2チームとして挙げられるのが、「The Boulder Merlion」と「Little Italy」 です。The Boulder Merlionは、リッチモンドで文句なしに最高の成績を残しました。メンバー全員がイゼット・スペレメンタルこそ大会のベストデッキになり得ると信じ、そして全員が正しかったのです。彼らは構築戦で圧倒的な強さを見せましたが、トップ8に1人も送り込めなかったという「失敗」のせいで、特に新結成チームだったこともあり、その驚異的な成功に気づかなかったカジュアルな観戦者もいました。今度は、彼らはその偉業の再現に挑み、再び正解を見つけ出さなければなりません。一方Little Italyは、チーム成績では3番手でした。Cosmosにほんのわずか及ばなかっただけです。ただし、リッチモンドでは大所帯だったのに対し、ラスベガスには4人しか連れて行かないため、その勢いを維持できるかは未知数です。
ラスベガスでは、合計で20近いチームが参戦します。メンバー9名と大規模な布陣で臨む「Team Main Phase」、ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz率いるフランスの「Team Undying Baguette」、そして「プロツアー『久遠の終端』」準優勝のフランシスコ・サンチェス/Francisco Sánchez率いるスペインの「Team Pluto」にも注目です。
見るべきものはたくさんあります。新たなセットのドラフト環境、最新のスタンダード、躍進する新旧のチーム、連覇を狙うデンマーク王者、そして2026年シーズンの物語における重要な3日間。ぜひそのすべてを見届けてください。
『ストリクスヘイヴンの秘密』ドラフト概要
ですが、プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』の見どころはチームだけではありません。5つの大学が存在し、それぞれが『ストリクスヘイヴンの秘密』における2色ドラフト・アーキタイプのいずれかに対応しています。これらのアーキタイプは、金曜と土曜の幕開けを飾るリミテッド・ラウンドを特徴づけるものです。ですから、マジック最新セットで何が起こるのかを事前に学んでおくことが重要です。


『ストリクスヘイヴンの秘密』は、各アーキタイプが固有のメカニズムと特化した戦略を持つという点で、『タルキール:龍嵐録』のような過去の陣営セットを思わせます。ドラフト参加者は、どの色や戦略が空いているかを見極めなければ、クラスメートに後れを取ることになります。戦略間の橋渡しをするカードは極めて重要です。たとえば《解剖実習》は白黒の即妙カードと、黒緑の注入カードの両方を誘発させます。どの学位を目指していようと、これらの単位はきっと役に立つはずです。


しかし、このセットには、プレイヤーのドラフトの仕方を変えかねない、隠しきれていない「秘密」があります。各プレイ・ブースターには1枚のミスティカル・アーカイブ・カードが封入されており、その内容は《噴出の稲妻》のようなスタンダードの定番から、《ハルマゲドン》のような有名カード(あるいは悪名高いカード)までさまざまです。これらがドラフト全体を決定づけるわけではありませんが、間違いなく興奮する瞬間を生むでしょう。なにしろ、競技プレイヤーが《目くらまし》を警戒してプレイしなければならないイベントが、面白くならないはずがありません。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」配信チームを紹介
高名なマジックの学徒から成るカバレージ・チームが、「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」に向けて準備を整えています。『ストリクスヘイヴンの秘密』の注目カードから、メタゲームを形作る重要なスタンダード・デッキまで、あらゆる展開をわかりやすくお届けします。彼らの講義に参加し、twitch.tv/magicとyoutube.com/@Play_MTGでライブ配信をご覧ください。文章での復習がお好みなら、Magic.ggでも試合の振り返り記事を掲載します。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」のデッキリストの公開はいつ?
5月1日(金)の第4ラウンド開始時に「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」公式イベントページにてスタンダードのデッキリストを公開予定です(日本語翻訳版デッキリストも追って公開予定です)。『ストリクスヘイヴンの秘密』ドラフトのデッキリストは公開しません。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」の配信はMagic.gg、twitch.tv/magic、youtube.com/@Play_MTGで各日視聴できます。
ミラー配信は許可されていますか?
「Twitchコンテンツの共有に関するガイドライン」に従った上で、「OBS」または「XSplit」をご利用いただくことで、twitch.tv/magic公式配信をミラー配信できます。これによって、Twitchをご利用の皆さまがそれぞれのコミュニティでこのイベントの観戦をお楽しみいただけます。ただし、ミラー配信はウィザーズ社が承認するものではありません。また、ミラー配信を行う方はウィザーズの「ファンコンテンツ・ポリシー」を遵守していただきますようお願い申し上げます。
日本語版注:日本語での情報は、以下のメディアからお届けします。
- Twitter @mtgjp (マジック日本公式アカウント)
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」の模様は、全日程で日本語実況で公式生配信! 配信スケジュール・配信ページは以下のとおりです。
「プロツアー『ストリクスヘイヴンの秘密』」日本語放送情報
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日程 放送日・放送時間 放送ページ 1日目 5月1日(金) 27:00(翌午前3時)~ 「YouTube」 2日目 5月2日(土) 27:00(翌午前3時)~ 「YouTube」 3日目 5月3日(日) 26:00(翌午前2時)~ 「YouTube」 日本語版放送出演者
- 実況:石川朋彦(@katuobusi717)
- 実況:Jaeger / いぇーがー(@Jaeger0446)
- 実況:岩SHOW(@suicidman)
- 解説:川田一喜(@Re_nadal_go)
- 解説:原根健太(@jspd_)
- 解説:加藤健介(@katoken6017)
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BACK NUMBER 連載終了
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