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お知らせ

『Secret Lair x Global Fund for Women: Their Magic Is Limitless』
2026年7月7日
『マジック:ザ・ギャザリング』ならびにウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、ジェンダー平等のために活動する世界有数の基金である「Global Fund for Women」とのパートナーシップを発表できることを嬉しく思います。このパートナーシップにあたり、Global Fund for Womenを支援する新たなSecret Lairドロップ『Their Magic Is Limitless』を発売します。
Global Fund for Womenは、世界中の草の根のジェンダー平等団体を支援し、持続的な変化を目指して活動するリーダーやコミュニティへの資金援助を行っています。この「つながり」の精神が、今回のドロップを最初から形作っていました。『Their Magic Is Limitless』は、カードに描かれたキャラクター、彼女たちに命を吹き込んだアーティスト、そしてそのすべてを支えたウィザーズのクリエイティブ・チームという、『マジック』に関わる女性たちを通じて女性を称えるものです。
『Their Magic Is Limitless』は、7月20日から8月3日までMagicSecretLair.comにて販売されます。このドロップは受注生産となり、販売価格の50%がGlobal Fund for Womenへ寄付されます。Global Fund for Womenとのパートナーシップについての詳細や、このドロップの実現に携わったクリエイティブ・チームの声を、ぜひこの記事でご覧ください!
(訳注:本製品は寄付が行われる関係上、楽天ブックスでの販売は行われません。あらかじめご了承ください。)
『Secret Lair Presents: Their Magic Is Limitless』
内容:
価格:
- 非フォイル仕様:39.99ドル*
- フォイル仕様:49.99ドル*
*販売価格から第三者取引手数料を差し引いた額の50%が、公益慈善団体かつドナー・アドバイズド・ファンドであるOur Change Foundation 501(c)(3)を通じて、Global Fund for Womenに寄付されます。
『Their Magic Is Limitless』ができるまで
このセクションでは、『Their Magic Is Limitless』を実現するために尽力したチームメンバーの声を、クリエイティブ作業に携わった本人たちの言葉を抜粋してお届けします。
テーマを見出す
Global Fund for Womenの使命からインスピレーションを得て、このドロップは、女性性の強さと広大さに光を当て、その中にある多様な人生経験を各カードを通じて捉えるものとして作られました。力強さと美しさのバランスが取れていることを目指し、このドロップは、女性性とは、フェミニン、マスキュリン、アンドロジナスといったあらゆる表現を受け止められるほど大きなものなのだ、という真実を映し出すことを目指しています。
そのため、写実的に描かれた人物とグラフィックなフレーム要素を組み合わせる、専門性を備えた立場にあるキャラクターを描く、体型、年齢、人種などに意図的な幅を持たせる、といったさまざまな様式上の選択がなされています。このドロップに意図的に貫かれているテーマは、女性たちが築く豊かな内面世界と深い社会的ネットワークを、価値あるもの、敬意を払うべきものとして描くことでした。
関係性を築くことへの重視は非常に中心的なものであり、それはクリエイティブ・チームの構成にまで反映されました。各役割には経験豊かなメンターと学ぶ立場のメンティーが置かれたのです。視覚的にも、物語的にも、機能的にも、このドロップは主体性と自律性を持つ女性たちを示し、人生において彼女たちが担いうる多様な役割を肯定することを追求しました。
何よりも、このドロップは『マジック』の女性たちを通じて、女性を祝福するものとして感じられるものになるべきです。
チーム
私たちのクリエイティブ・チームは、さまざまなチームと分野から集まった8人のウィザーズ(魔法使いたち)で構成されました。
ローレン・ボンド/Lauren Bond(『マジック』IP シニア・ナラティブ・デザイナー)、ナラティブ・デザイナー・メンター
ローレン・ボンドは『マジック:ザ・ギャザリング』のシニア・ナラティブ・デザイナーです。彼女は、多様で、包摂的で、魅力ある世界を通じて、意味深く心躍るプレイヤー体験を生み出そうとしています。『マジック』の世界を作っていないときは、熱心なコスプレイヤーであり、縫製を楽しむ人でもあります。このドロップでは、ローレンはナラティブ・デザインのメンターとして、『マジック』のキャラクターや伝承、そしてクリエイティブなビジョンを共同で作る際の独特な勘所について指導しました。
スローン・レオン/Sloane Leong(「ユニバースビヨンド」 ナラティブ・デザイナー)、ナラティブ・デザイナー・メンティー
スローン・レオンは先住民の血を引く、クィアのマーフー/トゥー・スピリットのナラティブ・ゲームデザイナー、漫画家、イラストレーター、作家です。その作品を通じて、ラディカルで万華鏡のような視点から、身体感覚に訴える未来像やファンタジーに取り組んでいます。『マジック』のカードを作っていないときは、アートや漫画を制作し、さまざまなジャンルのフィクション小説を書いています。現在は、オレゴン州ポートランドとして知られる場所の近く、チヌーク族の土地で、婚約者と3匹の犬とともに暮らしています。今回のドロップでは、スローンはナラティブ・デザインのメンティーとして、ドロップのクリエイティブ・ビジョンを最初から最後まで監督する方法を学びました。
