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射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」第4回:グランプリ・静岡2017秋直前、<スタンダード+>のデッキ紹介!
射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」第4回:グランプリ・静岡2017秋直前、<スタンダード+>のデッキ紹介!
by 射場本 正巳
こんにちは! いよいよ今週末はグランプリ・静岡2017秋ですね!!
グランプリでは本戦以外にもサイドイベントも充実! そして日曜日にはこの連載でご紹介している<スタンダード+>のイベントも開催されます。
『統率者(2017年版)』で遊ぼう!! in 静岡
- 参加費:500円
- 受付時間:11:00~13:00
- 定員:32人(8卓)
- 『グランプリ・静岡2017秋』(主催者様ウェブサイト)
4名集まり次第開催されるフライト方式で行われます。当日はどこかの卓にウィザーズ・オブ・ザ・コースト東京オフィスのスタッフが参戦予定ですのでお楽しみに!
イベントはカジュアルなものですから、当日ご購入いただいた『統率者(2017年版)』をそのまま使用していただいても楽しめるかと思います。もちろん、<スタンダード+>という構築をもっと楽しみたいという方も大歓迎!
このイベントに限って、通常のカードプールより若干広く、
- 各種伝説のクリーチャー(収録されているカードセットは問わず)
- 『統率者(2017年版)』に含まれるカード
- 『戦乱のゼンディカー』~『イクサラン』までの、スタンダードリーガルもしくはスタンダードリーガルだったセットに含まれるカード
が使用可能となっています。(『イクサラン』が出たばっかりですので完全に新スタンダードプールに移行せず、現行スタンダードに単純に『イクサラン』のカードを追加して行います)
さて今日は<スタンダード+>のデッキにどのようなものがあるか、実例を挙げて紹介していきます。
まずは、統率者製品の特長を生かした構築のこちら!
《エドガー・マルコフ》はすべての吸血鬼・呪文に追加でトークンを生成する力を与えるもの。当然コストの軽い吸血鬼呪文であればあるほど受ける恩恵は大きくなります。
そこで、環境に存在する1~2マナの吸血鬼を詰め込んだのがこちらのリスト。横に並べての勝利を目指すので、シンプルに全体強化系のカードを追加しています。
既存の構築済みデッキの割合は6~7割で、入れ替えるカードも比較的レアリティの低い最近のものが多いので、作りやすいかと思います。
お次は構築済みデッキとスタンダードのカードをメインに組んだデッキをご紹介。
イクサランから登場の新ギミック・宝物での勝利ができる《富の享楽》をフィーチャーしてみました。《選定された行進》はトークンであれば宝物だろうが手掛かりだろうが2倍にできるのでベストマッチ。
《鼓舞する彫像》で疑似的にマナ・アーティファクトを大量生産できるので、後述する《パラドックス装置》とも相性抜群!
本来海賊は赤青黒の組み合わせなのですが、ヴラスカを使いたかったのと、トークンがテーマということで、統率者には《胞子の教祖、ゲイヴ》を選択しました。
さらにそれ以外にもこの色で搭載可能なコンボをできるだけ詰め込んだ、コンボでの勝利を狙いやすい構成にしています。
コンボ1
《血統の観察者》+ 《変位エルドラージ》。この2つで無限出し入れができるスタンダード産コンボ。
これに 《ズーラポートの殺し屋》がいれば無限ドレイン、《選定された行進》があれば無限トークン+無限マナ(無色)になります。
コンボ2
《不浄なる者、ミケウス》+《胞子の教祖、ゲイヴ》。全体に不死を与えるミケウスと+1/+1カウンターを取り除いてトークンを生成できるゲイヴがあれば、ずっと不死が使えます。
カウンターを取り除くにはマナがかかるのでもうひと手間必要。《謎の石の儀式》+《稲妻のすね当て》があれば無限トークン、ここにノーコストでクリーチャーを生け贄にできる《縞痕のヴァロルズ》や《血の調停者、ヴィシュ・カル》がいると無限マナになります。また、《選定された行進》でも無限トークン+無限マナは可能です。
さらに、《くぐつ師の徒党》は頑強持ちで不死とカウンターを相殺するので、生け贄にさえ捧げられれば相手の墓地のクリーチャーを釣り放題です。
コンボ3
《引き裂かれし永劫、エムラクール》+《ティムールの剣歯虎》。マナはかかりますが、この2枚がそろうと無限ターン。
コンボ4
《パラドックス装置》+マナの出るパーマネント。これさえあれば手札のカードはほぼ使い放題。
これにドローソースを絡めることで大量展開できます。
コンボ5
《グリセルブランド》+《副陽の接近》。デッキの上から7枚目に行った《副陽の接近》を、回復したライフをそのまま支払って引き直せる。マナさえあれば即勝利。
そしてこれらのコンボを一気に引き寄せてくれる《穢れた血、ラザケシュ》も1枚コンボともいえるカード。統率者がいれば生け贄に困ることはないのがいいですね。
どのコンボにもある程度のマナとセットアップが必要なのでマナアーティファクトをありったけ投入しています。
最後は伝説のクリーチャーに注目したデッキ。
テーロスの15神、アモンケットの5神+ニコル・ボーラス配下の神、エルドラージ3神、そして明神と破壊不能を持つ多くの神々を集めてみました。
統率者にも破壊不能の《巣主スリヴァー》を選ぶことはできましたが、デッキ内の破壊不能を生かすには全体破壊を内蔵した《アラーラの子》を統率者にしたほうが良いかなと思い、こちらにしています。破壊不能でなく神に特化するなら《邪神カローナ》というのも手ですね。この辺はお好みで。
最新の「Beyond the Basics -上級者への道-」記事「破壊不能のひらめき」で紹介されましたが、破壊不能の査定はコストが重めに設定されています。神々を出し始められるのはだいたい4マナ以降、しかもすぐに動き出さないのでその後の全体破壊を挟んでいくことになります。ゲームに乗り遅れないためにも序盤のマナ加速を多めに投入しています。
うまく展開できれば戦場を大量の神々が埋め尽くすありがたい光景が見られて、楽しいですよ!
さて、いかがでしたか?
今回はタイプ別に3つのデッキをご紹介しました。もちろん他にもまだまだいろいろなデッキの可能性が眠っています。
まだ開拓されきっていないフォーマットだけに、自分だけのオリジナルなデッキ作りを楽しんでみませんか? 週末は静岡で<スタンダード+>を楽しんでいただけたら幸いです。
では、今年の統率者連載はここまで! また来年~!
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