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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ジェイスが全てを掌握する……アゾリウス・ジェイス・コントロール!(スタンダード)

岩SHOW


 『リアリティ・フラクチャー』のカードが注目を集め続けている!良いことだ、嬉しいことだ。アジャニたち、『ローウィン』で初代プレインズウォーカー・カードとしてのデビューを飾った5名が、同じセットに集結して物語の一つの区切りを彩る……最高ですな。

 彼らの初出から19年が経過し、それぞれが辿った運命は大きく異なる。リリアナはプレインズウォーカーでなくなってしまったり……何よりジェイスは無数の側面に分裂してしまい、理論家という存在がジェイスそのものにとってかわるような形になってしまった。

 

 《理論家、ジェイス・ベレレン》……恐ろしき計画を実行しようとしている今回の物語の中心であり、そしてカードとしても魅力的なデザインになっている。対戦相手のドロー・ステップにこちらもカードを引くという変則的なアドバンテージ源であり、出してすぐに対処されなければとりあえず1枚引いてアドバンテージが確定する。

 [+1]でイリュージョンを生成して自身の盾として使役し、[-2]はクリーチャーかアーティファクトをオーナーの手札にバウンスと、マナ・コストも相まってどこか《精神を刻む者、ジェイス》を彷彿とさせる。そして[-6]能力は3枚ドローとこれでもかと手札を増やし、その枚数分自身のクリーチャーにまとめて+1/+1カウンターを付与!クリーチャーを全体強化するジェイスというのはこれまでの彼のカードにそのイメージは薄く、理論家が新たな側面を見せてくれたというところ。この能力がどれも強い!ただで手札を増やしたり妨害するだけでなく、これ自身で盤面を作って勝ちにいけるというのがプレインズウォーカーとして非常に優秀だ。

 この《理論家、ジェイス・ベレレン》をどう使うか?こんなデッキはどうかな……。

Cachorrowo - 「アゾリウス・コントロール」
Magic Online Standard Challenge 16 Special トップ8 / スタンダード (2026年10月7日)[MO] [ARENA]
4 《神聖なる泉》
4 《さびれた浜》
4 《フラッドファームの境界》
2 《行き届いた書庫》
2 《不穏な投錨地》
2 《理論家の聖域》
2 《石化した村落》
1 《解体爆破場》
2 《平地》
3 《島》
-土地(26)-
 
-クリーチャー(0)-
4 《対抗刻彫》
3 《喝破》
1 《呪文嵌め》
2 《三歩先》
2 《縫い目破り》
2 《浸食作用》
2 《失せろ》
2 《ピナクルの星檻》
2 《審判の日》
2 《フェイトホールドの魔除け》
4 《星間航路の助言》
1 《食糧補充》
3 《ジェイスの策謀》
4 《理論家、ジェイス・ベレレン》
-呪文(34)-
1 《ピナクルの星檻》
1 《審判の日》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《瞬間凍結》
2 《安らかなる眠り》
2 《跳ねる春、ベーザ》
2 《観念の名誉教授》
1 《スーパーソルジャー、キャプテン・アメリカ》
1 《地球の守護者、キャプテン・マーベル》
1 《嵐の討伐者、エルズペス》
-サイドボード(15)-
(Magic Online より引用)

 

 

 というわけでスタンダードのアゾリウス(白青)カラーのコントロール!《理論家、ジェイス・ベレレン》を4枚フル投入!この青い新たなるプレインズウォーカーが対戦相手と手札の差をつけ、イリュージョンで盤面を支配するフィニッシャーとして君臨する!

 それ以外のパーツは打ち消し、パーマネント除去、ドローという形で、古典的なコントロールの形に仕上げられている。《喝破》《ピナクルの星檻》《星間航路の助言》というようなコントロールでお馴染みの顔ぶれで構成されているが、それらコントロール手段の中にもジェイスは潜んでいる……《対抗刻彫》!

 この打ち消しは、ジェイスの後見を受けられれば青マナ2つと、《対抗呪文》と同スペックになる。確定打ち消しなので安心感は抜群、ジェイスをコントロールするか手札から見せることで、可能な限り軽く運用したいところだ。そしてこの《対抗刻彫》もジェイス付与を行い、盤面にジェイスを提供してくれる。忠誠度1なので諜報を一度行えるのみだが……焦って使わず、とっておいても良い。そうすれば2枚目の《対抗刻彫》が自動的にジェイスの後見を受けられるし、ジェイス付与を重ねて忠誠を増やせば[-3]でドローも狙える……。

 そんなジェイス付与カードの中でも《ジェイスの策謀》はインスタント・タイミングでジェイス付与8と非常に高い値!そしてそのターンの間、ジェイスの能力をインスタント・タイミングで起動できるようになるので、相手のターンにも諜報やドローができる!3マナで合計2枚ドロー+αというように運用できれば文句なし……そしてこの《ジェイスの策謀》で《理論家、ジェイス・ベレレン》の能力を相手のターンに起動できれば……すべては理論家の思い描くままだ……これはもはや「アゾリウス・ジェイス・コントロール」と呼んでも良いのでは?

 

 最後に最近アゾリウス系コントロールで目にする機会の増えたサイドカードについて。《スーパーソルジャー、キャプテン・アメリカ》!彼がサイドボードに控えている理由は……カッコいいから?いやもちろんそれもかなり大きなファクターだけども、当たり前だがそれだけじゃない。

 3マナ3/2先制攻撃、そして盾カウンターが置かれているため、一度だけこの盾でダメージや破壊を防ぐことができる。さらに盾があれば、キャプテン・アメリカは英雄に呪禁を与える……コントロールデッキでこの能力が活きるのか?と思いきや、この呪禁はコントローラーにも与えられる!つまりキャップをコントロールしていれば、《強迫》や《欺瞞》による手札破壊を受け付けない!コントロールに対する妨害として有力な手札破壊をシャットアウトできるのは大きいぜ。

 それに《生体工学の専門家》《サックビル=バギンズ一家》も対戦相手を対象にとってライフを失わせるので、これらをキーカードにするデッキにも文字通りの盾になってくれる!!一度使ってみればこの能力に加えて、先制攻撃を活かして良いブロック役になってくれてその頼もしさにグッとくるはず!

 さあ、理論家としてその本領を発揮するジェイスを盤面に繰り出し、ゲームの支配者になれ。スタンダードのコントロールデッキ、安定感抜群で強固なものに仕上がっているぞ!

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