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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

あなたが落としたのは…(レガシー)

岩SHOW

湖に潜む者、エムリー:私はこの湖に住む者、あなたが落としてしまったアーティファクトは何ですか?

絵描きの召使い:マ、マルト…イシ…《丸砥石》……!

ゴブリンの技師:一番ピカピカな宝石! 《ライオンの瞳のダイアモンド》!

アーカム・ダグソン:わしの天測儀はどこかのう……?

ゴブリンの溶接工:一番でけぇヤツ! 《隔離するタイタン》!

大いなる創造者、カーン:《罠の橋》《トーモッドの墓所》《仕組まれた爆薬》《マイコシンスの格子》、えーとそれから……

王冠泥棒、オーコ:ん~なんでもいいかな。どうせ鹿にするから。

 

エムリー:……正直なあなたたちには、それらを全部差し上げましょう。

Hisa - 「RUGペインター」
Magic Online Legacy League 5勝0敗 / レガシー (2019年11月22日)[MO] [ARENA]
4 《冠雪の島
1 《冠雪の山
1 《冠雪の森
1 《Volcanic Island
1 《Tropical Island
3 《沸騰する小湖
2 《霧深い雨林
3 《古えの墳墓
1 《裏切り者の都
2 《教議会の座席
-土地(19)-

3 《ゴブリンの溶接工
3 《ゴブリンの技師
3 《絵描きの召使い
4 《湖に潜む者、エムリー
1 《隔離するタイタン
-クリーチャー(14)-
3 《オパールのモックス
1 《ライオンの瞳のダイアモンド
1 《モックス・ダイアモンド
1 《ウルザのガラクタ
3 《アーカムの天測儀
4 《渦まく知識
3 《丸砥石
1 《魔法の井戸
1 《罠の橋
4 《意志の力
1 《物読み
2 《王冠泥棒、オーコ
2 《大いなる創造者、カーン
-呪文(27)-
1 《絵描きの召使い
2 《トーモッドの墓所
1 《丸砥石
1 《真髄の針
1 《改良式鋳造所
1 《紅蓮破
1 《呪文貫き
1 《夏の帳
1 《罠の橋
1 《ギラプールの霊気格子
1 《物読み
1 《マイコシンスの格子
1 《仕組まれた爆薬
1 《ギラプールの希望
-サイドボード(15)-
 

 というわけで、今日のデッキはエムリーがレガシーで大忙しな「RUGペインター」。Rは赤、Uは青、Gは緑を意味し、レガシーではこの3色をティムールという通称よりも優先してこのRUGと表記することが多い。エムリーなどの青とゴブリンたちの赤、そしてあらゆるフォーマットで活躍するパワーカードであるオーコを足すための緑だ。

 ペインターというのは《絵描きの召使い》を用いたコンボデッキのことで、冒頭でも召使い自身が求めているようにパーツとなるのは《丸砥石》。

 召使いの能力はあらゆる領域のカードに指定した色を追加する。《丸砥石》はライブラリーの上から2枚を墓地に置き、それらの色が同じであればこの工程を繰り返す。つまり……すべて同じ色なのでライブラリーがすべて墓地に落ちてしまい、対戦相手を対象に起動すればライブラリー切れで一撃必殺。これらの軽量アーティファクトを揃えて、かつ《丸砥石》起動のための3マナがあればコンボ完了であり、割と簡単な部類に入る。その割に即勝利なのだから強力だ。

 ペインター・デッキは赤単で組まれることが多い。コンボが決まらない状況でもとりあえず召使いで青を指定し、《赤霊破》《紅蓮破》で打ち消したりパーマネント破壊をしてコントロールしようというわけだ。このリストではそうではなく、とにかくコンボパーツを集めるために墓地も利用しようということコントロール要素は捨てて、《湖に潜む者、エムリー》を用いることを選んでいる。

 エムリーをいち早く、それこそ1ターン目から戦場に出すために0マナアーティファクトを複数採用。4枚墓地に落とせばなんらかのアーティファクトは落ちるだろう。それをエムリーの起動型能力で墓地から唱えてコンボを決める、と。

 エムリーのみならず《ゴブリンの技師》も用いることでよりコンボパーツを揃えやすくなる。

 こちらは探してきた1枚を墓地に落とすので、確実に欲しいものが見つかる。そうやって落としたものを起動型能力で戦場のアーティファクトと交換だ。もちろん、技師で探してきて落としたカードをエムリーで拾っても良い。

 さらには《ゴブリンの溶接工》という手段もある。

 これは戦場と墓地のアーティファクトを入れ替えるものでありマナも不要、技師と違ってどんなコストのアーティファクトでも戻せるので、コンボパーツのみならず《隔離するタイタン》を釣り上げて土地をバキバキ叩き割りつつ7/10というスーパーサイズを降臨させて殴り勝つプランも狙える。

 これら3種の墓地とアーティファクトに関するカードが絡み合うことで、あらゆる角度からコンボを狙えるし、打ち消されたり破壊されたり捨てさせられたりといった妨害を受けても何度もコンボを仕掛けられるのだ。

 《大いなる創造者、カーン》もまたコンボパーツを探す手段であり、同時にサイドボードから特定の状況下で力を発揮するアーティファクトをサーチする役目も兼ねる。

 お約束のフィニッシャー《マイコシンスの格子》で、コンボが効かないタイプの相手にも完封勝ちを狙える。《改良式鋳造所》も搭載しているところがレガシーらしいオシャレポイントだ。

 《王冠泥棒、オーコ》を色を足してまで採用する理由だが、相手のクリーチャーとアーティファクトを鹿にする妨害能力を持つ時点で純粋にカード単体で強いというのもあるし、食物・トークンを生み出すのが先に述べた戦場と墓地のアーティファクトを入れ替えるゴブリンたちのタネになって非常に相性が良いというものある。

 エムリーを高速召喚するための《オパールのモックス》《ウルザのガラクタ》なんかを3/3にして殴るというのも雑に強いしね。《アーカムの天測儀》があれば、ほとんどノーリスクでオーコを足せるというのも大きい。

 デッキのあらゆるカードが噛み合ってコンボという1つのゴールを目指し、そのプランが崩壊しても他の手段に切り替えられる……これは使っていて間違いなく楽しいデッキの特徴だ。複雑にカチャカチャしたいなら、エムリーとゴブリンたちとともに機械で遊んじゃおう!

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