ステファニー・チャン/Stephanie Cheung(『マジック』IP アート・ディレクター)、アート・ディレクター・メンター
ステファニー・チャンは、『マジック:ザ・ギャザリング』のアート・ディレクターで、クィアのアジア系アメリカ人です。彼女はディアスポラの経験を反映し、そこから着想を得た、心躍る世界や物語を作ることに力を注いでいます。思慮深く魅力的なコラボレーションを通じてこそ、よりよい未来へと私たちを導く物語を作ることができます。このドロップでは、ステフはプロジェクトのビジュアル・アプローチの開発についてアドバイスを行い、フィードバックを整理するところからアーティストを正しい道へ導くところまで、カードアートの制作プロセスを指導しました。『マジック』の仕事をしていないとき、ステフは博物館の片隅で骨を描いていたり、ペットのヘビたちを可愛がったりしています。
アン・グエン/Anh Nguyen(パッケージング&プロダクト グラフィック・デザイナー)、アート・ディレクター・メンティー
アン・グエンは『マジック:ザ・ギャザリング』のグラフィック・デザイナーです。彼女は他のクリエイターと協力し、新鮮なデザイン手法を生み出し、パッケージやマーケティング用素材を表現する革新的な方法を探ることを愛しています。彼女の情熱は、実践を通じて学ぶこと、そして自身の殻を破って新しいことに挑戦することにあります。彼女は、このドロップのパッケージをデザインし、カードのアート・ディレクションを手伝うために、非常に刺激的な女性たちのチームと仕事ができたことを大変光栄に思っています。
アリシア・ミックス/Alicia Mickes(プロダクト・クリエイティブ シニア・クリエイティブ・ディレクター)、クリエイティブ・リード・メンター
アリシア・ミックスは、プロダクト・クリエイティブ・チームを率いるシニア・クリエイティブ・ディレクターであり、一人ひとりに合わせたクリエイティブ、戦略、技術面でのメンタリングを通じた人材育成に注力しています。彼女は、グローバルな『マジック:ザ・ギャザリング』ブランド全体におけるデザインの卓越性と一貫性を推進し、英語市場とローカライズ市場の双方における『マジック』製品ラインの外観の開発を担っています。またアリシアは、他の「Magic Studio X」チームと部門横断的に連携してブランドおよび製品戦略を形作りながら、クリエイティブ開発の効率化やプロセスの標準化にも貢献しています。デザインを細かく検討したり、くだらないものを描いたりしていないときは、たいていネオンピンクのヘルメットをかぶってシアトル周辺をロードバイクで走っているか、新しいことを学ぶために深い沼へと入り込んでいます。
キャット・モーガン/Kat Morgan(『マジック』IP アート・マネージャー)、クリエイティブ・リード・メンティー
キャット・モーガンは『マジック』IPのアート・マネージャーであり、本流のセットの『マジック』に命を吹き込むアート・ディレクター、コンセプト・アーティスト、アート・アドミニストレーターからなる強固なチームを管理し、サポートしています。キャットは、本物の感情と心に響く世界構築に根ざしたデザインを行う、自信に満ち、創造的で、包摂的なチームを築くことを目指しています。このドロップでは、キャットは高次のクリエイティブ方針を定め、チームが反復的に進めた作業をレビューし、何よりもナラティブ・デザイナーとアート・ディレクターたちが存分に魔法を働かせられるよう、道筋を整えました。ウィザーズの外では、キャットはイラスト制作、料理、新しいスノースポーツに挑戦することを楽しんでいます。
アテナ・フローリッヒ/Athena Froehlich(エグゼクティブ・プロデューサー)、プロダクト・デザイン・メンター
アテナ・フローリッヒは『マジック:ザ・ギャザリング』のエグゼクティブ・プロデューサーです。彼女は『タルキール:龍嵐録』、『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』、『ストリクスヘイヴンの秘密』、『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スーパー・ヒーローズ』の製品開発をリードしました。彼女自身、生涯を通じた『マジック』プレイヤーであり、コミュニティを築き、世界に喜びをもたらす製品を作ることに情熱を注いでいます。新米の母として、彼女はこのドロップが、女性性が表現され称えられる無数のあり方を反映したものになるようにしたいと考えました。彼女はフィラデルフィアの鳥をテーマにしたフットボール・チームの熱狂的なファンであり、『マジック』のセファリッドの原画を収集しています。
レイチェル・アグネス/Rachel Agnes(プロダクト・アーキテクト)、プロダクト・デザイン・メンティー
このドロップの開発当時、レイチェル・アグネスは『マジック:ザ・ギャザリング』に携わるプロダクト・アーキテクトでした。レイチェルは以前、グローバル・プロダクト&ブランド・マーケティングのディレクターとしてマーケティング組織をリードしたのち、プロダクト・ストラテジー・チームへ移りました。彼女もまた生涯を通じた『マジック』ファンであり、マーケティングの専門知識を活かして、『マジック』を新たな観客へ広げることを目的とした製品をリードすることに意欲を燃やしていました。現在は陽光あふれるカリフォルニアで家族と暮らしながら、次なる侵略を待つファイレクシアの潜伏工作員として過ごしています。
メンターシップを振り返って
