EVENT COVERAGE

マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019

観戦記事

世界選手権2019 トップ8敗者側ブラケット 第3回戦(3マッチ制)

Adam Styborski

2020年2月16日


 

 セス・マンフィールド/Seth Manfieldはこの世界選手権2019において敗者側のトップ8ブラケットからトップ4に進んだため、マジックの伝説的プレイヤーのひとりであるガブリエル・ナシフ/Gabriel Nassifを打倒するという困難に直面することとなった。マンフィールドの手中にある「赤単アグロ」はこの大会で燃え上がっているが、「ジェスカイ・ファイアーズ」との対戦は――その使い手がナシフであるならばなおさら――元世界チャンピオンと言えども望ましいマッチアップではない。

#MTGWorlds のトップ4から先に進めるかどうかを決める大事なゲームだけど、心配だ。


 

 しかし彼がどれほど素早く攻略に乗り出せるのか、我々は知らなかったのだ。

第1マッチ

 マンフィールドは序盤から《熱烈な勇者》と《鍛冶で鍛えられしアナックス》を展開し、《創案の火》と3枚の《予見のスフィンクス》で押しとどめようとするナシフから1ゲーム目を奪取するに十分なダメージを本体に通していった。

 第2ゲームもマンフィールドがナシフを押しているように見えたが、ナシフが最も必要な時に最高の回答を引けたことで、《創案の火》が動き出した。《轟音のクラリオン》でライフを回復し、完璧なタイミングで《炎の騎兵》を展開することで、ナシフはスコアをイーブンに戻すことができた。

 最初のマッチの決着となる第3ゲームは、まさに赤単デッキの狙い通りだった。《朱地洞の族長、トーブラン》まで続いた完璧な展開により、ナシフはすぐさま劣勢に追い込まれた。そしてナシフが必要なカードを引けた2ゲーム目とは異なり、勝ちを決定づける《炎の侍祭、チャンドラ》をマンフィールドがライブラリートップから引き寄せたのだった。

第2マッチ

 第2マッチはマンフィールドの動き出しが遅く、ナシフは何度も戦場をリセットしていった。しかしナシフが《創案の火》につぎ込むカードを使い果たしたと見るや、マンフィールドは一転攻勢に出る。《朱地洞の族長、トーブラン》と《鍛冶で鍛えられしアナックス》を着地させつつ《砕骨の巨人》の《踏みつけ》でクリーチャーを除去し、ナシフにチャンプブロックを強いていく。

 ところが次のターンにマンフィールドが勝つと思えたところでナシフは《炎の騎兵》を引き当て、それは窮地からの勝利を得るに十分だった。

 マンフィールドが首を振ったことで、ナシフは安堵のため息をつくのだった。

第3マッチ

 第2マッチの第2ゲームも、マンフィールドとナシフが競い合う紙一重の接戦だった。マンフィールドはダメージを刻みつつ《エンバレスの宝剣》も通せたが、ナシフは一度ならず二度までも陥った窮地をトップから引き当てた《帰還した王、ケンリス》でしのぎ、マンフィールドはそこから土地ばかりを引き続けてしまった。

 この2人の対決はここまで五分と五分。残りほんのわずかな対戦が、トップ4からさらに進むか、それともここで終わるかを決めることになる。第3マッチの最初のゲームはナシフが先行し、《砕骨の巨人》から《予見のスフィンクス》、《帰還した王、ケンリス》と展開することでマンフィールドを突き放そうとした。しかしマンフィールドは2枚の《鍛冶で鍛えられしアナックス》からサテュロス・トークンを並べていく。

 ナシフは《帰還した王、ケンリス》によってライフを大量に獲得したものの、《創案の火》がない状態では1ターンに1枚ずつしか呪文をプレイできず、マンフィールドが広く展開した軍勢の前にじりじりと削られていった。例のごとく、「宝剣を信じよ」だ。


 続く第2ゲーム、マンフィールドが《解き放たれた狂戦士》と《炎の侍祭、チャンドラ》に《朱地洞の族長、トーブラン》を加えた強力な布陣を敷くことで、手札が芳しくないナシフはいよいよ追い詰められた。引いたのは土地だったが、そこからナシフは《炎の騎兵》によって《エルズペス、死に打ち勝つ》をたぐり寄せ、これにより《朱地洞の族長、トーブラン》を追放、《炎の侍祭、チャンドラ》を攻撃で処理することが可能となった。

 しかしタップアウトすることになったナシフに対してトップから現れた2枚目の《義賊》は、マンフィールドを敗者側ブラケットの最終戦へと進めるに十分なカードだった。


 

しょうがない、今日の大会では初めて手ごたえを感じていたのでセスに負けたのは厳しいけれど、彼のプレイには隙がなかったし、 #MTGWorlds は総じてとても素晴らしい体験だったよ。がむしゃらに走って4位というのも悪くないね、応援ありがとう(ハートマーク)


 

(Tr. Yuusuke "kuin" Miwa)

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST