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週刊デッキ構築劇場

第90回:構築劇場総集編・ベストヒットのトップ10

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週刊デッキ構築劇場

2012.12.17

第90回:構築劇場総集編・ベストヒットのトップ10


by 塚本 樹詩


 いやー。早いもので今年も残すところあとわずかですね。
 構築劇場も皆さんのおかげで充実した内容で一年の区切りを迎えることができました。

 今回は、年間記事の中から10個を振り返る総集編にしたいと思います!
 申し遅れましたが、本日の司会は『いつも心にマンモスを』塚本でございます!

 突然ですが皆さんは普段読んでいる記事の右上にある「ツイート」ボタンを気にしたことがありますか?
 このボタンはTwitterと連動していて、ボタンを押せば今読んでいる記事をツイートで紹介できるのです。今までツイートボタンの存在に気がつかなかった方はこれから是非活用していきましょう!

 今回はそうした反響の大きさをもとに算出した「ツカモトポイント」により、記事をランキング形式で振り返ってみたいと思います。
 それでは早速ランキングの発表です!


第9位
 

 最初は同率9位の24ツカモトポイントで、この二つの記事がランクイン。

 第88回:塚本樹詩のデッキ構築劇場・とびだせ!ファッティの森

 第57回:清水直樹のデッキ構築劇場・再興へのカウントダウン

 まずは僕の記事からですね。

 この2枚が同じレアリティで同じマナコストだなんて酷いよ!ということから始まった記事です。
 自分で掘り下げるのは恥ずかしいことなのですが、《投げ飛ばし》+《セラのアバター》は僕がマジックを始めたときにあったコンボなので、懐かしい気持ちでデッキを構築していましたね。二枚とも再版されたら作るしかないでしょ!

 続いては王子の記事。王子のこの一年は《追跡者の本能》とともに歩んだ一年と言えましょう。
 シミックキャラとして長年頑張ってきた王子に「ギルド門侵犯」でついにご褒美がきますね! そうです、シミックギルドが再登場するのです!
 来年になったら本気の王子が見られることを、今から期待していますよ! 爆発的青緑(パンシミック)は再び訪れるのか!?


第8位

 第55回:浅原晃のデッキ構築劇場・心の想像構築

 26ポイントで8位はおなじみ浅原さんの記事。

 当時はまだテキストすら明らかになっていない《グリセルブランド》やアヴァシンの天使たちがメタゲームを支配するという妄想を繰り広げるキテレツな内容でした。
 その後無事?《グリセルブランド》があらゆるフォーマットで活躍したところを見ると、千里眼か!と膝を打ってしまいますね。


第7位

 第76回:塚本樹詩のデッキ構築劇場・クリーチャーは衰退しました。

 27ポイントで再び自分がランクイン。嬉しくてもう思い残すことは無いよ・・・!

 デッキは《境界なき領土》をプレイしてデッキ内の土地を全て出そう!というすごく頭の悪そうなコンセプトでした。
 このときはナベ(渡辺 雄也)が年間最優秀プレイヤーになった喜びで前半のテンションがすごいことになり、冒頭部分の頭の悪そうな感じが強いですね!


第6位

 31ポイントで浅原さんの記事がまたしてもランクイン。

 第89回:浅原晃のデッキ構築劇場・ボロは着てても心はドヤ

 マジックのフレーバーに焦点を当てた回であり、どうしたら「ドヤ」れるかを突き詰めた回でもありますね。
 本来厄介なクリーチャーである《スラーグ牙》もデッキによっては《包囲マストドン》同然! 毎回行われる、メタゲーム上で使用頻度の高いカードを目の敵にするスタンスが個人的にはツボです。


第5位

 第60回:浅原晃のデッキ構築劇場・PW人材派遣会社5-イニストラード総選挙

 またしても浅原さんの記事! 強すぎるぞ浅原 晃!
 ということで34ポイントで5位は、おなじみプレインズウォーカーたちが繰り広げるドタバタ茶番劇の5回目。

 プロツアー「アヴァシンの帰還」グランプリ・名古屋で活躍した《栄光の目覚めの天使》リアニメイトの雛形ともいえるデッキが載っています。
 こんな早い段階から、既にこのカードの強さに気がついていたのは凄いですね。


第4位

 第65回:高橋純也のデッキ構築劇場・スタンダードデッキ構築概論1

 ついに登場! 「ラッシュ」こと高橋 純也の記事が35ポイントで4位!