『Their Magic Is Limitless』の目的は、Global Fund for Womenを支援する美しいカードのコレクションを作ること、そしてクリエイティブ・チーム内にメンタリングと能力開発の機会を提供することでした。私はこのドロップでメンターの役割を担うという特別な栄誉を得て、献身的で情熱ある女性たちとともにクリエイティブ・ビジョンを形作りました。
メンターシップは、教えることに近い一方向のもの、つまり「経験のある」側が誰かに知識を渡すものだと考えられがちです。しかし私にとって、本当に意味のあるメンターシップは双方向に広がるものです。経験年数にかかわらず、学ぶべきことは常にあり、問い直すべき思い込みがあり、経験すべき視点があります。
ステファニー・チャンと私はともに『Pride Across the Multiverse』に携わっており、このプロジェクトで得た多くの学びや経験を今回のプロジェクトに持ち込めることを楽しみにしていました。多くの意味で、これは原点に戻るような瞬間でした。『Pride Across the Multiverse』は私たちのキャリアを形作る重要な経験であり、今度は私たちが、同じような機会を通じて他の人を支援することができたのです。
プロジェクトの初めに、私たちはアート・ディレクターとナラティブ・デザイナーの集団としてブレインストーミングを行い、クリエイティブ・チームとしてトーンとテーマを作り上げました。そのテーマは、女性性の多種多様な経験、あるいは私たちの略称で言えば「マム、マミー、マザー」でした。そこから、アート・ディレクターたちはそれを視覚的に体現する方法を見つけ、ナラティブ・デザイナーたちはその目標を表現する世界観、キャラクター、場面を検討しました。
ステファニーと私が具体的な方向性を示すこともありましたが、私たちのメンタリングの大部分は、クリエイティブ上の主体性を育むことに重点を置いていました。スローンとアンに、これは彼女たちが形作るビジョンなのだと知ってほしかったのです。そして私たちは、そのドロップの目標の範囲内で、それをどのように最良の形で実現するかを導くためにそこにいました。
私はこのドロップと、それに貢献したすべての人々を、この上なく誇りに思っています。それは、女性性の表現に限界はないということの証です。
――ナラティブ・デザイン・メンター、ローレン・ボンド
メンティーの思い
メンターであるローレンとステファニーとともに『Their Magic Is Limitless』に取り組んだことは、学びが多く楽しいだけでなく、非常に自信を与えてくれる経験でもありました。ずっと望んでいたことではありましたが、私はこれまで、メンターに導いてもらえる立場になったことがありませんでした。仲間であるウィザーズから受けたメンタリングは、生涯独学でやってきたことでは得られなかった形で、私の能力を真に高め、新しいスキルを与えてくれました。知識を共有するにあたって示してくれたメンターたちの気遣いと配慮に、とても感謝しています。
最初から、ローレンとステファニーはアンと私に手綱を預け、私たちのビジョンを信頼してくれました。そのおかげで、私たちはこのドロップを、本当に独自の美学とテーマを持つ場所へと導くことができました。私はこのドロップを誇りに思っています。なぜなら、数枚のカードの中でも、ジェンダー表現や世界をまたいで、女性性に対する本当に多面的な視点を作ることができたからです。ニューカペナからイクサランまで、年齢や人種を越えて、このドロップは多元宇宙全体における女性たちとそのあり方を、小さいながらも広がりのある形で垣間見せています。
――ナラティブ・デザイン・メンティー、スローン・レオン
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| 《耕作》|アート:アイビー・ドラモア/Ivy Dolamore |
『Their Magic Is Limitless』に取り組んだこの数か月は、夢のようなチームと何年分もの学びの冒険をしたように感じられました。最初からすぐに参加し、カードのテーマやビジョンの発想に関わることができました。数多くのブレインストーミングから本当に多くのことを学びました。道の途中に障害があったとき、私たちが一緒に行うことができた協働や問題解決を大切に思っています。主体的に動き、自分が信じるアイデアを声に出すことも学びました。この過程で一番好きだったのは、アーティストたちと仕事をし、各カードの視覚的な目標をどのように達成するかについて指針を示すことでした。すべてのアーティストがそのコンセプトを楽しみ、このドロップの目標に大きな情熱を持ってくれているのを見るのは楽しいことでした。
私たちはこのドロップを、女性を祝福し、エンパワーメントを示すものにしたいと考えています。そこでは、私たちの揺るぎない強さとリーダーシップが、育む優しさと常に均衡を保ちながら示されます。さまざまな経験を通じて、私たちは互いを深く思いやり、困難を乗り越えて偉大なことを成し遂げられるよう全力で助け合うことの価値を、何度も何度も示してきました。このドロップは私にとって個人的にとても大きな意味を持つものであり、このビジョンを素晴らしいアーティストたちとともに形にするため、すばらしく才能ある女性たちのチームと並んで仕事ができたことを、本当に幸運に思っています。
――アート・ディレクター・メンティー、アン・グエン
カード制作
カードを制作するにあたって、クリエイティブ・リードからナラティブ・デザイナーとアート・ディレクターへ向けられた全体的なメモ:
女性性の多面性を捉えるために、美しさと力強さの均衡を取りつつ、矛盾も捉えるべきです。この考えを、カードの選定や、どのキャラクターを含めるかという最終判断に反映してください。私たちは、人生のさまざまな段階にある幅広い女性たちを示したいからです。また、まだ『マジック』のイラストを手がけたことのない新しいアーティストを、このプロジェクトに迎えられないか検討してください。
