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黒田正城の「エターナルへの招待」
プロツアー・フィラデルフィア分析編 その2
読み物
黒田正城の「エターナルへの招待」
2011.10.03
黒田正城の「エターナルへの招待」・プロツアー・フィラデルフィア分析編 その2
著者紹介:黒田 正城 黎明期から日本のプロマジック・シーンを支えてきた強豪プレイヤー。 |
予告どおり、今回はプロツアー・フィラデルフィアで活躍した、コンボ以外で実績を残したデッキを紹介していこうかと思う。
(更新にずいぶんと時間がかかってしまい、申し訳ない・・・。)
という紹介部分を用意して、その後、各デッキの解説を書いていたところに驚きのニュースが飛び込んできた。
すでにご存知の方ばかりだと思われるが、まずはこちらをご確認いただいてから、今回の記事に入っていこうと思う。
プロツアー参加者の意見を早速反映した内容ということで非常に好感が持てるが、これから紹介するデッキの一部は既に使えないものとなってしまった。デッキリストの斜体部分が、禁止カードに指定されているのでご注意を。
ただ、今回紹介しているデッキは非コンボということもあってほとんど禁止の影響を受けていない。むしろ強敵が減ったことによってサイドボードの構成も大きく変化するし、今後活躍のチャンスも増えてくるのではないだろうか。
それでは個別のデッキ紹介に入っていこう。
Zoo(「カウンター猫」型)
1 《森》 1 《平地》 2 《踏み鳴らされる地》 1 《寺院の庭》 1 《神聖なる泉》 1 《聖なる鋳造所》 1 《蒸気孔》 1 《地平線の梢》 1 《ドライアドの東屋》 4 《乾燥台地》 4 《霧深い雨林》 2 《湿地の干潟》 1 《沸騰する小湖》 1 《地盤の際》 -土地(22)- 4 《貴族の教主》 4 《野生のナカティル》 4 《タルモゴイフ》 1 《ガドック・ティーグ》 1 《クァーサルの群れ魔道士》 4 《聖遺の騎士》 -クリーチャー(18)- |
4 《流刑への道》 4 《稲妻》 3 《バントの魔除け》 3 《稲妻のらせん》 4 《緑の太陽の頂点》 2 《遍歴の騎士、エルズペス》 -呪文(20)- |
1 《渋面の溶岩使い》 1 《クァーサルの群れ魔道士》 3 《エイヴンの思考検閲者》 3 《瞬間凍結》 3 《統一された意思》 1 《法の定め》 2 《ギデオン・ジュラ》 1 《地盤の際》 -サイドボード(15)- |
まずは今回の最大勢力となったZooから。
2006年のプロツアー・ホノルル時代には、ライオンや猿や狼などたくさんの動物がデッキに入っていたものだが、最近は人間と猫と《タルモゴイフ》しかおらず、もはやZooと呼べる要素はほとんど残っていない。
いっそのこと、デッキ名も猫カフェとかにしてしまえばいいのに・・・と思っていたら、今回は見事「カウンター猫」という名前で呼ばれていたようだ。
LSVを筆頭に、今回Channel Fireballのメンバーが揃って使用していたデッキである。毎度のことではあるが完成度は恐ろしいほどに高く、思いつく有力デッキに対してほぼパーフェクトに対応できる形となっている。
デッキの冠となっている《野生のナカティル》と《タルモゴイフ》を、《貴族の教主》の賛美と最高級の除去呪文でバックアップしながら戦う、クロックパーミッションのようなデッキとなっている。とにかく、この猫が1ターン目に出るか出ないかは勝負を大きく左右するのである。
2ターン目から4点以上のダメージが入り始めるため、たとえコンボデッキといえども悠長なことはしていられない。
