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第57回:デッキ紹介《魔導戦士、ティナ》

クロタカ


 読者の皆さん、こんにちは!統率者戦大好き、クロタカ(@clotaka1)です。

 今回は『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』に収録されているカードの中から統率者を1つピックアップして、デッキパワーレベル5〜6にカスタマイズしたデッキを紹介していきます!
 

目次


 

統率者紹介

 今回紹介するデッキの統率者は、《魔導戦士、ティナ》です!

回転

 
魔導戦士、ティナ》の特徴

 《魔導戦士、ティナ》は以下の能力を持っています。

これが戦場に出たとき、カード5枚を切削する。これにより切削されたエンチャント・カード最大1枚をあなたの手札に加える。

トランス ― {4}{R}{G},{T}:これを追放し、その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。

 《幻獣の血を引く少女、ティナ》は以下の能力を持っています。

飛行

(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を加える。)

I,II,III ― あなたがコントロールしていて伝説でないエンチャント1つを対象とする。それのコピーであるトークン1つを生成する。そのトークンは速攻を得る。それが英雄譚であるなら、それの上に伝承カウンター最大3個を置く。次のあなたの終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
IV ― {W}{W}{U}{U}{B}{B}{R}{R}{G}{G}を加える。幻獣の血を引く少女、ティナを追放し、その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。

 戦場に出たときに切削したエンチャント・カードを回収することができ、マナがあればトランスで《幻獣の血を引く少女、ティナ》に変身することもできます。

※《魔導戦士、ティナ》の固有色は{W}{U}{B}{R}{G}です。

目指しているレベル

 この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。

commander_deck_level_ja.jpg  

※現状の統率者戦ブラケット的には、ブラケット3:アップグレードを目安に作っています。

commander_deck_level_ja.jpg  

 それではデッキリストをご紹介します!


 

デッキリスト

「《魔導戦士、ティナ》」、製作者:クロタカ[MO] [ARENA]
1 《魔導戦士、ティナ
-統率者(1)-

2 《平地
2 《
6 《
1 《統率の塔
1 《英雄の公有地
1 《寓話の小道
1 《真鍮の都
1 《反射池
1 《祖先の道
1 《始まりの町
1 《ケトリアのトライオーム
1 《ジアトラの試練場
1 《ジェトミアの庭
1 《吹きさらしの荒野
1 《樹木茂る山麓
1 《新緑の地下墓地
1 《乾燥台地
1 《霧深い雨林
1 《寺院の庭
1 《踏み鳴らされる地
1 《草むした墓
1 《聖なる鋳造所
1 《繁殖池
1 《豪勢な大通り
1 《尖塔の庭
1 《観客席
1 《世界樹
1 《耐え抜くもの、母聖樹
1 《クローサの境界
1 《ケッシグの狼の地
1 《眷者の居留地
-土地(38)-

1 《極楽鳥
1 《召喚:ブリュンヒルデ
1 《アルゴスの女魔術師
1 《聖域の織り手
1 《調和の織り手
1 《樹海の自然主義者
1 《収穫の手、サイシス
1 《ミストの召喚士、リディア
1 《召喚:イクシオン
1 《新緑の女魔術師
1 《セテッサの勇者
1 《召喚:フェンリル
1 《イリーシア木立のドライアド
1 《永劫の活力
1 《魔女の結界師
1 《召喚:ヨウジンボウ
1 《召喚:蛮神ガルーダ
1 《永劫の勇気
1 《召喚:幻獣ヴァリガルマンダ
1 《開花の幻霊
1 《寓話の歌い手、ナルシ
1 《耕作者、ケスティア
1 《オンドゥの精霊の踊り手
1 《召喚:蛮神善王モグル・モグXII世
1 《召喚:ヴァルファーレ
1 《召喚:メーガス三姉妹
1 《召喚:タイタン
1 《ホーントウッドの大主
1 《スピラの希望、ユウナ
1 《エレボスの手、アニクテア
1 《トム・ボンバディル
1 《召喚:アニマ
1 《召喚:蛮神オーディン
1 《召喚:クジャタ
1 《ボイラービルジの大主
1 《フレイアリーズの信奉者
1 《ミストムーアの大主
1 《ナイレアの巨人
1 《破壊の落とし子
1 《召喚:ナイツオブラウンド
1 《召喚:バハムート
-クリーチャー(41)-
1 《剣を鍬に
1 《悟りの教示者
1 《月霧
1 《混沌のねじれ
1 《アクローマの意志
1 《自然の知識
1 《遥か見
1 《幻獣との交わり
1 《告別
1 《全希望の消滅
1 《運命の是正
1 《豊穣の泉
1 《肥沃な大地
1 《鏡割りの寓話
1 《女魔術師の存在
1 《降霜断崖の包囲
1 《ティムールの隆盛
1 《息詰まる徴税
1 《密室の温室の事件
1 《稲妻のすね当て
-呪文(20)-