視覚面では、丁寧に描写された人物像と、グラフィックで様式的な要素との対比を探ることで、この二面性の考えを強調できます。私たちの目標は、年齢、役割、関係性、あるいは時代の一瞬にかかわらず、すべての女性が持つ揺るぎない強さと意味ある影響を伝えることです。女性たちが育む豊かな内面世界と強固な社会的つながりの両方を捉えたいので、すべてのカードにおいて、傷ついた瞬間や静かな内省の瞬間であっても、主体性と自律性を持つ立場にいる人物を示してください。宝石のような色調によって深みと古代の豪奢さを感じさせるなど、色がどのようにムードを生み、各カードに求められるトーンの力強さを着地させるかを探ることができます。その際も、焦点は常に各キャラクターと、彼女らが多元宇宙のそれぞれの場所にもたらすものに置いてください。
エルフの刃、ラスリル
スローン:このドロップで取り上げたかった要素のひとつが母性でした。ローレンからラスリルには娘がいると聞いたあと、みんなが彼女たちを一緒に描くことにわくわくしました。ラスリルはとても強く、真面目なキャラクターであり、もちろんファンに人気の統率者でもあります。だからこそ、彼女たちが一緒に訓練する中で、その強さがとても可愛い娘へ受け継がれていく様子を見せたいと思いました。
ローレン:『マジック』には非常に長い歴史がありますが、私たちのセットには、伝承の複雑な過去を探るためのスペースが十分にないことがよくあります。Secret Lairのドロップは、そうでなければ見ることができないかもしれないキャラクターや次元の要素を示す機会を与えてくれます。
ステファニー:ひとりのキャラクターがカルドハイムのような世界にこれほどの深みと歴史を加えられるところも大好きです! ラスリルは、エルフが二つに分かれる前の遠い過去の時代から来た人物です。彼女は強力な指導者であり、神になるために自らの視力を差し出しました! 伝承の小さな一片に光を当て、スポットライトを浴びせるのは、いつだって嬉しいことです。
アン:マガリの『マジック』における象徴的な仕事には言葉を失い、圧倒されました。彼女と一緒に仕事ができたことが、今でも信じられません。彼女の作品がいともたやすく命を得ていくのを見るのは、まさに魔法そのものでした。マガリは最初のラウンドで構図を完璧に決めてくれましたし、彼女の仕事の速さにはこれからもずっと驚かされると思います。表情とポーズを通じて深い感情的なつながりを伝えながら、彼女はラスリルとその娘を完璧に描いてくれました。
アーティスト・インタビュー:マガリ・ヴィルヌーヴ/Magali Villeneuve
あなたの経歴について少し教えてください!
私は2006年から独学のプロイラストレーターとして活動しています。最初は自国のファンタジー文学から始め、その後、他のメディア、多くのポップカルチャーIP、そして他の大陸へと徐々に仕事を広げていきました。『マジック』のアーティストになったのは約13年前で、最初のカードはオリジナルの『テーロス』セットの《メレティスの守護者》でした。
このプロジェクトのどこに惹かれましたか? また、このプロジェクトに取り組むうえで何にわくわくしましたか?
私は、ファンタジー世界における女性の描写を促進するプロジェクトに、いつも意欲をかき立てられます。戦士としてであれ、母としてであれ、あるいは今回のようにその両方を同時に示すものであれ。この依頼で私が最も楽しんだことのひとつは、同じカード上で女性の複数の側面を表現できたことだと思います。
最初からのコンセプトは、流れるようなしなやかな形と、より直線的で攻撃的な線やパターンを持つ部分を対置し、それらを交互に配置することで、中心人物の複数の側面を伝えることでした。私はまず、できる限り正確な白黒のスケッチを作るところから始めました。ひとつには、そのコンセプトが単体でもカード上でもうまく機能し、全体のバランスがよいことを確認するためです。もうひとつには、色の段階へ移る前に、アート・ディレクターに可能な限り情報量の多い初期ビジョンを提示するためでした。
イラストを仕上げるため、私はアシスタントで友人でもあるManju Cosplayの助けを借りて参考写真を撮影しました。手、衣のひだ、身体の関節など、重要で複雑な要素については、毎回のイラストでこの作業を行っています。色の選択やパターンの動きは、私の好きなアーティストのひとりであるオーストリアの象徴主義画家、グスタフ・クリムト/Gustav Klimtの影響を受けています。彼の本はインスピレーションを得るために、いつも私のスタジオの棚の目立つ場所に置いてあります。
制作過程のスケッチ:

暗黒の儀式
スローン:最初から、私たちはリリアナ、すべての女王の中でも苛烈な女王を取り上げたいと思っていました! 彼女はこれまで《暗黒の儀式》に描かれたことがなかったので、これはそのための完璧な機会に思えました。このコンセプトでは抽象性を強め、アーティストがリリアナの魔法で自由に遊べる余地を与えたいとも思っていました。
ローレン:私たちはカードアートの中でメンターシップというテーマを強調したいと考えていました。リリアナを複数の若い死霊術師たちとともに描くことは、教師、恐るべき死霊術師、そして臆することなく強大な存在という、リリアナの多くの姿を同時に示す絶好の機会でした。
ステファニー:このドロップにリリアナを入れることに全員一致で決まったとき、とても興奮しました。彼女には複雑な歴史がありつつも、ありのままの自分を堂々と受け入れている女性です。このドロップにとって、女性性を母性的なものとしてだけ描くのではなく、多様な役割を持たせることは重要でした。彼女は、野心は欠点ではなく、力はただあなたを待っているのだということ、必要なのはそれを掴み取る大胆さだけなのだということを、私たちに思い出させてくれる存在でした!
