EVENT COVERAGE

グランプリ・千葉2018

観戦記事

第4回戦:Gerry Thompson(アメリカ) vs. 多田 光広(東京)

小山 和志
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ジェリー・トンプソン(写真左) vs. 多田光広(写真右)
 

 プロツアー『アモンケット』優勝、プロツアー『イクサランの相克』準優勝と、この1年ほど圧倒的な成績を残しているジェリー・トンプソンがマジック25周年アニバーサリーイベントであるグランプリ・千葉2018へ参戦している。

 彼以外にもチェコのゴールドレベル・プロであるペトル・ソフーレク/Petr Sochurekが来日しており、本グランプリが特別なイベントであることを際立たせている。

 その世界のトッププロであるトンプソンに挑むのは東京の多田光広だ。

 アジア圏のグランプリにも積極的に参加しているトーナメントプレイヤーである多田は、席につくと「Good luck」と声をかけ、トンプソンも笑顔で応じる。

 25周年を祝う特別なグランプリ。第4回戦のフィーチャーマッチは爽やかに幕を開けた。

 
ゲーム1

 先手の多田、後手のトンプソンともにワンマリガンでのスタート。

 多田が3ターン目に《流血の空渡り》、トンプソンが《空中走査器》からゲームがスタートし、まずはジャブで様子見か……と思いきや多田が《異形化するワンド》、トンプソンが《悠長な再構築》とともに強力なレアカードを展開し、一気にゲームが動き出していく。

 《悠長な再構築》が機能し出せば多大なカードアドバンテージを生み出すか、さもなければ有効牌が墓地に落ちてしまうか。いずれにせよ悠長なことを言っていられなくなった多田は《聖句札の死者》《吸血鬼の君主》を展開しトンプソンのライフを一気に詰めに行く。

 
多田 光広

 が、トンプソンは《悠長な再構築》で2枚のカードを引き増すと、《ガーゴイルの歩哨》を展開し、そして《光明の縛め》で《聖句札の死者》を封殺し短期決着を許さない。

 ダメージレースを押し切りたい多田は《吸血鬼の君主》《流血の空渡り》の攻撃で、トンプソンのライフは6まで押し込むことに成功する。。

 だが《悠長な再構築》により多大なカードアドバンテージを得ているトンプソンは《隕石ゴーレム》で《流血の空渡り》を処理。《噛みつきドレイク》《陽光浄化者》《前兆語り》と追加し、多田にじわりじわりとダメージを通しながらブロッカーを立てる。

 他方、多田は《噛みつきドレイク》に《萎凋》をエンチャントしチャンプブロックを強要すると、《死の円舞曲》で墓地の《噛みつきドレイク》と《吸血鬼の君主》を回収する。

 さらにトンプソンの唯一の飛行クリーチャーである《空中走査器》に《騎士の勇気》がエンチャントされると速やかに《異形化するワンド》で処理し、回収した飛行クリーチャーでの寄り切りを目指す。なにせ多田のライフは12残っているのだ。

 が、トンプソンは鮮やかにゲームを決めた。

 《噛みつきドレイク》を《本質の散乱》で打ち消すと、ターンが返ってくるやいなや1枚のカードをプレイする。

 一挙14点のダメージを叩き込みトンプソンが1本目を先取。

トンプソン 1-0 多田

 

 多田の大量の飛行クリーチャーと《異形化するワンド》を見たトンプソンは白いカードを抜き、《流血の空渡り》《不吉な死霊》といった黒の飛行クリーチャーに加え、《垂直落下》《再利用の賢者》といった除去カードをサイドイン。色替えを行い、若干コントロール寄りにシフトする。

 
ゲーム2

 後手のトンプソンは《神秘の考古学者》《飛行の先駆者》と序盤からクリーチャーを展開していく。多田の《雇われ刺客》に対しては《飛行の先駆者》と飛行機械・トークンで相討ちを選び、できるだけライフを守るよう行動する。

 多田は《異形化するワンド》で《神秘の考古学者》を処理、トンプソンは《予言》さらに《ふるい分け》でカードアドバンテージを稼いでいく。

 多田はトンプソンの《流血の空渡り》を《異形化するワンド》で処理し、《機械職人の守護者》で防御を固めるが、続くクリーチャーを送り出すことができず、じわり、じわりとライフを削られていく。

 一方、手札が潤沢にあるトンプソンは《双頭ゾンビ》《噛みつきドレイク》と回避能力持ちのクロックを次々追加し軽快にビートダウン。

 
ジェリー・トンプソン

 多田の《ガーゴイルの歩哨》を《本質の散乱》で弾き、《機械職人の守護者》も《隕石ゴーレム》で破壊する。

 多田はトンプソンの攻撃宣言を見届けるまでもなく祝福の握手を求めたのだった。

トンプソン 2-0 多田

Gerry Thompson wins!
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RESULTS

対戦結果 順位
15 15
14 14
13 13
12 12
11 11
10 10
9 9
8 8
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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