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岩SHOWの「デイリー・デッキ」
護国卿が加わるその前に……これぞウルザデッキ!(レガシー)
『兄弟戦争』にて《プレインズウォーカー、ウルザ》がついにカード化!
長かった……過去にも《無明の予見者》《最高工匠卿、ウルザ》《Urza, Academy Headmaster》とカード化されてきてはいたが……プレインズウォーカーとして覚醒したウルザを戦場に出すという世界中のプレイヤーの夢は、2022年秋にいよいよ実現することになる。
僕がマジックを始めたのは『ウルザズ・サーガ』からなので、主人公であるウルザに自然と惹かれたものである。プレインズウォーカーが人知を超えた神のごとき存在と知ってから、その強さのあまりカード化されないことを悟り……プレインズウォーカーの本質が変化して新世代の面々がカード化されていくのを拝みつつ「ウルザはこれよりももっと凄いんだよな……」と訪れることがない最強プレインズウォーカーを使役する日を夢見ていたものだ。その夢が24年越しにかなったぜ。
《護国卿、ウルザ》としてクリーチャー化されたウルザ、これもアーティファクト・インスタント・ソーサリーのコストを軽減する能力が強く、また対ファイレクシアのキーアイテムである酒杯を死守するアートもカッコイイ。
そしてウルザといえば《マイトストーンとウィークストーン》!この石をウルザとミシュラがそれぞれ手にしたことが兄弟戦争のきっかけであり、また決着時にこの2つの石がプレインズウォーカーとして目覚めたウルザの両の目となった。
単体のアーティファクトとしてもドローor除去でマナ加速も行えるもので、かつ《護国卿、ウルザ》と「合体」することで《プレインズウォーカー、ウルザ》が降臨する。カッコええ~! こんなんもう、いろいろズルいでしょ。
待望の《プレインズウォーカー、ウルザ》は1ターンに2回行動という他のプレインズウォーカーと明らかに格が違うものとなっており、機械の兵団を呼び出したり《ウルザの殲滅破》的な全体除去を放ったりとこれぞウルザ!と感動しちゃう強さとフレイバーを兼ね合わせたものになっている。
早く《プレインズウォーカー、ウルザ》で無双したいものだが、もうちょいと待っておくれよ、あっせんなよということなのでここは落ち着いて……落ち着きつつも《生けるレガシー、カーン》とウルザの相性や、『兄弟戦争』の公開されたアートに描かれたテフェリーなどからこれらの人気キャラクターが一堂に結集したデッキを妄想してしまう。
この脳内イメージを既存のカードで具現化するなら……
1 《平地》 1 《島》 4 《Tundra》 1 《剃刀潮の橋》 4 《古えの居住地》 4 《教議会の座席》 1 《カラカス》 1 《天上都市、大田原》 4 《古えの墳墓》 4 《魂の洞窟》 4 《ウルザの物語》 -土地(29)- 4 《エスパーの歩哨》 4 《エーテル宣誓会の法学者》 2 《粗石の魔道士》 4 《最高工匠卿、ウルザ》 4 《思考の監視者》 -クリーチャー(18)- |
4 《水蓮の花びら》 4 《オパールのモックス》 1 《真髄の針》 4 《意志の力》 4 《虹色の終焉》 4 《虚空の杯》 1 《影槍》 4 《時を解す者、テフェリー》 3 《覆いを割く者、ナーセット》 3 《大いなる創造者、カーン》 1 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(33)- |
1 《空を放浪するもの、ヨーリオン》 -相棒(1)- 1 《歩行バリスタ》 1 《トーモッドの墓所》 4 《剣を鍬に》 1 《墓掘りの檻》 1 《液鋼の塗膜》 4 《否定の力》 1 《罠の橋》 1 《マイコシンスの格子》 -サイドボード(14)- |
こんな感じかな? レガシーのアーティファクトおよびプレインズウォーカーをフィーチャーした青白のデッキだ。
《最高工匠卿、ウルザ》に《ウルザの物語》、デッキの中心に俺たちのウルザがいる!
どちらもアーティファクトの数に比例してデカくなる構築物を生成するカードなので、《オパールのモックス》や各種アーティファクト・土地などマナがほとんどかからないものを最序盤からバンバン展開してカウントを稼ぐ。古い表現をするとストンピィ系のデッキになるかな。
自身の使う1マナの呪文は《エスパーの歩哨》と他数枚に抑えて、《古えの墳墓》や《水蓮の花びら》 or モックスで1ターン目なんかに《虚空の杯》をX=1~2で唱え、他のレガシーのデッキの主力を機能不全に。
足止めしつつ《剣を鍬に》などの除去から構築物を守って殴り勝つ……スピードと重さ、ガードの硬さを両立した理想的なファイターのようなデッキだ。さすがはウルザの一言に尽きるぜ。
《虚空の杯》に加え《エスパーの歩哨》《エーテル宣誓会の法学者》《時を解す者、テフェリー》と対戦相手の自由な行動を思いっきり阻害するパーマネントをどんどん展開し、ウルザでの勝利をサポートする。
《意志の力》での積極的な打ち消しといい、手札はガンガンと消費していくスタイルだ。
《覆いを割く者、ナーセット》《精神を刻む者、ジェイス》などで手札補充。アーティファクトをばら撒いてからの《思考の監視者》でのドローも非常に重要。
そして《大いなる創造者、カーン》でサイドボードからもカードを手に入れる、と。アドバンテージを取ることには抜かりがないな。
カーンは《液鋼の塗膜》を持ってきて対戦相手のパーマネントをアーティファクト化させて無効化させ、アーティファクト化させた土地をカーンの[+1]能力で0/0のクリーチャーにして除去するというマナ基盤への攻めも。マナがたっぷりあれば《マイコシンスの格子》で完封するパワープレイも可能。
このカーンから持ってくる選択肢に《マイトストーンとウィークストーン》を仕込んで《護国卿、ウルザ》を変身させる……そんなロマンあふれる構築、次期シーズンでは目にしたいものだ。ぜひチャレンジして驚かせてちょうだい!
ウルザが最も力に満ちている姿、《プレインズウォーカー、ウルザ》が満を持してやってくる。《最高工匠卿、ウルザ》や《ウルザの物語》と過去にもその伝説的な強さをカード化したものはあり、すでにパワフルなデッキを存在させている。これらがすべて揃う時、究極にして至高のプレインズウォーカーはマジックの歴史そのものを変えてしまうかもしれない!
妄想をどこまでも拡げながら、もうすぐやってくるその時を待とうぜ!
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