アン:毎週フューリーの作品を見るたびに、私は大きな声で息をのみました。リリアナのカードに関われることはずっと夢でしたし、フューリーは魔法の効果と構図によって、彼女を本当に力強く見せてくれました。リリアナの魔法を形作っているフューリーの精緻なパターンに、私は夢中です。
アーティスト・インタビュー:フューリー・ガルッツィ/Fury Galluzzi
あなたの経歴について少し教えてください!
私の名前はフューリーです。現在は『マジック:ザ・ギャザリング』のアート・ディレクターをしています。その前はアニメーションの背景デザイナーでした。私は漫画とイラストが大好きで、『マジック』はイラストへの入り口となり、絵を描いて生活したいと思わせてくれたものでした。そして今、ここにいます。今はもう、望むほど多く描いたり塗ったりしているわけではないかもしれませんが、それでもかなり近い場所にいます。
このプロジェクトのどこに惹かれましたか? また、このプロジェクトに取り組むうえで何にわくわくしましたか?
昨年、Women of Wizardsのプロジェクトで仕事をしたいかと尋ねられました。最近は自分が何らかのイラスト制作をする機会は珍しいので、それは怖くもあり、わくわくする提案でもあり、私は引き受けました。しばらくして、リリアナをフィーチャーした《暗黒の儀式》を描くことになると知らされました。私のことをよく知っている人なら、黒のカードが私のお気に入りであることをご存知でしょう。《暗黒の儀式》はまさに古典的なカードです。
すべては絵を描くことから始まります。私はラフなサムネイルを作り、方向性が決まったらそれをよりきっちりした絵へと磨き上げていきます。この画像の場合、構図として自分が何をしたいのかはすでにかなり明確でした。『マジック』のカード用イラストをデザインするには独自の難しさがあります。アスペクト比やカードの要素を避けながら作業するのは少し厄介ですが、最終的にはチームとともに、かなり中央寄せで疑似対称的な構図に落ち着きました。その後は、頭蓋骨とホットピンクで思い切りやりました。「ひとつの画像に頭蓋骨を何個詰め込めるか?」というゲームを遊べたのです。まだ入る余地はありましたが……
正直に言うと、私が描くアートの多くは、恐ろしく強い女性たちが、圧倒的な恐ろしさと支配力をまといながら、ものすごく格好いいことをしているものになります。この作品でも、それが主なテーマです。それが私のパワー・ファンタジーなのです。それが伝わっているといいなと思います。
制作過程のスケッチ:

耕作
スローン:このドロップで私のお気に入りの次元をいくつか紹介できることに、とてもわくわくしていました。そのひとつがイクサランでした! 私たちはこのカードで、土地とのつながりを通じて共同体を世話するイクサランの年長の女性を描くことで、女性性のより優しく成熟した側面を取り上げたいと考えました。果物や野菜の苗木たちが本当に可愛らしく仕上がって、とても嬉しいです!
アン:アイビーは、このドロップのために迎えることができて本当に光栄だった新しいアーティストです。彼女の温かく、居心地よく、気まぐれなスタイルは、このカードのコンセプトにぴったりでした。彼女は構図の選択肢をたくさん出してくれて、正直なところ、その中から選ぶのはとても難しかったです。最終的に、すべてのおかしな苗木たちが場面に命を吹き込んでいるのが見える、この美しい構図にたどり着きました。色彩や表情を通じて呼び起こされる軽やかさと思いやりが、とても気に入りました。
アーティスト・インタビュー:アイビー・ドラモア/Ivy Dolamore
あなたの経歴について少し教えてください!
私は1990年代後半、自然派志向の両親に在宅教育で育てられた子どもでした。幼いころから、日々絵を描き、ネオペットやデヴァインアートに夢中になって過ごしていました。正式な訓練はほとんど、あるいはまったく受けていないという意味では「独学」と呼べるかもしれませんが、インターネットや、私が知り一緒に仕事をしてきたアーティストたちから、信じられないほど豊かな芸術教育を受けてきました。オンラインの創作コミュニティに早くから触れた経験は、今でも私の芸術的なインスピレーションを形作り続けています。
10代のころ、アニメ・コンベンションのアーティストアレイの光景に夢中になりました。いくつかのアルバイトや他の進路の可能性も試しましたが、イラストレーターになるという考えにいつも戻ってきました。新型コロナウイルスのパンデミックの間、私は自分のオリジナルアートを毎月郵送するクラブを始め、それを自分のスキルを磨き上げる機会として活用しました。その作品群のおかげで、フリーランスのアーティストとしてフルタイムで働けるようになりました。私のアートはパズルやダイヤモンドペインティングなどにもなっています。子どものころのオンライン空間から、今ではコンベンションやアートショーのために全国を旅するようになったことは、信じられないほどの旅路でした。ファンやコレクターと直接つながれることは、特に報われる経験です。
私生活では、テネシー州ジョンソンシティにあるかわいらしいアパラチアのタウンハウスで、猫と一緒に暮らしています。私は家にいるのが好きなことが多いですが、地域では積極的に活動するようにしています。今年は陶芸とろくろを学び、来年はクロスステッチについてもっと学びたいと思っています。ビデオゲーム、音楽、ハイキング、ロッククライミング、コントラダンスも楽しんでいます。
このプロジェクトのどこに惹かれましたか? また、このプロジェクトに取り組むうえで何にわくわくしましたか?
