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Patrick Dickmann(ドイツ) vs. Michael Hetric(アメリカ)
EVENT COVERAGE
プロツアー『神々の軍勢』
第8回戦:行き止まり
Patrick Dickmann(ドイツ) vs. Michael Hetric(アメリカ)
Nate Price / Tr. Takuya Masuyama
2014年2月21日
パトリック・ディックマン/Patrick Dickmann(青赤緑・双子) vs. マイケル・ヘトリック/Michael Hetric(死せる生)
1日目も終わりへと近づき、7-0を記録した3人のプレイヤーが彼らの無敗の道筋を2日目へとつなげるべく懸命になっている。3人は皆独特なコンボ・デッキをプレイしていて、モダンの多様性の強調と、ジャンドがコンボの潮流をコントロールしていた影響、その両方を示している。ドイツのパトリック・ディックマンとアメリカのマイケル「ShipItHolla」ハトリックは貧乏くじを引いてしまい、対戦してどちらかがこの週末の最初の敗北を味わうことを余儀なくされた。
デッキ
ディックマンの双子デッキのリストは、以前に我々がプロ・レベルのモダンのイベントで見かけた一般的な赤青や赤青白のバージョンから少々逸脱している。《修復の天使》と《村の鐘鳴らし》のコンボのために白を加える代わりに、ディックマンと彼について行くことを選んだチームメイトは《タルモゴイフ》にアクセスするための緑を選択した。
「このデッキは基本的にすごく脆いんだ」と、彼は言う。「そして大体の相手はこれに対して対策ができてる。《タルモゴイフ》を入れることで常に効果的に4/5が得られて、相手にダメージを与える助けになる。大抵は殴って勝ちに行けるし、《欠片の双子》コンボが揃えばいつでもそれで勝ちに行く選択肢もある」
対するテーブルの向こう側、ハトリックのプレイするコンボデッキは《死儀礼のシャーマン》の旅立ちによって船に積みきれないほどの有利を得たデッキ、《死せる生》だ。墓地を参照し続ける強力な1マナクリーチャーがいなくなれば、《死せる生》は最大の天敵である捕食者を失うことになり、このデッキがそこそこの位置からトップに躍り出るための加速を得て、そしてハトリックはその流れに乗ったのだ。彼はこのデッキのプレイ配信を1年のほとんどの間行っていて、そして彼のこのデッキの練習が実を結んだのは明らかだろう。
ゲーム
ハトリックはゲーム序盤のターンを、《死せる生》デッキの行動である、サイクリングして最終的に戦場に呼び戻すために墓地にクリーチャーを埋めることにきっちりと費やした。彼は3ターン目に襲いかかり、《暴力的な突発》をディックマンのアップキープに唱えた。これは続唱された《死せる生》に《差し戻し》することをディックマンに強制し、ハトリックへ効果的に自由なターンをもたらした。ハトリックは彼のターンに同じ仕掛けを繰り返す。今度はその《死せる生》は解決され、《通りの悪霊》、《巨怪なオサムシ》、《死の一撃のミノタウルス》が戦場に現れた。土地が2枚で止まっているディックマンは2枚の《稲妻》で1ターンを稼いだが、再び3枚目の土地を引くことに失敗すると不満げにカードを片付けた。
かなり一方的だった第1ゲームの後、少なくとも第2ゲームの序盤はより双方向的なバージョンのマジックが繰り広げられた。ハトリックは序盤から墓地を増やし始め、《意思切る者》と2枚の《巨怪なオサムシ》をサイクリングした。ディックマンはハトリックを妨害するべく抜け目ない選択をし、《詐欺師の総督》の総督をハトリックのアップキープに唱えてそのターンの《暴力的な突発》を阻止した。その返しに、ハトリックは《叫び大口》を想起して、ディックマンが次のターンに《欠片の双子》を《詐欺師の総督》につけて勝利してしまうことを阻止した。
そこからゲームは大きくスローダウンしていき、ハトリックはディックマンの《謎めいた命令》の壁に阻まれ呪文を得ることができなかった。しかしついにはディックマンの回答は尽き果て、ハトリックは《悪魔の戦慄》を唱えるチャンスを掴み、決め手となる《死せる生》が続唱されて、1つの呪文で24点分のパワーがテーブルへと戻ってきた。ハトリックが山ほどの誘発を解決し終えた後、ディックマンはターン終了時に《詐欺師の総督》で勝利への最後の試みをするが、ハトリックは2枚の《大爆発の魔道士》を生け贄に捧げてディックマンの赤マナを潰し、ディックマンは敗北を認めた。
「まさか《死せる生》が通るとは思わなかった。驚いたよ」とハトリックは安堵しながら言った。
「何も引けなかっただけさ」ディックマンは沈んだ様子で答え、彼の完璧な記録はハトリックの《死せる生》の前に崩れ去った。
ディックマン 0-2 ハトリック
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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