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『ドラゴンの迷路』のメカニズム

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『ドラゴンの迷路』のメカニズム

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『ドラゴンの迷路』のメカニズム

magicthegathering.com Staff

2013年4月8日


 マジックを覚えたい、あるいは基本ルールをおさらいしたい場合は、「はじめよう!マジック:ザ・ギャザリング」のページをご覧ください。

 ラヴニカの次元には、2色の色を持つ10の古きギルドが存在します。ラヴニカへの回帰では、その中の5つのギルドが登場しました――白青のアゾリウス、青赤のイゼット、黒赤のラクドス、黒緑のゴルガリ、そして緑白のセレズニア。ギルド門侵犯では、残る5つのギルドが登場しました――白黒のオルゾフ、青黒のディミーア、赤緑のグルール、赤白のボロス、そして緑青のシミック。今回初めて、10のギルドすべてが結集し、暗黙の迷路と呼ばれる魔法の謎に挑みます。

 全10個のギルド、10個のギルドのメカニズムに加え、『ドラゴンの迷路』では、好評を博した分割カードが新たな仕掛けを引っさげて復活します。

融合を持つ分割カード

 『ドラゴンの迷路』では、分割カードに新たな仕掛けを用意しました。旧ラヴニカブロックで登場した分割カードには、2つの呪文が同一カードに印刷されていました。『ドラゴンの迷路』の分割カードは以前の分割カードと同様に、両側のいずれかの呪文を唱えることができます。しかし、今回の新しい融合の能力を使えば、どちらか一つを選ぶ必要はなくなります!

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 あなたが融合を持つ分割カードを唱えられるときに、他の分割カードと同様に、片方の呪文を選んで唱えることができます。そして、あなたがそれを手札から唱えていた場合(通常はそうなります)、両方のコストの合計を支払うことで両側の呪文を一つの呪文として唱えるということもできます。その場合、両側の呪文の対象は別々に選ばれ、まず左半分の指示が処理され、その後に右半分の指示が処理されます。

 つまり、もしあなたの手札に〈労苦+苦難〉のカードがある場合、あなたには次の3つの選択肢があります―― {2}{B}で〈労苦〉を唱えるためのコストを支払うのか、 {2}{R}で〈苦難〉を唱えるためのコストを支払うのか、 {4}{B}{R}で〈労苦+苦難〉を一つの呪文として唱えるためのコストを支払うのか。たとえば《世紀の実験》などを使って、〈労苦+苦難〉を別の場所から唱える場合、他の分割カードと同様に、片方の呪文を選ぶことになります。

 左半分のルール文を右半分のルール文より先に処理するので、もし〈労苦+苦難〉の両側の呪文の対象に同じプレイヤーを選択した場合、そのプレイヤーはカードを2枚引いてライフを2点失い、それから呪文の右半分によってそのプレイヤーの手札の枚数が数えられることになります。同様に、自分に対してまず〈労苦〉でカードを引いて(そしてライフを失って)から、〈苦難〉によるダメージを相手に負わせることもできます。

 もしあなたが〈労苦+苦難〉の両側を唱えた場合、それは黒でも赤でもある呪文です。つまり、それは多色の呪文なので、 《火炎収斂》などのカードに影響する可能性があります。(今セットの中の分割カードのいくつかは、両側の半分がそれぞれ多色です。それらは融合してもしなくても多色の呪文です。)

門と『ドラゴンの迷路』ブースターパック

 多色カードはマナ拘束が強いため、『ドラゴンの迷路』ではこのブロックで登場したコモンのギルド門――タップして2色のうち好きな1色のマナを出せる土地――全10種類を再録します。

 ただし、今回はそれらがブースターパックの基本土地スロットに封入されるようになります。そうです――『ドラゴンの迷路』のブースターには基本土地は封入されません。その代わり、ほとんどの『ドラゴンの迷路』のブースターでは、このブロックで登場した門のイラストを「ズームアウト」した形の新しいイラストが掲載された10のギルド門のいずれか一つが封入されることになります。

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「ほとんど」とはどういう意味かって? それは、いくつかのブースターではこのブロックで登場した《蒸気孔》や《神無き祭殿》といったレアの「ショックランド」が封入されるからです。場合によっては、神話レア土地である〈迷路の終わり〉が見つかるかもしれません。

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 どのような土地カードが入っていても、もしあなたがリミテッドをプレイしているのであれば、そのカードはパックの一部として扱われ、あなたのカードプールの中に組み込まれる(シールドデッキの場合)か、パック内の他のカードと共にドラフトされる(ドラフトの場合)ことになります。他のブースターの基本土地のように、パックから取り除いたりはしません。

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 《シミックのギルド門》はタップ状態で戦場に出て、タップすることで{G}または{U}を出せます。これは森や島といったタイプは持っていませんが、土地タイプ「門」を持っています。「門」であることはある意味「ゾンビ」であるのと同じで、それ自体に意味はありませんが、例えばギルド門侵犯の《盗賊の道》といったカードが参照するある種のマーカーになっています。

多色カード

 多色カードとはその名の通り、2つ以上の色を持つカードです。「金色」カードはすでにお馴染みかもしれません。これは唱えるのに2色以上のマナが必要な呪文です。

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 いわゆる「金色」カードはシンプルです。〈返済代理人〉は白でも青でもあり、これを唱えるには白マナ1点と青マナ1点が必要です。白の呪文または青の呪文に影響するものはこれに影響します。しかし、たとえば「青でない」呪文に影響するものはこれに影響しません。なぜなら別の色であるとはいっても、これは依然として青でもあるからです。 「金色」も「多色」も色ではありません。しかし多色のパーマネントや呪文を参照するカードが存在する場合もあります。

 一例を示しましょう。《高射砲手》はラヴニカへの回帰に収録されていたカードですが、多色の呪文を唱えるたびに誘発する能力を持っています。これはつまり――〈返済代理人〉のような「金色」カードでも《生体変化》のようにギルド門侵犯で登場した「混成」カードでも――多色呪文全てを指します。

ラヴニカへの回帰のギルド・メカニズム

『ドラゴンの迷路』では、留置(アゾリウス)、超過(イゼット)、解鎖(ラクドス)、活用(ゴルガリ)、および居住(セレズニア)といったラヴニカへの回帰のギルド・メカニズムが登場します。

 これら5つのメカニズムのおさらいをしたいという方はラヴニカへの回帰のメカニズム記事を参照ください。

ギルド門侵犯のギルド・メカニズム

『ドラゴンの迷路』では、強請(オルゾフ)、暗号(ディミーア)、湧血(グルール)、大隊(ボロス)、および進化(シミック)といったギルド門侵犯のギルド・メカニズムが登場します。

 これら5つのメカニズムのおさらいをしたいという方はギルド門侵犯のメカニズム記事を参照ください。

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