 構築劇場に新しい風を吹き込んだラッシュの記事は、綿密なメタゲームの分析、そしてデッキの成長過程が事細かに記され、とっても読み応えのある内容です!
 デッキの内容のインパクトでなく、記事全体で勝負している感じがいいですよね。実戦で役に立つTIPSやメタゲームの内容まで詳しく書かれているので、戦略記事と融合した「新時代の構築劇場」のスタイルなのかもしれません。

 ただ、デッキの内容がシミックっぽいので、王子化しないことだけを祈るばかりです。


第2位

 第80回:浅原晃のデッキ構築劇場・ラヴニカギルド対決-「至高のアゾリウスVS究極のゴルガリ」

 第67回:渡辺雄也のデッキ構築劇場・約束された勝利のデッキ

 49ポイントで同点2位に輝いたのは、ナベと浅原さん!

 まずは今までにない!? 料理とコラボレーションした浅原さんの記事から!

 ギルド同士が料理で対決するという浅原ワールド全開な内容なのですが、オチが秀逸!
 内容もさることながら、デッキに使われていた《信仰の見返り》が後のプロツアー「ラヴニカへの回帰」の《第二の日の出》デッキで大暴れし、そのまま優勝したことは記憶に新しいですね!

 そのプロツアーで惜しくも準優勝でしたが、今シーズンの活躍という点では他の追随を許さないナベの記事も2位にランクイン!

回転

 上半期をこのカードとともに歩み、最終形態「サムライDelver」の製作過程を記した、今年でもっとも勝つことに比重を置いた記事がここに!
 今年参加したプレミアイベントの半分でベスト8以上の成績を残すという、驚異的なアベレージを見せたナベが、来年はどんな偉業を成し遂げるのか楽しみですね!


第1位

 第70回:浅原晃のデッキ構築劇場・【マジック構築論研究1】幸せの青天井デックウィン

 今年一番反響を呼んだ記事は、やっぱりこの男、浅原 晃。63ポイントと圧倒的でした。

 内容も圧倒的で、244枚デッキの全てのカードを《原初のうねり》で出してしまおうという、何とも贅沢なデッキでした!
 ただ勝つのではなく、勝ちの質にこだわった姿勢が人々の胸に響きました。


 ベスト10の半分を浅原さんが占める形となり、総集編なのに浅原総集編みたいな内容になってしまいました。
 歴代1位の第17回:伊藤敦のデッキ構築劇場・《覇者、ジョー・カディーン》は驚異の179ツカモトポイントを記録しているので、それを超える記事を浅原さんには目指してほしいですね!


 それでは最後に、今年のMVPを発表して、この記事を終えたいと思います。
 構築劇場には欠かせないこの男の登場だ!


MVP

 第84回:井川良彦のデッキ構築劇場・トウキョウネズミーワールド

 ポイントとかじゃないんだ! 常に第一線で戦い続ける井川が構築劇場のメンバーになってくれたことが、この一年で一番の収穫ではないのだろうか!決してオチ担当じゃないぞ!!!

 これからのモダンシーズンに《群れネズミ》がきっとメタゲームの渦を作り出すでしょう。今から楽しみですね!


 ということで、今年の構築劇場はここまで。一年間やってこれたのも皆さんのおかげです! 本当にありがとうございました!
 それでは来年またお会いしましょう。良いお年を!

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