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コラム

射場本正巳の「ブロールのススメ」

第1回:ブロール(Brawl)で遊んでみよう!

射場本 正巳

 『ドミナリア』発売!!!

 お久しぶりです!しゃばです!

 今回発売された『ドミナリア』はマジックの歴史の詰まった地。数々の伝説が紡がれただけあって、伝説のクリーチャーも大量に収録されています。

 そして伝説といえば、思い浮かぶのは統率者戦ですよね?

 伝説のパーマネントは戦場に1枚しか出せないので普通のフォーマットではそんなに数多く使えるものではありませんが、もともと1枚制限のフォーマットなら話は別。そう、『ドミナリア』は統率者プレイヤーにとってもたまらないセットとなっているのです。

 とはいえ、すでに歴史が長くヴィンテージのような雰囲気がある統率者戦。いきなりだとなかなか足を踏み入れにくいものです。100枚といういつもとは違うデッキサイズに、独特のコンボなど、環境を理解していないとなるとつい気が引けてしまうもの。特に今回は統率者の構築済みデッキがあるわけではない。どうしよう??

 そんな時、実は先月こんな記事が紹介されておりました。

 3月22日に公開されたこの記事では、統率者戦の新しい切り口として新フォーマット「ブロール(Brawl)」が紹介されました。

 詳細はリンク先を見ていただくとして、この新フォーマット、統率者戦未経験の方にはかなりおすすめなので、今日はこれをご紹介したいと思います。

ブロールってなんぞや?

 簡単に言うと「スタンダードのカードプールでやる統率者」です。さらに、

  • デッキ枚数 60枚
  • 初期ライフ 30
  • 統率者ダメージによる敗北なし

 など、スタンダードに近い方向にちょっとずつ変更されています。

 そしてこのほかにこのフォーマットを独特のものにしている一番の違いは、

  • 統率者にプレインズウォーカーを指定できる

 ということです。

 これは本家統率者にはない新たな要素。統率者戦をがっつりやってるユーザーでも試してみたくなりますね。

 ぱっと聞いた感じ、カードプールの広さやデッキ枚数の多さが解消され、本当にスタンダード感覚でできる感じがして楽しそう。

 ただ、発表されてすぐデッキを考えてみたのですが、思いのほか統率者指定色のコンビネーションが少ないので、特定の色の組み合わせができなかったりはしました。

 それでも無敵恐竜ザカマはとても魅力的でしたし、マーフォーク・デッキなども楽しめました。

 即死コンボがほとんどなく、除去手段も限られているので、意外と高コストの統率者でも間に合うなという印象です。

 そして『ドミナリア』が発売されたので一気にカードプールが広がり、色のコンビネーションも増えた今が、ブロールをはじめるチャンス!! 何せ、伝説のクリーチャーてんこ盛りですから統率者選びに困りませんね。

 まずは皆さんもお気に入りの統率者を見つけてみませんか? スタンダードのカードプールなので、入れたいカードを入れていくだけでもだいたいデッキの形になります。

 なにはともあれイメージしてもらうためにも、ここでサンプルデッキリストを挙げたいと思います。

サンプルデッキ 統率者:光輝の勇者、ファートリ
ブロール (『カラデシュ』~『ドミナリア』)[MO] [ARENA]
1 《光輝の勇者、ファートリ
-統率者(1)-

11 《
6 《平地
1 《まばらな木立ち
1 《陽花弁の木立ち
1 《オラーズカの拱門
1 《廃墟の地
1 《発明博覧会
-土地(22)-

1 《緑地帯の暴れ者
1 《ラノワールのエルフ
1 《導路の召使い
1 《歩行バリスタ
1 《養育者、マーウィン
1 《ラムナプの採掘者
1 《ピーマの改革派、リシュカー
1 《打ち壊すブロントドン
1 《信義の神オケチラ
1 《豊潤の声、シャライ
1 《祖神の使徒、テシャール
1 《若葉のドライアド
1 《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ
-クリーチャー(13)-
1 《モックス・アンバー
1 《軍団の上陸
1 《探査の短剣
1 《アジャニの誓い
1 《フレイアリーズの歌
1 《魔学コンパス
1 《宝物の地図
1 《砂の下から
1 《灰からの成長
1 《イトリモクの成長儀式
1 《スランの経時門
1 《燻蒸
1 《金粉の水蓮
1 《パラドックス装置
1 《ウルザの殲滅破
1 《スランの崩落
1 《カマールのドルイド的誓約
1 《途方もない夢
1 《霊気圏の収集艇
1 《再鍛の黒き剣
1 《征服者のガレオン船
1 《ウルザの後継、カーン
1 《武芸の模範、ギデオン
1 《創造の魔道士、ニッサ
-呪文(24)-

 プレインズウォーカーを統率者に指定できるとあっては試してみなくては!

 《起源の波》好きとしては、《カマールのドルイド的誓約》は使ってみたいところです。

 デッキ内のパーマネントを伝説に寄せ、《パラドックス装置》によるコンボも搭載。他にも使ってみたい英雄譚を入れたらあっという間に60枚オーバー。

 とりあえず無理矢理枚数調整したけど、欲張りすぎ感が否めません。まずは遊んでみて調整してみたいと思います。

 皆さんも興味があったらぜひ試してみてくださいね!


 次回は実際にプレイしてどうだったかなどをお送りできればと思います。

 それではまた!

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