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お知らせ

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MTGアリーナ:ゲーム更新情報(2019年11月)

Wizards of the Coast
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2019年11月13日

 

(編訳注:画面は英語版の開発中のものです。また、記事中に記載の時刻は、特記がない限り日本時間です。)

 今月のゲーム更新情報では、新たな機能と新たなカードの実装、そしてマジック:ザ・ギャザリング アリーナの今後における新たな展望をお伝えします。

パフォーマンスについてのご報告

 パフォーマンスの改善は、引き続き私たちの最優先課題となっています。11月のゲーム更新では、特にゲーム中の挙動について多くの方に改善を実感していただけるかと思います。

 パフォーマンスの改善はまだ完了していません。今後も必要な限り進捗報告を続け、私たちの現在の取り組みをお伝えしていきます。

ゲーム中の引っかかりやフレームレートの低下、応答なし状態になる問題 ―― 作業中

 私たちは現在のアセット・システムにおけるコードのリファクタリング(既存コードの再構築のことです)を開始しており、最初の変更部分を今回の更新で実装します。主に注力したのは、マッチ中に頻発していたゲームの「つっかかる感じ」や「引っかかり」の改善ですが、(デッキ構築中など)多くのカードを閲覧する際にもパフォーマンスの改善を実感していただけるかと思います。

メモリの割り当てと管理 ―― 作業中

 「メモリリーク」としても知られるこの問題については、アセットの開放手順を改善し、プレイ時間が長くなった際のメモリ使用率を減少させました。同時に、特にマッチ中のメモリ割り当てやCPU使用率の急増も減っていると思います。

ゲームがクラッシュする問題

 私たちが見たところ、最近いただいたゲームがクラッシュする問題についての報告の大半は上記の問題に関連しています。メモリ使用率やCPU使用率の改善にゲーム全体の最適化を行ったため、ゲームがクラッシュする問題も減少するものと思われます。

ソーシャル機能1.0:フレンドリスト

 ゲームプレイ上のパフォーマンスが大幅に向上したため、私たちは新機能を導入することに前向きになりました。いよいよ待望のフレンドリストを実装します。

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 この機能は私たちがMTGアリーナへの実装を計画しているソーシャル機能の初歩に過ぎないため、「ソーシャル機能1.0」と銘打っています。私たちは今後もフレンド機能の向上に取り組み続けます。今回の更新では、他のプレイヤーをあなたのフレンドリストに追加できるようになります(必要なら除外やブロックもできます)。フレンドリストを確認すると、あなたのフレンドがオンライン状態かどうかわかります。そして、フレンドリストから指名対戦のリクエストを送ることもできます。

 私たちが次に取り組むのは、クライアント上でフレンドにメッセージを送る機能です。また、フレンドと指名対戦を行う際にデッキをシェアできる機能にも取り組んでいきます。

スタンダードの枠を越えて広がるMTGアリーナ

 最近、MTGアリーナのゲームとしての最終目標について、議論が盛んに行われています。現在の議論を助け、また今後の議論に背景を持たせるために、ここでMTGアリーナの目標をお伝えし、私たちがスタンダードの枠を越えてMTGアリーナに取り組むことが皆さんにとってどのような意味を持つのかお話しします。

 MTGアリーナの目標は以下の通りです。

  • マジックの入口であること:初めての方にとっても昔プレイしていた方にとっても、「マジック:ザ・ギャザリングを始めたいと思ったときはMTGアリーナから」という信頼できる入口になってほしいと私たちは思っています。
  • マジックの歴史を探究できるものであること:ヒストリックや旧セットのリマスターを通して、MTGアリーナでマジックの歴史を味わえるようにする計画です。
  • 洗練された体験を味わえること:MTGアリーナは簡単に始められ、適切なマッチメイキングが行われ、そして日ごとに、週ごとに、セットごとに、さまざまな体験をご提供できるゲームを目指します。
  • デジタル・マジックの先駆者であること:MTGアリーナはマジックを体験できる新たな手段であり、特にデジタル方面の可能性は大きく広がっています。

 私たちはMTGアリーナを、マジックを学ぶ場所として、友人とマジックを楽しむ場所として、そしてさまざまなマジック体験が味わえる場所として、最高のものにしたいと思っています。また、「スタンダードで遊べる場所」という枠を出る必要があることも理解しています。プレイヤー全員が魅力を感じられるような、デジタルならではの楽しさを見つけることが大切なのです。

