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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

蛇の鱗と機械軍団(パイオニア)

岩SHOW

 スタンダードをやっていると、定期的に「今アイツがいれば……」という思いに悩まされることがある。

 どういうことかというと……新しいカードが登場した際に「おっ! このカード、あれと相性良いやん! やっと出番が来たか?」と小躍りしそうになったところで、「そっか、もうスタンダードから落ちてたね……」と悲しい現実に気付いてしまう……そんなタイミングがひとつのお約束なのだ。

 近年で言えば、《巻きつき蛇》が登場した際、これは+1/+1カウンターを活用するデッキでやんちゃなことできそう!《硬化した鱗》との8枚体制は強いぞ!と思ったら、鱗はすでに退場済みだったと(蛇だけで充分強いデッキにはなったんだけどね)。

 モダンであればこれらを共演させることも可能だが、参入するハードルが高い……そう感じて諦めたプレイヤーも少なくなかったことだろう。

 そんな鱗と蛇をともに扱うデッキ、パイオニアで組みましょうよ! 当時夢見た鱗→蛇→+1/+1カウンター2個増加!というムーブと、最新のセットからのカードががっちりと噛み合って強力な盤面が作れるぞ!

 今日は「黒緑鱗」デッキを紹介だ!

Argan - 「黒緑鱗」
Magic Online Pioneer League 5勝0敗 / パイオニア (2019年10月27日)[MO]
3 《
1 《
4 《草むした墓
4 《森林の墓地
4 《花盛りの湿地
1 《風切る泥沼
2 《変わり谷
1 《カーンの拠点
-土地(20)-

4 《巻きつき蛇
4 《鋼の監視者
3 《歩行バリスタ
4 《搭載歩行機械
4 《石とぐろの海蛇
-クリーチャー(19)-
4 《硬化した鱗
4 《思考囲い
4 《活性機構
2 《密輸人の回転翼機
4 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ
3 《大いなる創造者、カーン
-呪文(21)-
1 《新緑の機械巨人
1 《歩行バリスタ
3 《真髄の針
1 《墓掘りの檻
3 《夏の帳
2 《致命的な一押し
1 《護法の宝珠
2 《密輸人の回転翼機
1 《キランの真意号
-サイドボード(15)-
 

(編注:上記は2019年10月27日時点のデッキです。掲載現在、《夏の帳》はパイオニアで禁止カードに指定されています。)

 《硬化した鱗》と《巻きつき蛇》により+1/+1カウンターが置かれて戦場に出るクリーチャーのコストパフォーマンスは劇的に跳ね上がる。マナ・コストにXを含み、その数だけカウンターが置かれて戦場に出るクリーチャーは特にその恩恵を受けることになる。

 スタンダード当時に蛇の相棒だった《歩行バリスタ》に、蛇と入れ替わりで退場したのが悔やまれるもう1つのカード《搭載歩行機械》なんかは、カウンターの数がサイズだけではなく能力の威力にも大きく関わってくるので、なるべくこれらが1つでも多く戦場に出ている状態でプレイしたいものだ。

 {X}組には最新のカードである《石とぐろの海蛇》も含まれている。

 これは戦闘面以外での能力は持たないが、蛇と鱗の両方が出ている状態だと1マナで3/3、2マナで4/4とマナと打点の効率の良さは一級品で、トランプルまで持っている。そしてプロテクション(多色)! 《突然の衰微》も《暗殺者の戦利品》も怖くない。さらに地味ながら到達も持っているので、相対した際には要注意。

 カウンター絡みのクリーチャーはアーティファクトばかりということで、さらに蛇と鱗が現役の頃にはいなかった《鋼の監視者》も参陣だ。

 能力を1回でも起動できれば十分なくらい戦場に大きな影響をもたらすので、除去を持つ相手には蛇なんかをおとりにしつつ戦場へ送り出したいところ。

 さらに全体強化役と言えば《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》、このカードも懐かしいなぁ!

 こちらは蛇やクリーチャー化する土地も育てられるのと、戦場に出て即時能力起動できるのが強みで、トークンを生成して戦場を作ることも可能と、十分すぎるほど能力を備えている。

 さらに同じく強化役にしてトークン生成装置なのが《活性機構》。

 これも働き出すと見た目よりもずっと強いカードで、このデッキの粘り強さのもとになっている重要な1枚だ。

 クリーチャーと強化カード、そして鱗&蛇を携えた理想的な手札でゲームを開始し、ブンブンブンと強烈なサイズのクリーチャーを量産して一気に押し切ってしまう理想的なゲーム展開で勝てれば最高だ。

 もし《至高の評決》のような全体除去でリセットされても、《搭載歩行機械》に《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》に《活性機構》と、万能なクルーたちがすぐさま強力軍団を再編してしまうので消耗戦もどんとこい。

 そういう長引くゲームになった際には、《大いなる創造者、カーン》もその名の通りの創造っぷりで暴れ回ってくれるだろう。

 彼はサイドボードから各種アーティファクトを手札へと持ってくる能力で尽きぬ戦力を与えてくれる。中でもインパクトにあふれているのは《新緑の機械巨人》!

 これまた懐かしいなぁ~当時はこやつが度々ゲームを終わらせていたものだ。《墓掘りの檻》などのキラーカード、そしてカーン自身のアーティファクトを起動不可にする能力で、特定のヤバいデッキ相手にも対抗できる点も嬉しい。明日もパイオニアのデッキを紹介しよう、お楽しみに。

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