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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:翠玉トンボ

浅原 晃

 天気の良い日にはふらっとどこかに行きたくなるのう。今日は「旅の日」。これは、かつて松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立ったのが5月16日だったことで制定された日じゃな。

 松尾芭蕉と言えばもっとも有名な俳人の1人じゃ。芭蕉の代表的な句「古池や蛙飛びこむ水の音」はわしがもっとも好きな俳句なんじゃな。響き渡る水の音によって静寂を引き立てた名句じゃぞい。まあ、これは完全に受け売りなんじゃが、それぞれの解釈があると思うのじゃ。聞いた人それぞれが17文字の中で想像を掻き立てられる、そこがまた、俳句の素晴らしいところじゃと思うぞい。

 それを踏まえた上で、今日は《翠玉トンボ》を紹介していこうかのう。

 緑としては珍しい、軽い飛行クリーチャーに先制攻撃がつくという、トンボにしてはなかなかやりおるカードじゃ。とは言え、このカードの真に注目すべきは別にあってのう、それがフレーバーテキストなんじゃ。何と、このカードのフレーバーテキストには俳句が書かれておる唯一無二のカードなのじゃな。では、その一句を詠み上げるとしようかのう、いくぞい、「ひるがえり 矢となり襲う 虫の影」じゃ。ふぉっふぉっふぉ、みんなはどういった印象を受けたかのう。

 なに? まず、わしの解釈を聞かせろとな? いいじゃろう……それは、つまりはあれじゃ、うわっ虫だ! うわー! の意じゃな。誰だって虫がブーンと来たらビックリするじゃろう。ちなみにこの句は作者不詳でな、まあ、詠み人知らずというやつじゃ。もしかしたら、松尾芭蕉が実はプレインズウォーカーでこちらの世界へと寄ったのかもしれんのう。そうなら面白いんじゃが、そうでなくとも、俳句がここに残されているということは誰かが何かを伝えたかった、それは確かなんじゃな。

 よし、そうならばじゃ! その心はわしが受け取ったぞい。これからは、わしもドミナリアに俳句という文化を伝えていくとしようかのう。なに? それならば、最初の芭蕉の俳句のわしの解釈を聞かせろとな? ふぉっふぉっふぉ、いいじゃろう……それは、つまりはあれじゃ、うわっ蛙だ! うわー!の意……

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