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開発秘話

Making Magic -マジック開発秘話-

トピカル・ジュース #4

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Making Magic

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トピカル・ジュース #4

Mark Rosewater / Translated by YONEMURA "Pao" Kaoru

2012年3月5日


 今回は運命特集――と言われても意味が分からないことだろう。しばしば、こういった自由課題的な特集が組まれることがある。そうなると我々筆者としては、書きたいことを書くことができるわけだ。運命特集だというのだから、運命そのものについて語ろうと思う――そんなことを考えていたら、以前書いた「トピカル・ジュース(リンク先は英語)」というコラムをなかなか書けずにいたことを思い出した。

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 そんな遠い昔からは私のコラムを読んでいないという諸君のために、ここで「トピカル・ジュース」というコラムの趣旨について説明しておこう。読者諸君の投票によってマジック関係の話題を1つ、そしてマジックと無関係の話題を1つ取り上げ、それを組み合わせてコラムを書くというものだ。

 トピカル・ジュース #1(リンク先は英語)は、「失敗するのが人間だ」という題で今までに犯したデザイン上の最大の誤り10個と、女性のことを絡めて書いたもので、今まで書いたコラムの中でもお気に入りの一本になった。

 トピカル・ジュース #2(リンク先は英語)には特定の題はついていない。6色目を加えることと、「マーク・ローズウォーターは自分が***キチガイだと認めた」(後者はマジックのユーモアを集めたサイトで流行っていた冗談で、誰かがスレッドを建てたものだ)。掲示板の書き込みに似せたスタイルで書いたので、この記事を読んだ諸君はまるで私が6色目の追加について書いた記事について掲示板で語り合っているところを見ているような気分になるだろう。これは読者諸君を大いに戸惑わせることができた。非常にイカした記事だったが、システムの更新(今となっては更旧というべきか)時にせっかくの書式は失われ、ただ読みにくいだけの記事になってしまった。

 トピカル・ジュース #3(リンク先は英語)は「セッション」という題で、これまでにデザインしたイカしたクリーチャー10傑と、ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズを絡めた話だ。これを書いたのは実に2007年のことになる。

 そして、今こそこのトピカル・ジュース #4を書くべき時だと気づいたのだ。今回は運命特集ということで、読者に話題を決めて貰うのではなく、運命にゆだねようと思う。マジック関連の話題とマジック以外の話題をツイッターの自分のタイムラインから集める。ただし、マジック関連の中にはデザイン関連でないもの(フューチャー・フューチャー・リーグは記事にするのにいい題材だが、実際にFFLでプレイしているザックにゆだねることにしよう)や、すでに記事にしたことがあるものは含まないものとする。その後、各グループから1つずつ話題を無作為に選んでみた。

 マジックの話題は――これだ。

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tehCorinthian

@maro254 各セットの最高のデザイン、カード・デザインの殿堂、歴史。列記は見てて楽しいよ!


 そして、マジック以外の話題は――。

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seanFsmith

@maro254 マジック。たとえば手品とか、伝統的な呪術とか。


 最初は話題を選び直そうかとも思った。それは、今までのトピカル・ジュースで何回も特定のカードについて語ってきたからだ。しかし、考えてみると今まで書いたことのない内容でもあるし、それに何より運命にゆだねると言ったのだ。50以上ものセットを通して最高のカードについて語ったことはなかったので、最近10ブロックについてそれぞれ最高のカードを選ぶことにした(モダンで使えるのがちょうどこの10ブロックである)。

 さて、それでは、マジックの最近10個のブロックそれぞれの最高のカードと、マジック――といってもマジック:ザ・ギャザリングではなく魔術のほう――の話を、さて、どうやって絡めていくか。

 それを読みたい諸君は、ここから先に進んでくれたまえ

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