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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:ストーム(レガシー)

中村修平の「デイリー・デッキ」:ストーム(レガシー)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英語圏向けに制作・英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は週5回、2日(月)~6日(金)の更新です。


 この間ちょっとした縁で大阪のレガシー大会にお邪魔したのですが、そこで盛況ぶりに驚かされました。
 しかも聞くところによると、来月に開催される国内初のレガシー・グランプリ、グランプリ・京都はもう千人を超える参加登録がされているとか。
 日本でもレガシーの大波が押し寄せてきているのかもしれませんね。

 今週はそんなレガシーから個人的に強そうだと思ったデッキを5つ挙げていこうと思います。
 まずは直近に日本で開催された大規模レガシートーナメント「BIGMAGIC OPEN」から優勝したデッキを2つ、今日はSCGインビテーショナルチャレンジを優勝した高橋優太のストームから。

 ちょっと前まで《むかつき》デッキと呼ばれていた気もしますが、この構成を見ると確かに「ストーム」デッキと呼んだほうが現実に即していますね。
 基本的には《冥府の教示者》から決め技であるストーム呪文、《苦悶の触手》を持ってくるのがデッキの勝ち筋です。

 ただしそれだけではちょっとストーム数が足りないため、ほんの少し回り道を。
 《炎の中の過去》で墓地から再度唱えたり、カードそのものが足りていないなら《むかつき》を持ってくるなどで対応性を高めています。
 通常ならばクセのある黒蓮、《ライオンの瞳のダイアモンド》もこのデッキならばメリット。《冥府の教示者》を唱えるのに対応して《ライオンの瞳のダイアモンド》で手札を捨てることで、確実に暴勇状態に持ってくることができます。
 手札が空になってマナが出た後に、《冥府の教示者》から持ってきたカードで決着するというのがよくある光景ですね。

 それに加え、手札破壊を多めに取れるというのはデッキの強みです。コンボ自体の構成要素が少ないので、多く入れても問題がないのと、手札破壊がそのままストーム数を稼げるというのは見逃せない要素ですね。

高橋 優太
第3回 BIGMAGIC OPEN SCG Invitational Challenge 優勝 / レガシー[MO] [ARENA]
1 《
3 《Underground Sea
1 《Tropical Island
1 《Volcanic Island
3 《溢れかえる岸辺
3 《霧深い雨林
3 《沸騰する小湖

-土地(15)-


-クリーチャー(0)-
4 《ライオンの瞳のダイアモンド
4 《水蓮の花びら
4 《渦まく知識
4 《暗黒の儀式
4 《強迫
4 《ギタクシア派の調査
4 《思案
3 《陰謀団式療法
2 《定業
4 《陰謀団の儀式
4 《冥府の教示者
1 《Grim Tutor
1 《炎の中の過去
1 《苦悶の触手
1 《むかつき

-呪文(45)-
2 《見栄え損ない
1 《外科的摘出
2 《突然の衰微
2 《ハーキルの召還術
2 《紅蓮地獄
1 《古えの遺恨
1 《防御の光網
2 《巣穴からの総出
1 《虐殺
1 《恭しき沈黙

-サイドボード(15)-

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