また、1本目であっても《バントの魔除け》が絶妙な場面で刺さることもあり、注意が必要である。
《野生のナカティル》以外のクリーチャー陣も抜群のコストパフォーマンスであり、《タルモゴイフ》と《聖遺の騎士》がサイズで戦場を支配する。普通のクリーチャーデッキで、この2枚を上回るサイズはほぼ存在しない。《遍歴の騎士、エルズペス》も、相手がコンボでなければ鬼神のような強さを発揮してくれるだろう。
クリーチャーが18枚と比較的少ないが、《緑の太陽の頂点》4枚を加えると22枚という平均的な数値になる。
この《緑の太陽の頂点》がとても使いやすく、マナ加速、大型クリーチャー、コンボ殺しの《ガドック・ティーグ》と多くのカードにアクセスすることができ、安定性を飛躍的に高めていた。
・・・だったのだが、あまりにその効果が高かったため、禁止カードとなってしまっている。
サイドボードでは《統一された意思》がコンボに対する万能の妨害スペルである。相手のターンにマナを立てておき、致命的なスペルはカウンター、そうでなければ浮いたマナで《エイヴンの思考検閲者》を出す・・・といった、パーミッションのような戦い方ができるのも面白い。
なんにせよ、クリーチャーデッキの中ではダントツの安定感を誇り、多くのプレイヤーがこのデッキで結果を残した。
《野生のナカティル》+《貴族の教主》+《タルモゴイフ》+《聖遺の騎士》という緑の四天王は、新しい環境になっても似たような構成で活躍を続けるだろう。
Zoo(《カヴーの捕食者》型)
4 《乾燥台地》 4 《燃え柳の木立ち》 3 《霧深い雨林》 2 《踏み鳴らされる地》 2 《地盤の際》 1 《ドライアドの東屋》 1 《森》 1 《幽霊街》 1 《地平線の梢》 1 《山》 1 《平地》 1 《聖なる鋳造所》 1 《活発な野生林》 1 《寺院の庭》 -土地(24)- 4 《貴族の教主》 1 《極楽鳥》 1 《ガドック・ティーグ》 1 《クァーサルの群れ魔道士》 4 《カヴーの捕食者》 4 《聖遺の騎士》 3 《タルモゴイフ》 -クリーチャー(18)- |
4 《爆裂 // 破綻》 4 《緑の太陽の頂点》 4 《失脚》 1 《焦熱の裁き》 3 《罰する火》 2 《内にいる獣》 -呪文(18)- |
4 《流刑への道》 1 《焦熱の裁き》 1 《ボジューカの沼》 2 《原基の印章》 1 《台所の嫌がらせ屋》 3 《荒廃の思考》 2 《法の定め》 1 《強情なベイロス》 -サイドボード(15)- |
同じ色構成でも、カード選択が全く異なるデッキがこちら。《燃え柳の木立ち》と《罰する火》のコンボは相手がライフを得てしまうというデメリットを抱えているが、それを《カヴーの捕食者》で悪用するというおなじみのデッキである。
《失脚》や《焦熱の裁き》は《カヴーの捕食者》にとって最高のエサであり、あっというまに《タルモゴイフ》を上回るサイズに成長する。《タルモゴイフ》が3枚しか入っていないというのは普通なら驚きだが、このデッキであれば当然の結果なのかもしれない。
サイドボードも含め、土地を破壊する呪文が数多く採用されている点も注目だ。12Postを強く意識していたことがうかがえる構成になっているが、今後この枠は違ったカードになってくるだろう。
赤単親和
4 《山》 4 《ダークスティールの城塞》 3 《ちらつき蛾の生息地》 3 《墨蛾の生息地》 -土地(14)- 4 《メムナイト》 4 《羽ばたき飛行機械》 4 《信号の邪魔者》 4 《大霊堂のスカージ》 4 《電結の荒廃者》 4 《エイトグ》 4 《金属ガエル》 -クリーチャー(28)- |
