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戦略記事

Daily Deck -今日のデッキ-

「突撃陣形」(スタンダード)

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「突撃陣形」(スタンダード)

Melissa DeTora

2015年4月16日


 私は自分のことをいつも「スパイク」だと思っていて、対戦相手に対して優位に立てるような、トーナメント志向のデッキを組もうとしています。ですが、ウィザーズで働き始めてから、私のプレイスタイルが進化し始めていることに気づきました。そして今は、より「ジョニー」寄りになっています。テストのためのデッキを組むことは仕事の一部なので、現在私はデッキの軸となる興味深いカードを探し、それを使ってトーナメントで通用するスタンダードのデッキを組もうとしています。

 新カードの中で興味を惹かれたのが《突撃陣形》です。《包囲の搭、ドラン》はいつも楽しんでプレイしていたカードでしたが、これは実質的に同じことができる上に壁で攻撃までできるのです! クールだと思いませんか?

 RJHendricksは『タルキール龍紀伝』の新カード《突撃陣形》を中心に組み上げた、革新的な「壁デッキ」のアイデアを披露してくれました。彼のアイデアは機能し、そのデッキを駆ってMagic Onlineのデイリー・イベントで4-0を記録してみせたのです。表面上は、《神々との融和》、《サテュロスの道探し》、《包囲サイ》を使ったアブザン・リアニメイトデッキの一種のように見えます。そして入っている壁を見て、これは何だ、と思うことでしょう。《突撃陣形》は0/4のクリーチャーすべてを実質的に、強打の4/4に変えてしまうのです。《突撃陣形》の最も優れている部分は、これを唱えて壁で攻撃し始めたときの対戦相手の顔を見られることです!

 このデッキは《突撃陣形》を引かないと機能的とは言えません。そのため、RJHendricksはデッキに別の勝ち手段を用意しています。墓地にカードを送る手段が多く用いて、墓地が十分になったなら《先祖の結集》と《鍛冶の神、パーフォロス》を組み合わせ、ばかげた量のダメージを対戦相手に与えるのです。《先祖の結集》は《根囲いの壁》ともうまく働きます。壁を生け贄に捧げてカードを引けるので、《鍛冶の神、パーフォロス》まで掘り進む助けとなり、同時に巨大な《先祖の結集》に向けて墓地を肥やしていけるのです。

RJHendricksの「突撃陣形」
スタンダード[MO] [ARENA]
3 《
2 《平地
1 《
4 《吹きさらしの荒野
2 《樹木茂る山麓
4 《砂草原の城塞
2 《豊潤の神殿
2 《ラノワールの荒原
2 《疾病の神殿
1 《コイロスの洞窟

-土地(23)-

4 《ジェスカイのバリケード
4 《サテュロスの道探し
4 《森の女人像
4 《根囲いの壁
2 《精油の壁
4 《ニクスの織り手
4 《包囲サイ
2 《鍛冶の神、パーフォロス

-クリーチャー(28)-
4 《神々との融和
2 《突撃陣形
4 《先祖の結集

-呪文(10)-
4 《群の祭壇
4 《思考囲い
2 《見えざるものの熟達
1 《ドロモカの命令
2 《アブザンの魔除け
1 《命運の核心
1 《対立の終結

-サイドボード(15)-
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