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プレイヤーズコンベンション千葉2025

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競技シールドへ挑戦しよう!「世界最速級!! 『霊気走破』リミテッドオープン ~エーテル・フォーミュラ2025~」

富澤 洋平(撮影者:瀬尾 亜沙子/堀川 優一)


 本日よりここ幕張メッセで開催されるプレイヤーズコンベンション千葉2025。恒例となった「チャンピオンズカップファイナル」、「ジャパンスタンダードカップ」をはじめ、ステージイベントやアーティストとの交流など2日間マジックを存分に楽しめるイベントとなっています。

 突然ですが、最速って良い響きですよね。みなさんは何を思い浮かべますか。ポジティブに捉えるならば最速の、単長距離走者、車などの機械、ゲームなどの攻略、カードゲームのプレイ速度などでしょう。

 マジック:ザ・ギャザリングを嗜む者であれば最速といえば、最速コンボ、ビートダウンなど一直線に突き進む勝利への最短距離ですね。

 実は、プレイヤーズコンベンション千葉2025にも最速があるのをご存知でしょうか。

 そうです、世界最速級でお届けする最新セット『霊気走破』を使ったシールド戦、世界最速級!! 『霊気走破』リミテッドオープン ~エーテル・フォーミュラ2025~ Supported by 楽天ブックス(以下、リミテッドオープン)です。今回はプレイヤーズコンベンションとプレリリースの開催週が被っているため、競技レベルで開催されるイベントとしては世界最速級のものとなります。

リミテッドオープン(霊気走破)

  • 予選ラウンド:『霊気走破』を6パック使用したシールド
  • TOP8:『霊気走破』を3パック使用したブースタードラフト
  • 人数に応じたスイス式ラウンド(最大9回戦)+ TOP8決勝シングルエリミネーションです。
  • ルール適用度(REL)は競技です。
  • 参加賞 - プロモ版《Sleight of Hand》1枚、プロモ版《Mayhem Devil》1枚、オンデマンドイベント600円割引券2枚

(「世界最速級!! 『霊気走破』リミテッドオープン ~エーテル・フォーミュラ2025~ Supported by 楽天ブックス」より引用)

 現在は2月8日午前9時であり、リミテッドオープンの開始を待つプレイヤーであふれかえっています。競技レベルのリミテッド戦としては間違いなく最速であり、参加者は900名の満員御礼。間違いなく最大規模のイベントです。こんな嬉しい最速、取材しないわけにはいきませんね。

 今回はプレイヤーズコンベンションならではの最速をお届けしたいと思います。レッツリミテッドオープン!

 今大会は事前受付制であり、Meleeを利用して開催されます。『霊気走破』6パックによるシールド戦の開始です!

 競技レベルのシールド戦ではパックから出てきたカードをすべてチェックシートに記入します。先ずはパック数を確認し、6パックあるか数えます。

 次にパックを開封して中身が14枚あるか、続いて84枚(14枚×6パック)あるかを確認します。

 過不足内ことがわかれば記入の準備へと移ります。色ごとに分け、さらにコレクター番号順に並べていきます。こうすることでチェックシートへの記入がスムーズになります。この際ボールペンもお忘れなく!

 対面の人とカードを交換し、相手が開封したカードを総枚数の欄へと数字で記入します。「正」の字では枚数を変更できてしまうため、必ず算用数字かアラビア数字を用いましょう。

 万が一ミスがあった場合、自身で修正せずにジャッジを呼び、修正してもらいます

 出てきたカードの記入がすべて終わったらパックを戻して、デッキ構築開始です。デッキ構築時間は45分(通常30分だが、プレリリース及び使用する製品の発売終末に行われるイベントについては、構築時間を15分延長することを推奨されている)、さぁパックの中身を検討していきましょう!

