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ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019
ミシックチャンピオンシップ・ロンドン2019でのドラフト3-0達成者
2019年4月26日
『灯争大戦』はまったく新しいセットだ。「このカードは完全に新しい意味を持つ」という意味ではないが、「先週ついにプレビュー期間が終わり、プレリリースの週末とミシックチャンピオンシップの週末が完全に一致している」という意味で新しいセットなのだ。
ロンドンでのイベントが始まるちょうど1日前にセットがMTGアリーナでリリースされたことを考えれば、このセットを受け取ってプレイすることは誰にとっても冒険と言えるだろう。今回のミシックチャンピオンシップはドラフトの3回戦から始まったが、誰の心にも浮かんだ疑問は「世界最高のプレイヤーたちは、完全に初めてのセットのドラフトで何ができるのだろうか?」ということだ。
これが3-0を達成したデッキの内訳だ。
色 | 3-0達成数 |
---|---|
アゾリウス | 1 |
ディミーア | 12 |
ラクドス | 4 |
グルール | 3 |
セレズニア | 6 |
オルゾフ | 3 |
ゴルガリ | 1 |
シミック | 2 |
イゼット | 9 |
ボロス | 2 |
エスパー | 1 |
グリクシス | 2 |
ジャンド | 1 |
ナヤ | 4 |
バント | 4 |
ジェスカイ | 0 |
スゥルタイ | 3 |
マルドゥ | 0 |
ティムール | 0 |
アブザン | 2 |
4色 | 1 |
5色 | 3 |
明らかに青黒と青赤の組み合わせに何かがあるだろう。MPLプレイヤーであるリード・デューク/Reid Dukeはその組み合わせを(グリクシス・デッキとして)ドラフトし、その理由を見せつけた。
7 《山》 6 《島》 2 《沼》 1 《ギルド門通りの公有地》 -土地(16)- 1 《ボーラスの占い師》 1 《突飛な幻想家》 2 《流束の媒介者》 2 《波乱の悪魔》 2 《呪文喰いの奇魔》 2 《サイクロプスの電術師》 -クリーチャー(10)- |
4 《ギルド球》 1 《チャンドラの螺旋炎》 1 《負傷者の手当て》 1 《チャンドラの勝利》 1 《王神への敬意》 1 《退路無し》 1 《蔓延する蛮行》 1 《ラルの発露》 1 《覆いを割く者、ナーセット》 1 《謎めいた指導者、カズミナ》 1 《敬慕される炎魔道士、ヤヤ》 -呪文(14)- |
2 《立像崩し》 2 《ルーンの壁》 1 《破砕》 1 《ゴブリンの突撃隊》 1 《侵略するマンティコア》 1 《カズミナの変成》 1 《ケイヤ式幽体化》 1 《ラゾテプの板金》 1 《マーフォークのスカイダイバー》 1 《世界を揺るがす者、ニッサ》 1 《退路無し》 1 《自然への回帰》 1 《空戦域の大梟》 1 《罠紡ぎ》 1 《テフェリーの時間改変》 -サイドボード(17)- |
「この色には強力なカードが多いんだ」とデュークは説明する。「《ラルの発露》《呪文喰いの奇魔》《サイクロプスの電術師》がデッキに入っているね。プレインズウォーカーや除去よりも後からまくり返せるんだ」
この環境が遅いデッキにとって有利だと考えていたのはデュークだけではなかった。同じくMPLプレイヤーであるブライアン・ブラウン=デュイン/Brian Braun-Duinのディミーア・デッキもまた、遅いゲームプランだった。
9 《沼》 8 《島》 -土地(17)- 1 《永遠衆の監督官》 1 《ラゾテプの肉裂き》 1 《煌めく監視者》 1 《雷のドレイク》 1 《永遠神ケフネト》 1 《永遠衆の天空王》 2 《キオーラの堰破り》 1 《税収運びの巨人》 1 《ウギンの召喚体》 -クリーチャー(10)- |
1 《負傷者の手当て》 1 《鮮血の刃先》 1 《論議を呼ぶ計画》 1 《カズミナの変成》 2 《オブ・ニクシリスの残虐》 1 《ソリンの渇き》 1 《タミヨウの天啓》 1 《侵略の代償》 1 《覆いを割く者、ナーセット》 1 《はぐれ影魔道士、ダブリエル》 1 《群集の威光、ヴラスカ》 1 《混沌の船長、アングラス》 -呪文(13)- |
1 《群れの声、アーリン》 1 《ボーラスの城塞》 1 《幸運な野良猫》 1 《造反者潰し》 1 《果敢な一撃》 1 《ダスクマントルの調査員》 2 《ギデオンの犠牲》 2 《王神の立像》 1 《ファートリの猛竜》 1 《ラゾテプのビヒモス》 1 《総動員地区》 2 《始源のワーム》 1 《罠紡ぎ》 2 《税収運びの巨人》 1 《放浪者》 -サイドボード(19)- |
「環境は遅いように思えるな」とブラウン=デュインは同意する。「除去やカードアドバンテージを重視することは大事みたいだ」
ブラウン=デュインは「対戦相手の追加のドローを封じることでアドバンテージを得る」ということまで徹底させるために、《覆いを割く者、ナーセット》も採用していた。
ディミーアとイゼットは、合計で3-0を達成した64名のうち実に(3分の1にあたる)21人を占める結果となったが、土曜もまた同様に高い割合となるかどうかは興味深いところだろう。
何にせよ、結局のところ明日も『灯争大戦』ドラフトはまだたった2日目なのだから!
(Tr. Keiichi Kawazoe)
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