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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚 今日の1枚:ニッサ・レヴェイン

浅原 晃
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 土地に殴られる夢を見た? ふふふ、それは夢ではないぞ。マジックの世界では良くあることだからな。

 今日、11月8日は日本限定チャレンジャーデッキの発売日だ。そのうちの1つ「大地覚醒」に入っていて、スタンダードでも活躍している《世界を揺るがす者、ニッサ》は、土地をクリーチャー化して殴ってくるのだよ。おかしい? ニッサは優遇されている? 絶対、マローの娘のお気に入り? ふふふ、そういう世代か、いや、彼女も苦労した時代はあったからな。なら、今回は《ニッサ・レヴェイン》のルーツの話をしようか。

 ニッサはゼンディカー生まれのエルフだ。彼女は幻視とドルイドの力を持っていてな、そんな力をエルフの村の他の者は恐れていたが、ゼンディカーはニッサに向けてメッセージを送っていた。封印されているエルドラージを取り除いてほしいと。そして、ニッサは脅威へと近づき、その際の命の危険からプレインズウォーカーへと目覚め、そして、ローウィンへとプレインズウォークしたのだ。

 そこで、エルフとの交流を果たし、いくつかの次元を放浪した後、ニッサはゼンディカーを守りたいという思いで再びゼンディカーへと戻った。そして、エルドラージの封印を、彼女としては外の次元へと出ていってくれると考えて、解いてしまったのだ。しかし、エルドラージはゼンディカーへと残り、破壊の限りを尽くしたのだ。彼女は長い戦いの中で抗い続け、そして、ゲートウォッチを結成し、仲間とともにエルドラージを打ち倒したのも、つい最近のことのような気がするよ。

 そして、『ゼンディカー』の《ニッサ・レヴェイン》は初登場の時のカードなのだ。能力が地味目なのはともかく、初期忠誠度2がネックでな、当時存在した《稲妻》や《荒廃稲妻》で1発で落ちてしまい、ニッサはかわいいだけと言われたものだよ。

 ストーリーでの成長とともにカードも強くなっていき、今の《世界を揺るがす者、ニッサ》がある、それもいいんじゃないか。ふふふ、まあ、同じコストのプレインズウォーカーはショックで泡吹いて倒れるかもしれないがな……

 ん? そう言えば私のカード《ラノワールの憤激、フレイアリーズ》は{3}{G}{G}……お、おかしい! 明らかに優遇されている! マ、マ、マローの娘のお気に入りかニッサー!……ぶくぶくぶくぶく、バターン(泡吹いて倒れる音)

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