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グランプリ・静岡2018(レガシー)
グランプリ・静岡2018(レガシー) 2日目開始時点での上位50卓メタゲームブレイクダウン
1429人が参加したグランプリ・静岡2018(レガシー)。6勝2敗以上のプレイヤーがこの2日目のラウンドに進出し、トップ8を目指して予選残り7回戦を行っていく。
本記事ではそんな2日目進出者のうち、9回戦の上位50テーブル=100名のプレイヤーたちのデッキ分布を集計した。
デッキタイプ | 使用者数 |
---|---|
グリクシス・デルバー | 17 |
赤単プリズン | 10 |
奇跡コントロール | 9 |
スニーク・ショウ(《全知》型含む) | 7 |
Lands、緑黒《暗黒の深部》 | 7 |
グリクシス・コントロール | 6 |
エルドラージ、エルドラージ・ポスト | 6 |
白青、ジェスカイ石鍛冶 | 5 |
イゼット・デルバー | 5 |
ANT | 4 |
スティール・ストンピィ | 3 |
ティムール・デルバー | 3 |
デス&タックス | 3 |
青黒《死の影》 | 2 |
エルフ | 2 |
マーフォーク | 2 |
青黒リアニメイト | 2 |
その他 | 7 |
計 | 100 |
※使用者数2名以上のデッキを集計。使用者数1名のデッキは「その他」にカウント。
戦前から本命視されていた「グリクシス・デルバー」が予想と違わず最も多数を占めることとなった。3人チーム構築戦で行われたグランプリ・京都2018のように20%を超えるほどではないが、それでも堂々の使用者数トップとなっている。
また、青赤2色の「イゼット・デルバー」が5名、青赤緑の「ティムール・デルバー」が3名と、《秘密を掘り下げる者》を使用している「デルバー」デッキがちょうど4分の1を占めており、よほどのことがない限りこの高コストパフォーマンスを誇るクリーチャーを搭載するクロック・パーミッションたちがレガシーを支配するのはしばらく続きそうだ。
2番手勢力となったのは、「赤単プリズン」=《裏切り者の都》や《古えの墳墓》といった「2マナランド」から《虚空の杯》や《三なる宝球》を序盤に設置し、対戦相手の動きを制限していくデッキだ。理不尽な動きを押し付ける、いわゆる「アンフェアデッキ」に属し、使用者数を2桁に乗せた。
2マナランドからの《虚空の杯》高速設置は現在のレガシーで大流行と言えるほど数を増しており、序盤は同様の行動指針を取る「エルドラージ・ポスト」も合わせれば15名以上の一大勢力となる。現在のレガシーを生き残るためには《虚空の杯》対策が不可欠と言えるだろう。
さて、3番手にはかつてのレガシーを席巻した「奇跡コントロール」がランクインしている。《師範の占い独楽》を失った今でも、レガシー屈指のコントロールデッキとして環境の一部を占めている。
《師範の占い独楽》《相殺》というお手軽ソフトロックはできなくなったものの、《終末》は環境屈指のリセット呪文であり、クリーチャーデッキに対しては無類の強さを誇るカードだ。最近では《蓄積した知識》でアドバンテージを重ねるタイプが増加傾向にあり、古き良き白青コントロールは今後も一定の勢力を維持しそうだ。また、コントロールデッキの括りでは、グリクシスカラーのコントロールデッキ(6名)や、《石鍛冶の神秘家》を使用した白青カラーをメインに据えたデッキ(5名)も上位に見ることができる。
コンボデッキでは「スニーク・ショウ(《全知》型含む)」と「ANT」がそれぞれ7名、4名と合計で2桁を超えた。レガシーにはコンボデッキが数あれど、妨害手段を兼ね備えていなければ《意志の力》の餌食になってしまう淘汰が激しいカテゴリでもある。
しかし、「スニーク・ショウ」はグランプリ・千葉2016、「ANT」はエターナル・ウィークエンド アジア2018を制したデッキであり、このふたつについてはレガシーをプレイする際には間違いなく留意しなければいけないコンボデッキだ。
コンボデッキと言うべきかは微妙だが、《暗黒の深部》を《演劇の舞台》でコピーし「マリット・レイジ」の爆誕を狙う「Lands」も勢力を伸ばしている。「アンフェアデッキ」には苦戦を強いられがちだが、「フェアデッキ」にはめっぽう強く、日本のみならず世界中で一定の勢力を築いている。《吸血鬼の呪詛術士》を投入し、緑黒の2色にまとめたバージョンも出現しており、フェアデッキが存在する以上、そのアンチデッキとして必ず意識しておきたいデッキだ。
その他、2名以上が使用したデッキは表の通りだが、「エルフ」「マーフォーク」といった懐かしさを感じる部族デッキなど、バリエーション豊かなデッキが鎬を削っている。
また、「その他」の項目には「感染」「発掘」「食物連鎖」「マルドゥ・コントロール」「マーベリック」といったデッキが分類されている。
本命のデッキはしっかりありつつも、多種多様なデッキが存在するのがレガシーだ。レガシーをこれからプレイされる方は、上記の分布をご参考にしていただければと思う。
RESULTS 本大会の対戦結果・順位
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