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストから仕事の声をかけてもらえたことは、私にとって大きな栄誉です。各プロジェクトに注ぎ込まれている芸術性の大ファンなのです。それに、女性を称えることは私の仕事と深く関わっています。私の主題は主に女性であり、見る人がその中に踏み込みたい、その少女になりたいと思うような瞬間に焦点を当ててイラストを描いています。
制作過程はどのようなものでしたか?
この作品では、普段より準備に多くの時間をかけました。最終的には母の参考写真を撮りました。私が「やり取りしているおかしな小さな生き物たちを想像して」と伝えると、母は親切にも庭でしゃがんでくれました。
イクサランという舞台も、現実の文化から着想を得ており、私はこの作品のためにそれについて学びたいと思いました。疑問はたくさんありました。アメリカ大陸の先住文明は、どのように「耕作」していたのか? 私は地元の図書館へ行き、アステカ、マヤ、インカ文明についての本を読んで、庭を構想する助けにしました。
実際のイラスト制作では、Procreateというソフトでデジタルペイントをします。私は数枚のレイヤーだけを使い、作品の形が見えてくるにつれて丹念に描き込んでいくのが好きです。
この作品で呼び起こそうとしたテーマや感情は何ですか?
私は、日常の中から生まれる喜びを目指しています。日々の暮らしの小さなものへの感謝に、少しの魔法を加えようとしています。それは、一緒に働くことの幸せであり、生活の中にいる生き物たちが家事を楽しくしてくれるという幸せです。
作品について特に注目してほしい細部はありますか?
小さな苗木たちがみんな、どれほど可愛いかです! トマトは間違いなく私のお気に入りです。
制作過程のスケッチ:

旗印
スローン:フェロザーは、さまざまな理由からこのドロップに入れたいと楽しみにしていたキャラクターでした。彼女はタルキールでも特に格好いい氏族のひとつに属する、とびきり格好いい指導者であり、トランス女性でもあります! 私たちは、限られたカード枚数の中で可能な限り、このセットが女性性とすべての女性の経験を包み込むものに感じられるようにしたいと考えました。キャロラインがこのアートにもたらしたエネルギーと力強さには圧倒されました。非常に才能あるイジー・ワッサースタインに依頼した、フェロザーの背景を掘り下げる胸躍る感動的な短編小説を共有できるのを楽しみにしています。
アン:この構図は最初、解くべきパズルでしたが、キャロラインが加わり、全力で取り組んでくれました! 彼女はフェロザーに力強く指揮を執るさまざまなポーズを与えてくれましたが、最終的に選んだこのポーズは迷う余地のないものでした。最後に彼女が加えたグラフィックな魔法要素は、この作品を私たちの全体的な芸術方針へと結びつける助けとなり、フェロザーの導きに従うよう全員の注意を引きつける、強い視覚的インパクトを与えてくれました。
アーティスト・インタビュー:キャロライン・ガリバ/Caroline Gariba
あなたの経歴について少し教えてください!
私の名前はキャロライン・ガリバです。ブラジルのフリーランス・アーティストで、2011年からイラストの仕事をしています。過去には出版業界で仕事をする機会があり、私の作品が国内の人気雑誌に掲載されました。2019年からは『マジック:ザ・ギャザリング』や複数の『ダンジョンズ&ドラゴンズ』拡張セット、そしてゲーム業界の他のカードゲームにも携わっています。また、Flesk Publications発行の『Spectrum 26』にも、多くの素晴らしい現代アーティストたちとともに掲載されました。
このプロジェクトのどこに惹かれましたか? また、このプロジェクトに取り組むうえで何にわくわくしましたか?
これは私にとってとても重要なテーマです。私はゲーム業界にもっと多くの女性が必要だと声を上げてきました。最近、私はブラジルで開催された、より多くの女性をアートシーンへ迎えることと、私たちが対処しなければならない障害に焦点を当てたアートイベントに参加しました。そこには素晴らしい女性アーティストたちが大勢集まり、イベント自体も本当に好評でした。私の心からの願いは、彼女たちの心に大きく触れ、アーティストとしての目標を達成する助けになれていたら、というものでした。その後、アンがこのテーマで私に連絡をくれたとき、これは天が結びつけたような組み合わせだと感じました。というのも、私はそのイベントで話す内容を書きながら、このカードに取り組んでいたからです。このプロジェクトにはGlobal Fund for Womenを支援する取り組みがあります。どうして断れるでしょうか! よい目的のためにアートを作ることと結びついたとき、どんなこともいっそう心躍るものになります。
制作過程はどのようなものでしたか?
ブリーフを受け取ったとき、象徴的なものにすることを目指して、構図についてさまざまな角度を試しました。多くのキャラクター、つまり軍隊がいて、さらに盾もあるため、最初はすべてを適切に配置しながら、すべての形と余白が読み取りやすい状態を保つのが大変でした。しばらくスケッチをした後、自分が伝えたいことをすべて表現するうえで最良だと思う2つの案に絞りました。私が重視したのは、フェロザーと軍隊の身体表現や表情をより印象的にしつつ、それでも場面における盾の重要性をしっかり強調することでした。フェロザーは過去の『マジック』セットですでに知られているキャラクターだったため、彼女の外見やカラーパレットはすでに定まっていました。そのため、課題のひとつは、彼女の姿を引き立て、目立たせる補色的な色を取り入れることでした。さらに、ブリーフには空に燃える炎のような温かな雲があると記されており、それが場面全体の勇敢さの感覚に焦点を当てる助けになりました。
この作品で呼び起こそうとしたテーマや感情は何ですか?