4 《オパールのモックス》 3 《バネ葉の太鼓》 4 《感電破》 2 《投げ飛ばし》 1 《爆片破》 4 《頭蓋囲い》 -呪文(18)- |
3 《刻まれた勇者》 1 《月の大魔術師》 3 《倦怠の宝珠》 4 《血染めの月》 4 《精神壊しの罠》 -サイドボード(15)- |
日本人の期待を一手に背負った中島の赤単親和。
アーティファクト・土地が軒並み禁止になってしまったにも関わらず、圧倒的なスピードは健在。相変わらず強力なデッキとして、大会前から注目されていた。
1、2ターン目の大爆発から一気にゲームを決めるパターンと、このデッキのキーカードである《頭蓋囲い》を基軸にした中長期的な戦いの両面ができる。
《投げ飛ばし》もこのデッキには不可欠な存在で、《頭蓋囲い》と組み合わせることで10点以上のダメージをたたき出すことが可能だ。
親和というデッキである以上、当然のことながらアーティファクトに大きく依存している。しかし、「親和なんてアーティファクトを全部壊せば楽勝」というわけではない。
たとえば《忍び寄る腐食》のようなカードは確かに効果的だが、その後に《墨蛾の生息地》が何らかの形で強化されて毒殺されたり、《エイトグ》がしぶとく生き残ったために致命傷を受けたり、さまざまな角度から攻撃を仕掛けてくる。
対策カードとしては、《古えの遺恨》が最も使われていたようだ。やはりインスタントはえらい。
デッキリストを眺めると、非常に的確なサイドボードに目が行く。12Post用の《血染めの月》と《月の大魔術師》、あらゆるコンボデッキに対して効果的な《精神壊しの罠》、《欠片の双子》のキーカードである《詐欺師の総督》を無効化する《倦怠の宝珠》、そして非コンボデッキのほとんどに脅威となる《刻まれた勇者》。
ここに挙げたのはいずれも今回大暴れしたデッキであり、そのすべてに対して回答を用意できていたと言うのはとてつもないアドバンテージである。
メタゲームを読み切るというのはとても難しいことだが、中島のこのデッキは文字通りそれをやりとげ、その結果としてトップ8入賞を勝ち取ることができたと言える。私も実況を見ていたが、この完成度で優勝に手が届かなかったのは本当に残念だった。
「Next Level Blue」
7 《島》 4 《霧深い雨林》 4 《変わり谷》 4 《沸騰する小湖》 3 《繁殖池》 2 《神聖なる泉》 -土地(24)- 4 《タルモゴイフ》 3 《ヴェンディリオン三人衆》 2 《呪文づまりのスプライト》 2 《造物の学者、ヴェンセール》 -クリーチャー(11)- |
4 《流刑への道》 4 《定業》 3 《呪文嵌め》 4 《ルーンのほつれ》 4 《謎めいた命令》 2 《饗宴と飢餓の剣》 2 《ヴィダルケンの枷》 2 《仕組まれた爆薬》 -呪文(25)- |
1 《呪文づまりのスプライト》 2 《エイヴンの思考検閲者》 2 《大祖始の遺産》 3 《広がりゆく海》 1 《瞬間凍結》 2 《クローサの掌握》 2 《機を見た援軍》 1 《袖の下》 1 《火と氷の剣》 -サイドボード(15)- |
本当に少数派であった、純粋なコントロールデッキ。60枚中15枚のカードが打ち消し系の呪文であり、マナを伸ばしながら長期戦に持ち込み、巨大化した《タルモゴイフ》でとどめをさす。少し前のエクステンデッドで活躍した「Next Level Blue」に似た構成となっているが、あのデッキのキーカード《激浪の研究室》が使えない点は大きな違いである。
この手のデッキがほとんど活躍できなかった理由は、最有力候補の一つであった12Postとの相性がとにかくダメだったということに尽きる。