 参加者一同真剣な顔つきです。もらったカードプールから最適解を求めてさまざまなカードを組み合わせて、40枚以上のデッキへと昇華させていきます。デッキが40枚にまとまったらチェックシートの使用枚数の欄へと記入します。この際、基本土地カードの欄も忘れずに枚数を記入しましょう。

 デッキ構築時間は厳守。仮に時間を過ぎてしまうとペナルティとして遅刻(ゲームロス)の裁定を出されてしまいます。

 また、一度提出したデッキリストは変更できません。よくよく考えてチェックシートの使用枚数の欄に数字を記載しましょう。

 デッキ構築が終了したら、すぐに対戦へと移行します。ジャッジとMeleeの案内に従いましょう。最速で、最短で、まっすぐに、一直線に!シールド戦のはじまりです!

 競技レベルの大会ではプレイヤーはライフの総量を記録する方法や、カードスリーブ、および適切なカウンターやトークンをプレイヤー自身で用意する必要があります

 今大会には公式の記事や配信でみかける強豪プレイヤーも参加しています。高いレベルでの対戦も競技レベルでのイベントの楽しみのひとつですね。

 ラウンドの合間をぬって、リミテッドオープンに参加中の強豪プレイヤーに『霊気走破』のシールド環境について聞いてみました。競技マジックの最高峰プロツアーの常連であり、中村ジャパン(本人談)の森山 真秀さんです。

──「『霊気走破』のシールドはどんな環境でしょうか」

森山 真秀


森山「特徴として、最近の環境に比べるとコモンの除去の少なさがあげられます。白でいうところの《平和な心》や《忘却の輪》がなく、緑の大型クリーチャーが対処しにくい点があげられます。大型クリーチャーに加えてシナジーも無視できないため、これらを組み合わせると有利にゲームを勧められるかなと思いますね。緑絡みはレアも強く、《ルクサの体現、サブ=スネン》や《轟音の速百足》などはその筆頭です」

──「今回久しぶりとなる競技レベルでのリミテッドですが、注意する点はありますか」

森山「プレリリースだと対戦の合間にメインボードのカードや色自体が変更可能ですが、競技レベルではそうはいきません。一度チェックシートにメインボードを記入してしまえば、途中でのメインボードの組み換えは不可能です。そのためメインボードをしっかりと考えて、正解を導きだすのが大事ですね」

──「大型のリミテッドイベントであるリミテッドオープンはいかがでしょうか」

森山シールドのカードプールを渡されて開封するドキドキ感を久しぶりに味わうことができました。プロツアーでドラフトはあってもシールドは以前と比べて遊ぶ機会自体が減っていたので。開封だけでも楽しめました」

森山「シールド戦は同じプールを渡されても、十人十色で人の寄って組み方が違います。そこでスキルの差がでるのもシールド戦の面白みです。実際、隣のテーブルでは初心者で大型イベントは初参加ですとの声も聞こえました。今後もリミテッドでの大規模イベントの開催を楽しみにしています

と『霊気走破』を使ったシールドのコツとリミテッドオープンに対する期待感を声にしていただけました。

 全9回戦にわたるリミテッドオープンは長丁場のイベントです。未知のシールド環境、強力レアカードの数々、めくるめくシナジーの果てにどんなデッキが勝ち残るのでしょうか。最新セット『霊気走破』を使ったシールド戦は始まったばかりです。配信を通じて楽しみましょう。

 


 シールド戦の途中ですが、忘れてはならないのが参加賞です。会場内ピックアップブースでプロモ版《Sleight of Hand》1枚とプロモ版《Mayhem Devil》1枚、オンデマンドイベント600円割引券2枚を受け取れます。

 
 

 今回は競技レベルのイベントであるリミテッドオープンを取材してみました。事前予約こそ必要ですが、高いレベルでリミテッドを楽しめるのはコンベンションならではですね。構築戦と違いデッキが不要なのも魅力のひとつです。

 新しいカードに触れる瞬間はいつでも楽しく、素敵な時間です。普段の構築戦とは一風変わったシールド戦を遊べるのも、プレリリース期間の醍醐味ですね。

 また、パックチェックやチェックシートへのデッキ登録などは競技レベルでのイベントならではの仕様です。ひと手間かけることになりますが、公正中立なシールド環境を維持するためには必要であるとご理解いただけますと幸いです

 ぜひともリアルでの紙の質感、対戦する際の臨場感、楽しさを体感してみてください。マジック:ザ・ギャザリングはいつでもみなさんをお待ちしております!

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