私が伝えたかった主なテーマは、軍隊の力と、指揮を執る指導者がいることの強さでした。時に、私たちの行く手にある課題は大きな戦いのように見えることがあり、戦いは恐ろしいものになりえます。フェロザーが中心に立ち、長い旗を風にはためかせ、力の限り叫んでいる姿は、この作品で強く押し出したかった勇気ある行為です。それによって、待ち受ける未来に対して恐れの気配がまったくないことを、非常に明確にしました。
作品について特に注目してほしい細部はありますか?
フェロザーを堂々と立たせ、威厳ある身振りを持たせる作品を作れたことを嬉しく思っています。エンターテインメント業界で、もっと多くの女性がそのように描かれてほしいと願っているからです。色彩と象徴がひとつに絡み合っているところにも、特別なものがあります。盾はしばしば防御と結びつけられますが、この作品ではフェロザーの咆哮と呼応することで、力強さの表現へと変わっています。盾を強調するグラフィック要素が加わったことで、それはいっそう明確になりました。これはアンが作品にもたらしてくれた、本当に素敵な工夫でした!
制作過程のスケッチ:

太陽の指輪
スローン:このコンセプトは、STEM分野(科学、技術、工学、数学の分野)の女性たちと、突飛なキャラクター同士のチームアップから着想を得たものです! 誰を組み合わせるのがよいか話し合う中で、サヒーリとブレイヤが真っ先に浮かびました! 彼女たちは非常に大胆で独創的なキャラクターであり、二人を一緒にして金属的な魔法を融合させるのは、とても自然な組み合わせに思えました。サヒーリのようなクィアの女性キャラクターを、このドロップでさらに取り上げられたことも嬉しかったです。
アン:このカードがオリジナルの《太陽の指輪》とつながっていることに、私たちはとても興奮しています。レナは、魔法の力を多くの動きと奥行きとともに生き生きと表現する素晴らしい仕事をしてくれました。彼女は、没入感のある枠を破る要素を探ることを、とても楽しんでいました。
アーティスト・インタビュー:レナ・リチャーズ/Lena Richards
あなたの経歴について少し教えてください!
私はウクライナ出身のアーティストで、現在はアメリカに住んでいます。幼いころからずっとファンタジーアートに興味があり、テーブルトークRPGのキャラクターが使う格好いいファンタジーの剣をデザインしたり、空いた時間があれば妖精やエルフをスケッチしたりしていました。そのころから大きくは変わっていません。貧しい環境で育ったため、きちんとした美術教育を受ける機会はありませんでした。現在のイラストレーターとしてのキャリアは、純粋な興味とファンタジーへの愛によって進んできたものです。長年にわたって取り組ませてもらっている素晴らしいプロジェクトの一員でいられることを、幸運に思い、感謝しています。
私が初めてウィザーズのフランチャイズに触れたのは、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のフォーゴトン・レルムのキャンペーン設定をもとにしたビデオゲーム「ネヴァーウィンター・ナイツ」でした。このゲームは永遠に私の心を奪いました。
このプロジェクトのどこに惹かれましたか? また、このプロジェクトに取り組むうえで何にわくわくしましたか?
複数のスタイルをひとつに混ぜようとするプロジェクトは、どれも特に面白いと感じます。そうしたプロジェクトでは、普通なら場違いになってしまうような形や造形で遊ぶことができます。しかし、その「場違いさ」自体が狙いであるとき、それはまったく別の形を取り、明らかな不一致ではなくむしろ作品の焦点になるのです。
制作過程はどのようなものでしたか?
私の制作手法は、人によっては少しわかりにくく見えるかもしれません。特に今は、作業を均等にレイヤー分けし、どの段階でも見栄えがよくなるようにする方法を詳しく教える講座がたくさんありますから。私のやり方は、もう少し雑然としています。
私はいつも、ラフな配色計画から始めます。形は調整できますが、まず色の量感を配置し、その画像に必要になるかもしれない色の範囲を見極めるのが好きです。ある意味では、単にパレットを混ぜるのと似ていますが、私はそれを画像そのものの形の中で行うほうを好みます。
その後、ラフな骨組みを作り、手や今回の指輪のように、くっきり焦点を合わせるべき部分や、キャラクターがいる場合にはその似姿に特に注意を払います。
重要な細部が見えたままで切れてしまわないようにするため、フレームを意識して作業することはとても重要だと考えています。
残りは、画像に「解像度を加えていく」こと、そして大きな形から小さな形へと手探りで進み、必要に応じてそれらをさらに細かく分解していくことになります。
繰り返しになりますが、フレームが関わっていると、時には計画を素早く変更し、テキストの下に強い形を加える必要があります。この画像でもそれが起こりました。
この作品で呼び起こそうとしたテーマや感情は何ですか?
この作品で根底にあるメッセージは、協働すること、そして友人とともに作業することでした。
これは私にとって非常に身近で大切なテーマです。私にも、一緒に絵を描くのが本当に好きな友人がいるからです。コラボレーションは素晴らしいものです。関わっている他の人たちの仕事を支えるため、自分の最良の姿であろうとする動機を与えてくれます。その結果、私たちはプロジェクトに各人が投入した仕事の単なる合計以上のものになります。大まかに言えば、それは足し算ではなく掛け算になるのです。
作品について特に注目してほしい細部はありますか?