 


 

各カードの役割分類

除去(14)
ドロー、ドロー調整(14)
マナ加速(15)
サーチ(1)
クリーチャー強化(6)
クリーチャー・トークン生成(3)
速攻付与(4)
エンチャントを墓地から戦場に戻す(3)
コスト軽減(1)
エンチャントコピー(1)
英雄譚を戦場に出す(1)
戦闘ダメージ軽減(1)
除去対策(1)

※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。


 

統率者の選択理由

 「FINAL FANTASY」シリーズがテーマのセットということで、今回新しく登場した召喚獣(英雄譚・クリーチャー)を使ってみたいと思い、召喚獣と特に相性が良さそうな《魔導戦士、ティナ》でデッキを組むことにしました。

 
 

魔導戦士、ティナ》デッキの良いところ

 ここからはこのデッキの良いところを紹介していきます。

召喚獣がいっぱい召喚できる!

 《幻獣の血を引く少女、ティナ》が召喚獣と相性が良いということもあり、このデッキには16体の召喚獣を採用しています。《幻獣の血を引く少女、ティナ》のI 、II、Ⅲ章能力で召喚獣のコピー・トークンを生成できるので、実質2倍の召喚獣を戦場に出すことが可能です!

 それではデッキに採用している召喚獣をいくつか紹介します!

 

 戦場に出たとき土地でないパーマネントを破壊!最後はメガフレアで大ダメージも狙える!切削してから《スピラの希望、ユウナ》でリアニメイトしたい召喚獣ランキング第1位!

 
 

 破壊不能を持つ鉄壁召喚獣。Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ章能力で騎士・クリーチャー・トークンを3体生成!Ⅴ章能力では全体強化しつつ破壊不能カウンターまで置けちゃう!

 

 墓地に落とした後、《エレボスの手、アニクテア》でコピー・トークンを生成すれば、早期着地も可能!

 
 
 
 
 
 

 《キキジキの鏡像》がいると、《幻獣の血を引く少女、ティナ》のコピー・トークン生成能力と合わせて、実質3倍の召喚獣を召喚することもできますよ!

回転

 
クリーチャー・エンチャントがバックアップしてくれる!

 召喚獣が中々引き込めないとき、そのバックアップになるようクリーチャー・エンチャントも大量(召喚獣以外に15枚)に採用しています。

 

 なので召喚獣がいなくても、《幻獣の血を引く少女、ティナ》のコピー対象に困ることはほとんどありません。

 それではデッキに採用しているクリーチャー・エンチャントをいくつか紹介します!

  • 戦場に出たときと攻撃時に能力が誘発する、大主サイクル!
 
 
 
  • すべてのクリーチャーをマナ・クリーチャー化する《永劫の活力》!
 
 
エンチャントシナジーが満載!

 上で紹介しているように、このデッキには召喚獣やクリーチャー・エンチャントなどのエンチャントカードを大量に採用しています(合計38枚)。そのため、エンチャントが多くあるとアドバンテージを得られるようなカードも複数枚採用しています。

  • エンチャントを唱えたり、エンチャントが戦場に出るたびドローできる、通称エンチャントレス!
 
  • エンチャントが戦場に出るたびコピー・トークンを生成!
 
  • ライブラリートップにある土地、クリーチャー、エンチャント呪文を唱えられる!
 
  • エンチャントでないクリーチャーをすべて破壊!
 
  • 自分の墓地にあるエンチャントとアーティファクトをすべて戦場に戻す!
 
 

ピックアップカード

 ここからはいくつかのカードをピックアップして紹介していきます。

月霧
 

 すべての人間を変身させる呪文。《魔導戦士、ティナ》は人間なので、わずか2マナで《幻獣の血を引く少女、ティナ》へ変身させることができます!

※自分のターンに《月霧》を唱えると《幻獣の血を引く少女、ティナ》の戦闘ダメージも軽減されてしまう点、《月霧》で変身したときは伝承カウンターが置かれない点には注意しましょう。

 対戦相手の攻撃を《月霧》で軽減しつつ、次の自分のターンに《幻獣の血を引く少女、ティナ》で攻撃に行くというのがベストな展開です。

調和の織り手
 

 召喚獣などのクリーチャー・エンチャントを全体強化!さらに能力起動で英雄譚などの誘発型能力(または起動型能力)をコピーも可能!

 《幻獣の血を引く少女、ティナ》のトークン生成能力をコピーしてもいいですし、《召喚:バハムート》がいたら、「メガフレア×2回」なんてこともできちゃいます!

