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グランプリ・北京2017

戦略記事

全勝で爆走中! 熊谷陸の2ndドラフト・レポート

By Masashi Koyama

 グランプリ・北京2017、1stドラフトを終えて唯一全勝の男、熊谷陸。グランプリ・東京2016チャンピオンだ。

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 グランプリ・神戸2015王者であり歴戦の勇士、諸藤拓馬をして「Magic Onlineで当たったけど彼は強すぎます! 熊谷さんとは試合をしたくない......」と言わしめるほどだ。

 2度目のグランプリトップ8、そしてその先の2冠目を目指す彼の2ndドラフトを追った。

1パック目

1-1:《イフニルの魔神》

他候補:《強制的永眠》 《蓋世の誉れ》

 「爆弾レア」登場! 他にこれに匹敵するカードはなく、パックを一瞥すると逡巡もなくピック。

1-2:《遺棄地の恐怖》

他候補:《ヘクマの歩哨》

1-3:《遺棄地の恐怖》

 連続で《イフニルの魔神》と相性の良い《遺棄地の恐怖》を選択。序盤はサイクリング、後半は中堅クリーチャーとして使える。

1-4:《ホネツツキ》

他候補:《大いなるサンドワーム》《ロナスの碑》

緑系の良カードに手を伸ばすか......と思ったが黒を主張。2色目を決めるにはまだ早い。

1-5:《ナーガの生気論者》

他候補:《本質の散乱》

 黒のめぼしいカードが無く、どちらを取るかと思われたが、熊谷はここでマナクリーチャーを選択。「《イフニルの魔神》は青黒で使ったほうが少し強いですが、《ナーガの生気論者》の方がカードとして強いです」とのことだ。

1-6:《採石場の運び屋》
1-7:《飛びかかるチーター》

 続けて流れてくる緑のカードに手を伸ばす。黒の流れが若干良くないように思えるのが気がかりではある。

1-8:《進化する未開地》
1-9:《ハパチラの刻印》

他候補:《蜘蛛の掌握》《修練者の相棒》

1-10 《ヘクマの歩哨》
1-11 《川蛇》
1-12:《荷降ろし》
1-13 《侵入者への呪い》
1-14:《造反者の解放》

 本線は黒緑だが、青黒との両天秤で2パック目を迎える。後半に黒のカードが流れてこなかったことがどう影響するか。

2パック目

2-1:《砂の撹拌》

 唱えてもサイクリングしても強い良カード。《イフニルの魔神》もあり嬉しい1枚。

2-2:《最後の報賞》

他候補:《扇持ち》《迷宮の守護者》

 待望の確定除去! 他のカードに目もくれず、これを選択。

2-3:《呪われたミノタウルス》

他候補:《ナーガの生気論者》

2-4 :《強制的永眠》

他候補:《》

 ここで黒の流れが途切れ、カット気味に《強制的永眠》をピック。

2-5:《戦炎の投槍手》

他候補:《強制的永眠》

 またもプレイアブルな黒いカードはない。少し苦しそうに《戦炎の投槍手》を手に取る。

2-6:《枯死コウモリ》

他候補:《影嵐の侍臣》《刻み角》

 《影嵐の侍臣》でも良いかもしれないが、確定している黒の貴重な飛行クリーチャーを選んだ。

2-7:《苦しめる一射》
2-8 :《戦炎の投槍手》

他候補:《微光鱗のドレイク》

 この順目で《微光鱗のドレイク》とはかなり青が空いているのだろうか......。熊谷は青を切ったのか、2枚目の《戦炎の投槍手》をピック。

2-9:《悪運尽きた造反者》
2-10:《知識のカルトーシュ》
2-11:《聖なる猫》
2-12:《開拓 // 精神》

他候補:《知識のカルトーシュ》

 3色目をタッチするのであればこの順目としては嬉しい1枚。

2-13:《猛火の斉射》
2-14:《花粉のもや》

 黒と緑の流れが悪く、全体的に苦しい2パック目だったろうか。序盤こそ強力なカードを入手できたが、後半は色の合わないカードのピックに終止した印象だ。

3パック目

3-1 :《不帰 // 回帰》

他候補:《ナーガの神託者》

 「ただの除去」と言ってしまえばそれまでだが、2枚目の確定除去は大きい。あとは太いクリーチャーをピックできれば......。

3-2:《枯死コウモリ》

他候補:《蜘蛛の掌握》

3-3:《活力のカルトーシュ》

 「カルトーシュ」サイクルの中でも強力な1枚。緑の流れは来ているようだ。

3-4:《悪意のアムムト》
3-5:《大蜘蛛》
3-6:《不毛地の蠍》
3-7:《頭巾の喧嘩屋》

他候補:《修練者の相棒》

 この順目での《頭巾の喧嘩屋》は嬉しい。デッキが引き締まった。

3-8:《風案内のエイヴン》

他候補:《楽園の贈り物》

3-9:《用心深いナーガ》

 「1周するとは思っていませんでした」とは熊谷の弁。緑をつまんでいるプレイヤーは少なそうだ。

3-10:《隠れた茂み》
3-11:《弱さからの脱皮》

 最後の最後にコンバットトリックをゲット! 1マナという軽さが何より良い。

3-12:《第六感》
3-13:《猛火の斉射》
3-14:《葬送の影》

熊谷 陸
グランプリ・北京2017 2ndドラフト/『アモンケット』ブースタードラフト[MO] [ARENA]
7 《沼》
6 《森》
1 《山》
1 《隠れた茂み》
1 《進化する未開地》

-土地(16)-

1 《悪運尽きた造反者》
1 《ナーガの生気論者》
1 《悪意のアムムト》
1 《呪われたミノタウルス》
1 《頭巾の喧嘩屋》
1 《不毛地の蠍》
1 《用心深いナーガ》
2 《戦炎の投槍手》
1 《ホネツツキ》
1 《大蜘蛛》
1 《採石場の運び屋》
2 《遺棄地の恐怖》
1 《イフニルの魔神》

-クリーチャー(15)-
1 《弱さからの脱皮》
1 《苦しめる一射》
1 《造反者の解放》
1 《活力のカルトーシュ》
1 《荷降ろし》
1 《最後の報賞》
1 《砂の撹拌》
1 《不帰 // 回帰》
1 《開拓 // 精神》

-呪文(9)-
2 《猛火の斉射》
1 《ハパチラの刻印》
1 《聖なる猫》
1 《第六感》
1 《知識のカルトーシュ》
1 《強制的永眠》
1 《花粉のもや》
1 《葬送の影》
1 《侵入者への呪い》
1 《枯死コウモリ》
1 《ハゾレトの碑》
1 《ヘクマの歩哨》
1 《飛びかかるチーター》
1 《風案内のエイヴン》
1 《川蛇》

-サイドボード(16)-

 さて、熊谷のピックを追ってみたがいかがだったろうか? 一貫して黒を主軸に置いたピックだった。

 3パック目で緑のカードを補充し、確定除去と爆弾レアという勝てるカードが揃ったデッキになった。トップ8へ向けて視界は良好。熊谷のさらなる快進撃に期待したい。

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