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マジック25周年記念プロツアー

観戦記事

準決勝:Utter-Leyton/Stark/Jůza vs. Carvalho/Saporito/Romão

Ray “blisterguy” Walkinshaw
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2018年8月5日

 

(編訳より:埋め込み動画部分は英語実況・解説のものとなります。日本語版ニコニコ生放送タイムシフト・Twitchビデオ(前半後半)もあわせてご覧ください。)

 プロツアー・チームシリーズの決着が近づく中、チーム「Hareruya Latin」はこの週末に残した成績により首位を確定させた。一方のチーム「ChannelFireball」は、「Hareruya Latin」との準決勝を突破し決勝も制することができれば、チーム「Ultimate Guard Pro」を上回り、来月開催の世界選手権2018にて行われるチームシリーズ決勝へ駒を進められる。

 レガシー卓では、ジョシュ・アター=レイトン/Josh Utter-Leytonの「青黒・死の影」がお手本のような初動を見せ、「デス&タックス」を操るマルシオ・カルヴァリョ/Márcio Carvalhoに開幕からプレッシャーをかけていった。しかし1ターン目から《霊気の薬瓶》を設置したカルヴァリョもクリーチャーを次々と展開してアター=レイトンに食らいつき、自身のライフを限界まで削って戦う「死の影」デッキを相手にライフ・レースで優位に立った。アター=レイトンの攻撃に対し《ちらつき鬼火》を繰り出したカルヴァリョは、8/8の《死の影》の攻撃を防ぐだけでなく攻め手を増やすことにも成功した。カルヴァリョは《ちらつき鬼火》に《火と氷の剣》を装備させて攻め込み、第1ゲームを勝ち取ったのだった。

「マジック25周年プロツアー」準決勝第1ゲームを勝ち取ったカルヴァリョ。
 

 スタンダード卓に目を向けると、マーティン・ジュザ/Martin Jůzaがカルロス・ロマオ/Carlos Romãoからものの数分で1ゲーム目を奪取したところだった。そして続く第2ゲームも、《熱烈の神ハゾレト》と《栄光をもたらすもの》が素早くゲームを終わらせたのだった。

 一方のモダン卓では、ティアゴ・サポリート/Thiago Saporitoの「人間」デッキがベン・スターク/Ben Starkの「アイアンワークス」に対し、妨害と圧力を同時に仕掛けていった。だがそれは第1ゲームでは奮わず、スタークがゲームを取るコンボを完遂した。

 レガシー卓の第2ゲームは、第1ゲームとよく似た展開になった。しかし今回はカルヴァリョの手札から《ちらつき鬼火》は現れず、アター=レイトンが序盤に展開したクリーチャーたちがそのまま勝負を決めた。同時に進行していたモダン卓では、第1ゲームを落としたサポリートがそこからテンポ良く3連勝を果たし、1試合目を終わらせたのだった。

 ロマオとジュザによる第3ゲームはリソースを交換し合う展開になった。ジュザは《無許可の分解》を《再燃するフェニックス》へ撃ち込むと、続けて《反逆の先導者、チャンドラ》からの《削剥》で残ったエレメンタル・トークンも除去しきった。だがロマオは戦線を切り開くとプレインズウォーカーを無視して攻撃。ジュザのライフを残り12点から3点へ追い込んだ。ロマオの墓地には《微塵》があり、ジュザはカードを片付けたのだった。

準決勝第3ゲーム、ジュザに一矢報いるロマオ。
 

 第4ゲーム、ジュザはロマオが処理しきれないほどの脅威を繰り出し、優位を得た。《栄光をもたらすもの》に《栄光の刻》を差し向けたロマオだったが、それによりジュザの《熱烈の神ハゾレト》が走り抜けるのを許すことになり、この試合はジュザの3勝1敗で閉幕したのだった。

「Hareruya Latin」とのチーム・スコアを同点にしたジュザ。
 

 レガシー卓の第3ゲームはやや速度を落とした展開になった。アター=レイトンが繰り出した《夜の戦慄》に苦しむカルヴァリョだが、《宮殿の看守》で「統治者」になると《殴打頭蓋》で盤面を支配する。アター=レイトンはこれに対抗し、カルヴァリョが《殴打頭蓋》を唱え直したタイミングで《目くらまし》を放ち打ち消すことに成功した。ついに《殴打頭蓋》が戦場からいなくなったことで、アター=レイトンは「統治者」の座を奪い、そこからカルヴァリョが持ち直すことはできなかった。

 第4ゲームはカルヴァリョが取り返した。再び《夜の戦慄》の影響下に置かれたカルヴァリョだが、「統治者」の座を維持しながら《ファイレクシアの破棄者》でアター=レイトンの《最後の望み、リリアナ》を封じ込めた。玉座につく者だけが得られる追加のドローは、アター=レイトンをアドバンテージ差で圧倒するのに十分だった。こうして両者の戦いは、最終決戦を迎えることになった。

 第5ゲームは、2ターン目に《秘密を掘り下げる者》がドロー操作なしに「変身」し、その後《トーラックへの賛歌》でカルヴァリョの手札から土地を2枚落とすことに成功したアター=レイトンが序盤の優位を築いた。厳しい戦いを強いられるカルヴァリョは、再び《宮殿の看守》を繰り出し「統治者」になるとともに《グルマグのアンコウ》を封じ込めた。しかしこのゲームではアター=レイトンが脅威を展開し続け、ついに「統治者」の座を奪うことに成功。こうして試合は決着し、チーム「ChannelFireball」が「マジック25周年記念プロツアー」決勝へ進出したのだった!

 
チーム「ChannelFireball」のジョシュ・アター=レイトン、ベン・スターク、マーティン・ジュザがチーム「Hareruya Latin」のマルシオ・カルヴァリョ、ティアゴ・サポリート、カルロス・ロマオを2勝1敗で下し、「マジック25周年記念プロツアー」決勝へ!

(Tr. Tetsuya Yabuki)

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