私は、立体的な細部と平面的な細部の混ざり合い、そしてそれらがにじみ出て絡み合う様子が本当に好きです。将来、同じような作品をもっと作れたらと心から思っています。非常に印象的な組み合わせだと思います。
制作過程のスケッチ:

祖先の道
スローン:私たちは母性のもうひとつの例、選ばれた家族の力強い絆、具体的には養母と養子の絆を示したいと考えていました。リンデン女王は非常に象徴的で力強いデザインと物語があり、ローアンにも同じことが言えます。私たちは、彼女たちの祖先を称える空間の中で二人を描き、血縁関係と家族関係の両方の絆が、彼女たちを導き、教える様子を示せることにわくわくしました。
ローレン:ラスリルの場合と同様、私たちにはキャラクターたちの過去を見せる機会があまり多くありません。ローアンと母の絆は非常に強力なものであり、《祖先の道》では、『マジック』のセットでは見たことのない時期を垣間見ることができます。
アン:『マジック』におけるもうひとりの象徴的な伝説であるリヴィア・プリマと仕事をすることは、夢のようでした。彼女の三次元的な視覚化と想像力には本当に驚かされます。彫像はそれぞれ固有のものであり、力強い女性たちを描いています。道や周囲の要素の構造も、空間を広く感じさせ、ローアンとリンデン女王に比べて彫像が巨大に感じられるよう意図されています。これもまた、見る人を引き込み、物語を非常によく伝える没入感のある作品です。
アーティスト・インタビュー:リヴィア・プリマ
あなたの経歴について少し教えてください!
私は1994年にインドネシアで生まれました。成長する中で、日本の漫画と西洋のファンタジー・イラストの両方に触れ、それらは今では私のスタイルに影響を与えるものとなっています。私が関心を持っているのは、美しさを捉えること、そして時にはそこに少しの憂いとダークファンタジーの要素を添えることです。現在はフリーランス・アーティストとして働き、同じく『マジック』のアーティストである夫のビリー・クリスチャンとともにアート・スタジオを運営しています。私たちは最近、女の子の赤ちゃんの新米親にもなりました。妻、母、アーティストとしての役割、もしそういうものがあるのだとすれば、そのバランスを取ることを、私はまだ学んでいるところです。
このプロジェクトのどこに惹かれましたか? また、このプロジェクトに取り組むうえで何にわくわくしましたか?
このプロジェクトに選ばれたことは光栄です。アートブリーフがとても美しく、見逃すことはできませんでした。そして最も重要なのは、スタイル上の実験もある程度可能だったことです。それはいつも新鮮で、挑戦しがいのあることだと感じています。
制作過程はどのようなものでしたか?
普段は、イラストのムードに関する参考資料を集めることから始めます。それは構図、配色、絵の小さな一部として含めたい素晴らしい物など、何でもかまいません。それから非常にラフなサムネイル構図をいくつか作り、ムードをよく捉えているものを選びます。時には、その過程に伝統的な画材を取り入れることもあります。
この作品で呼び起こそうとしたテーマや感情は何ですか?
今回は、優雅さ、平和、希望、そして遺産を目指しました。
作品について特に注目してほしい細部はありますか?
私はすべてのキャラクターの衣装をデザインし、描くことが大好きです。どのようなグラフィック要素が作品全体をひとつにまとめられるか試すことも楽しいです。今回は雲と花びらがかなりうまく機能していると思います。
制作過程のスケッチ:

破滅の終焉
スローン:見てください、私たちは次元を越えたチームアップが大好きなんです! 《破滅の終焉》は、自然がその容赦ない力を示すカードであり、幽霊の獣たちを率いるビビアン・リードがすぐに思い浮かびました。それから、エルフのレインジャーであるセルヴァラと彼女の動物への愛を考え、もし二人が出会うことがあれば素晴らしい味方同士になるだろうと思いました。この劇的な、あえて言うなら暗くロマンティックな場面で、ビビアンは幽霊の獣たちの軍勢を率い、セルヴァラの敵に復讐します。
ローレン:このドロップの多くは喜びとつながりに焦点を当てようとしていましたが、怒りなしでは完成しないこともわかっていました。《破滅の終焉》では、怒りと悲しみ、そしてそれらを十分に表現したときに生まれうる力のための場所を用意したいと考えました。
ステファニー:ジュリーのスタイルは、アンのビジョンに完璧に合っていました。ジュリーは、美しく描写された人物像と、エネルギーと感情を帯びた大胆で象徴的な形を融合させる方法を持っています。この作品における思いやりと憤怒の均衡の取り方は、胸が痛くなるほど美しいものです。
アン:ジュリー・ディロンは、幽霊の獣たちがビビアンの救出任務を支える、非常にアクション満載の場面を作り上げてくれました。このシーンはサスペンスに満ち溢れており、女性たちが互いに抱く深い思いやりと共感を示しています。ビビアンが戦い、守るために迎えるこの最後の激しい瞬間を示す、力強いポーズが大好きです!
制作過程のスケッチ:

Global Fund for Womenについて
Global Fund for Womenは、世界中でジェンダー平等のために活動する草の根団体を支援するフェミニスト基金です。寄付者の皆さまのおかげで、Global Fund for Womenは180か国以上の5,000を超える団体と提携し、2億5,000万ドルを超える助成金を提供してきました。これらの助成金は、気候正義、リプロダクティブ・ライツ、暴力からの自由、危機下にあるコミュニティの支援といった分野で活動するパートナーを助けています。
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