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ワールド・マジック・カップ2018

観戦記事

決勝戦 注目の一瞬:イスラエル代表 vs. フランス代表

Frank Karsten
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2018年12月16日


(編訳より:埋め込み動画は英語実況のものです。)

 ついにこの時が訪れた。この決勝の場に至るまで、イスラエルは準々決勝で中国を、準決勝で香港を破ってきた。一方、フランスの道はさらに印象的なもので、前回王者の日本を準々決勝で、そしてアンドレア・メングッチ/Andrea Menguchiが4度目のワールド・マジック・カップのトップ8に導いたイタリアを準決勝でそれぞれ破ってきたのだ。

 イスラエルとフランスはここで勝利を賭けて戦うが、トロフィーは1組のみである。ジャン=エマニュエル・ドゥプラ/Jean-Emmanuel Depraz率いるフランス代表は、2013年にラファエル・レヴィ/Raphaël Lévyが率いて優勝したとき以来、ワールド・マジック・カップを二度優勝する初の国となるチャンスを得た。一方イスラエル代表は、世界選手権の個人戦とチーム戦それぞれで優勝した数少ないプレイヤーの一人である、シャハール・シェンハー/Shahar Shenharをキャプテンとしている。

 各マッチの重要な瞬間を捉えたカメラを順に見ていこう。


A席:ユヴァル・ザッカーマン/Yuval Zuckerman (ボロス・アグロ) vs. ジャン=エマニュエル・ドゥプラ (ゴルガリ・ミッドレンジ)

 このゲームで最も面白かったのは、中継班がこの2人のゲーム途中で映し始め、解説者がゲームの状況をすぐに評価する必要に迫られた瞬間だった。「えーと……盤面はこうですね。《野茂み歩き》に+1/+1カウンターが8つ乗っていて……もう片方は6つ?」と言いながら、解説のマーシャル・サトクリフ/Marshall Sutcliffeは笑った。

 確かに、ドゥプラのライフは36あり、盤面には非常に巨大なクリーチャーが並んでいた。ボロス・アグロは序盤には強いものの後半戦を苦手としており、ザッカーマンがここから挽回する方法はすでに無かった。第2ゲームも、同様にしてゴルガリ・ミッドレンジが勝利を収めた。


B席:シャハール・シェンハー (イゼット・ドレイク) vs. アルノー・オクミラー/Arnaud Hocquemiller (ジェスカイ・コントロール)

 アルノー・オクミラーはクリーチャーの入っていない「ジェスカイ・コントロール」を使いイベントを戦い抜いてきた。《弾けるドレイク》での攻撃や《パルン、ニヴ=ミゼット》でのダメージレースを行う代わりに、彼のデッキは対戦相手の脅威すべてにしっかり対応するように組まれていた。最終的には、キッカー込みの《火による戦い》を《発展+発破》でコピーして勝つのだ。これがうまくいく理由のひとつは、《火による戦い》に9マナを費やしたとしてもそれは依然スタック上では3マナの呪文であり、《軽蔑的な一撃》で打ち消すことができないことにある。

 また、このコンボが決まらなければ、彼は《イゼット副長、ラル》の奥義からの火力というプランも持っていた。紋章に加えて《イオン化》を使いこなし、彼はシャハール・シェンハー相手の重要なゲームに勝利した。


C席:アミト・エトガル/Amit Etgar (ゴルガリ・ミッドレンジ) vs. ティモシー・ジャモ/Timothée Jammot (セレズニア・トークン)

 C席の重要な瞬間を見つけるのは簡単だ。このワールド・マジック・カップの最終戦の最終ゲーム、その最後のターンだからだ。「セレズニア・トークン」はこの大会での大きな驚きの一つであり、アンドレア・メングッチをして「スタンダードの《欠片の双子》」と言わしめたコンボである、《大集団の行進》からの《開花+華麗》による巨大な一撃で勝利を収めようとするものだ。これはフランス代表チームにとって素晴らしい大会の最後を締めくくるにふさわしく、ティモシー・ジャモはこの栄光の呪文で名誉を勝ち取ったのだった。


フランス代表がイスラエル代表に2勝1敗で勝利した。

 ドゥプラ、オクミラー、そしてジャモが2018年ワールド・マジック・カップ王者に輝き、そしてフランスはこのイベントで唯一、二度優勝した国となった!

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(Tr. Keiichi Kawazoe)

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RESULTS

対戦結果 順位
S2-3 S2-3
S2-2 S2-2
S2-1 S2-1
S1-3 S1-3
S1-2 S1-2
S1-1 S1-1
7 7
6 6
5 5
4 4
3 3
2 2
1 1

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