イベントの整理

 大まかに言うなら、MTGアリーナはもっと「地元のゲーム店」のような感覚を味わえる場所になります――1週間を通してバラエティ豊かなイベントが行われる場所に。MTGアリーナは、ときどき遊ぶゲームではなく毎日遊ぶゲームを目指しているのです。そのためには、プレイするたびに新しい体験を楽しめるゲームでなくてはいけません。さもないと、新鮮さはすぐに失われるでしょう。

 現在プレイできるフォーマット以外のものをお楽しみいただけるように、常設のモードがもっと必要とされていることは十分理解しています。そのため、私たちは指名対戦の選択肢を広げ続け、フレンドリスト以外のソーシャル機能も追加するべく取り組んでいます。

旧セットのリマスター

 来年の後半頃に、私たちは旧セットの「リマスター」版をMTGアリーナに実装し始める計画です。MTGアリーナ・チームはマジック開発部とともに複数のセットを精査し、適切なカードを厳選して1つの大きなセットにまとめ、それをゲームに実装する予定です。この方法なら、私たちは旧セットの魅力を引き出しプレイヤーの皆さんを盛り上げることに集中でき、旧セットを用いる体験をより素早くお届けできると思います。

 これは長期的な計画であり、最終的にはスタンダードとヒストリックに加えて新たなフォーマットをサポートする予定です。パイオニアも現在取り組んでいるフォーマットの1つですが、詳細を皆さんにお伝えするのはまだ先のことになりそうです。これらの目標に向かいつつ、マジックの歴史を築いてきたセットを用いて最高の体験を生み出せるよう、集中して取り組んでいきます。

ヒストリック

 私たちは、MTGアリーナのデジタル・ゲームならではの強みを活かして、ゲームの状況に素早く適応できるフォーマットを作り上げたいと思っています。ヒストリックはその第一歩であり、経験豊富なプレイヤーの皆さんのために、プレイするごとに体験が変わる「生きた」フォーマットを実現するためのアイデアを真剣に探していきます。

 11月のゲーム更新で、ヒストリック用の20種類のカードがMTGアリーナに実装されます。ヒストリックは、ここから本格的に始まります。あわせて1本先取のヒストリック実装記念イベントやマッチ・ランク戦(2本先取)も行われますので、お楽しみください。

 ヒストリックについては別途記事をご用意しましたので、こちらをご覧ください。

実験的イベント

 私たちは常に新しい形のイベントやフォーマットを実験しており、それはこれからも続けます。これまで開催したイベントは、大人気のものもあれば(「全知ドラフト」や「激変スタンダード」)、そこまで盛り上がらなかったものもありました(「2倍ライフ」や「デッキ職人の享楽/Brewer's Delight」)。私たちはこれからも実験を続け、さらにMTGアリーナを楽しめる方法を見つけていきます。

デジタル・マジックの先駆者

 マジックで新しいことをしようとすると、当然のことながら懸念材料が出てきます。ですが幸運にも、私たちはマジック開発部と密接に取り組むことができており、私たちのアイデアに楽しさを見出だせています(今後のヒストリックの展望についてお伝えするこちらの記事をぜひご覧ください)。マジック開発部との連携のおかげで、私たちは過去を見直し、可能性を最大限に引き出し、未来のための実験を行うことができています。マジックのカードをデジタル・ゲームに実装するのは時間のかかる作業ですが、適切なカードを見極め、それらを用いてさらに楽しい体験をMTGアリーナにもたらすのが、私たちの使命です。皆さんと一緒にマジックの歴史を探検し、そこに加えられるものを見つける日を楽しみにしています。

 詳細についてはまだ議論が必要な部分が多くありますが、まずは私たちの計画と今後の方針を皆さんに共有させていただきました。MTGアリーナに計画している機能をすべて実装し、その上でさらなる改善と「生きた体験」をご提供できる日が楽しみで仕方ありません。そしてそのためには、皆さんからのフィードバックが不可欠です。これからもご意見お待ちしています。

クリンナップ・ステップ

 フレンドリスト機能と『ヒストリック・アンソロジー1』が、快適なプレイに関わる変更やパフォーマンスの改善、バグ修正とともに、11月22日にやって来ます。メンテナンス時間などの情報はステータス・ページをご確認ください。また、 @MTG_Arena のTwitterアカウントでも最新の更新情報をお届けしますので、フォローをよろしくお願いします。(訳注:日本語では @MTGArenaJP から情報を発信いたします。)

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