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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:イマーラ・タンドリス

浅原 晃

 ふぉっふぉっふぉ、今日は「世界ゴリラの日」じゃ。そこで、今回はマジックの過去の文献にとても強いゴリラ(?)と記されておる、《イマーラ・タンドリス》を紹介するぞい。

 『ドラゴンの迷路』で登場した《イマーラ・タンドリス》はセレズニアの迷路走者じゃ。10のギルドが争う、ドラゴンの迷路を制覇するには必要なものは何か? 秩序や調和を重んじるセレズニアはこう考えたのじゃな、やっぱり暴力じゃね?と。そこで、呼び寄せられたのが各地で破壊の限りを尽くす、ミス「暴力」こと《イマーラ・タンドリス》で……。

 おや? ふぉっふぉっふぉ、よく見たら、この資料はコ○ケで買って来た誰かの二次創作じゃった。5/7というパワーとタフネスを見る限りではそうでもないと説明はつかないからのう。《イマーラ・タンドリス》は見かけと設定からは考えられないほどのパワーを持ったクリーチャーなんじゃ。優美な癒し手という設定からは想像できぬし、エルフとシャーマンのそれぞれの種族の中でも最強じゃったから、当時は、「明らかにおかしいぞ?」「実はゴリラなのでは?」「イマーラじゃない、ゴリーラだ!」と言われたほどじゃった。

 実際にイマーラと張り合えるゴリラ(類人猿)もマジックの世界にはなかなかおらんからのう、だいたいは一撃で屠られるゴリラばかりだから、ゴリラ界でも大ボスとしてやっていけるレベルなのじゃ。

 ふぉっふぉっふぉ、まあ、これにはわけがあってな、実は直前にレアリティの関係で他のクリーチャーと能力を入れ替えたといった事情があったのじゃ。じゃから、もとは《復活の声》の能力が《イマーラ・タンドリス》のものだったんじゃ。カードゲーム開発、あるある話じゃな。

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