トム・ボンバディル
 

 英雄譚に関する能力を2つ持つ伝説のクリーチャー。1つ目は英雄譚の伝承カウンター次第で呪禁と破壊不能を得られる除去耐性能力。《幻獣の血を引く少女、ティナ》や他の召喚獣がいたりすると、ほとんど除去が効かなくなります。

 そして2つ目が英雄譚・カードをデッキから戦場に出せる踏み倒し能力。英雄譚が1つなくなるたび、また1つ追加できるため、英雄譚の数がほとんど減らなくなります。

 《幻獣の血を引く少女、ティナ》のコピー・トークン生成能力で《召喚:イクシオン》などをコピーしつつ伝承カウンターを3個置いた場合、最後の章能力になるので、そこでも《トム・ボンバディル》の踏み倒し能力を誘発させることが可能です!

 
 

デッキの回し方で意識するポイント

 ここからはデッキの回し方について確認していきましょう。

まずは《魔導戦士、ティナ》のトランスを目指す

 このデッキは《幻獣の血を引く少女、ティナ》のコピー・トークン生成能力を最大限活かせるように組んであります。なのでまずは《魔導戦士、ティナ》をトランスできるように、起動に必要なマナを貯めていきましょう。

 2マナ以上加えられる可能性のある《聖域の織り手》などを使えば、かなり早いタイミングでトランスすることもできますよ。

 
召喚獣は数ターンでいなくなる

 召喚獣は最後の章能力が解決した後生け贄に捧げられます。短いと3ターンでいなくなってしまうため、気付いたら戦場に全然クリーチャーが残っていないという展開になる場合があります。

 

 なので、召喚獣が後何ターン維持できるかは意識しておきましょう。墓地にいる召喚獣は《ミストの召喚士、リディア》などでリアニメイトできるようにしているので、生け贄に捧げられてしまうことをそこまで心配する必要はありません。

 
速攻を付与するカードは積極的にプレイする

 《降霜断崖の包囲》などの速攻を付与するカードは、デッキ内で重要な役割を果たしてくれます。

 

①戦場に残れる時間の限られた召喚獣が、戦場に出たターンから攻撃できる
②《魔導戦士、ティナ》のトランスを即起動できる
③《幻獣の血を引く少女、ティナ》に変身したターンから攻撃できる
④《幻獣の血を引く少女、ティナ》のⅣ章能力でマナを加えた後、《魔導戦士、ティナ》のトランスを即起動できる

 速攻を付与するカードの中でも《ティムールの隆盛》は、《魔導戦士、ティナ》が戦場に出たときと《幻獣の血を引く少女、ティナ》が戦場に出たときのダブルでドローできるため、特に相性抜群です。

 

 速攻を付与するカードが中々手札に来ないときは、《悟りの教示者》でデッキからサーチして来ましょう。

 
 

勝ちパターン紹介

 ここからはいよいよこのデッキの勝ちパターンについて紹介していきます。

召喚:蛮神オーディン》の斬鉄剣!
 

 《召喚:蛮神オーディン》の斬鉄剣が決まれば、対戦相手は即敗北! 《スピラの希望、ユウナ》と《エレボスの手、アニクテア》でトランプルと威迫を付与してあげれば、ダメージを通せる可能性大!

 

 《幻獣の血を引く少女、ティナ》で《召喚:蛮神オーディン》のコピー・トークンを生成した場合、一気に対戦相手2人を斬鉄剣できるかも!

破壊の落とし子》で全体強化!
 

 昂揚を達成していたら、《破壊の落とし子》以外の攻撃クリーチャーは+4/+4修正!《魔導戦士、ティナ》が戦場に出るたび5枚切削できるので、昂揚の条件も達成しやすくなっています。

 最後は《アクローマの意志》も合わせて、さらに2倍のダメージを叩き込んでいきましょう!

 
寓話の歌い手、ナルシ》&《幻獣の血を引く少女、ティナ》コンボ!
 

 《寓話の歌い手、ナルシ》は英雄譚の最後の章能力が解決するたび、英雄譚のマナ総量分のライフを各対戦相手からドレインすることができます。

 例えば《幻獣の血を引く少女、ティナ》で《召喚:メーガス三姉妹》のコピー・トークンを生成&伝承カウンター3個を置くと、最後の章能力解決で5点ドレイン!

 

 《召喚:クジャタ》のコピー・トークンを生成&伝承カウンター3個を置くと、Ⅲ章能力で《召喚:バハムート》を捨てれば各対戦相手に9点ダメージ!からの最後の章能力解決でさらに6点ドレイン!

 

 今回の統率者戦デッキ紹介はこれでおしまいです。

 それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!

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