《対抗呪文》が使えないため、序盤のカウンター呪文は《呪文嵌め》《呪文づまりのスプライト》《ルーンのほつれ》といった、相手のマナ事情に依存するカードになる。このため、12Postが膨大なマナから呪文をプレイしてくると打ち消しようがないのである。
しかし12Postがなくなった今、このデッキにも光が当たるのではないだろうか。
コンボデッキのとばっちりを受け、《定業》が使えなくなったのはやや痛いが、代わりなどいくらでもあるだろう。コントロールの今後に期待したい。
エルフ
6 《森》 4 《霧深い雨林》 4 《新緑の地下墓地》 2 《寺院の庭》 1 《地平線の梢》 1 《ペンデルヘイヴン》 -土地(18)- 4 《ラノワールのエルフ》 4 《東屋のエルフ》 4 《遺産のドルイド》 4 《イラクサの歩哨》 1 《ボリアルのドルイド》 1 《本質の管理人》 1 《ヴィリジアンの盲信者》 4 《エルフの幻想家》 4 《エルフの大ドルイド》 1 《永遠の証人》 1 《背教の主導者、エズーリ》 1 《威厳の魔力》 -クリーチャー(30)- |
2 《召喚士の契約》 3 《雲石の工芸品》 1 《原初の命令》 4 《緑の太陽の頂点》 2 《召喚の調べ》 -呪文(12)- |
1 《ブレンタンの炉の世話人》 1 《呪文滑り》 1 《タジュールの保護者》 1 《戦争の報い、禍汰奇》 1 《ガドック・ティーグ》 1 《ヴィリジアンのシャーマン》 2 《レンの地の群れ使い》 1 《静寂の守り手、リンヴァーラ》 1 《イーオスのレインジャー》 2 《再誕の宣言》 2 《四肢切断》 1 《召喚の調べ》 -サイドボード(15)- |
モダンのフォーマットが発表になった直後はかなり注目を集めていたエルフだが、予想していたほどの数は存在しなかった。その原因として考えられるのは、
- エルフより早いコンボデッキがいくつも存在していた
- 他のコンボデッキを対策するカードがエルフにも刺さった
- 《罰する火》をはじめとするクリーチャー除去に活躍を阻まれた
といったことだろう。
このデッキは《雲石の工芸品》を置いた状態で《遺産のドルイド》と《イラクサの歩哨》を場に出し、マナを膨らませていくコンボ要素で勝つことが多いが、やはり《垣間見る自然》を封じられていたことの影響は大きく、安定性、スピード共に大きく鈍化してしまったようだ。
また《緑の太陽の頂点》も使えなくなってしまった今、コンボデッキとしてのエルフはかなり存続が厳しくなってきたと言えるだろう。
とはいえエルフデッキの爆発力はすさまじいものがあり、特に普通のビートダウンデッキに対する相性は良い。
今後は《傲慢な完全者》や《背教の主導者、エズーリ》を軸に、大群でビートダウンする原始的な性格に変わっていくのではないだろうか。
ヤソコン
1 《森》 1 《沼》 1 《寺院の庭》 1 《湿った墓》 4 《闇滑りの岸》 4 《剃刀境の茂み》 4 《金属海の沿岸》 3 《溢れかえる果樹園》 3 《新緑の地下墓地》 -土地(22)- 3 《極楽鳥》 4 《タルモゴイフ》 4 《潮の虚ろの漕ぎ手》 4 《闇の腹心》 3 《永遠の証人》 3 《ヴェンディリオン三人衆》 -クリーチャー(21)- |
4 《霊気の薬瓶》 4 《思考囲い》 3 《流刑への道》 3 《マナ漏出》 3 《謎めいた命令》 -呪文(17)- |
3 《翻弄する魔道士》 2 《クァーサルの群れ魔道士》 3 《エイヴンの思考検閲者》 4 《台所の嫌がらせ屋》 2 《誘惑蒔き》 1 《流刑への道》 -サイドボード(15)- |
プロツアー参加者の中でただ一人、《霊気の薬瓶》を採用した八十岡のデッキ。以前の記事でも、あの悪名高き《霊気の薬瓶》がなぜ禁止にならなかったのか?ということを書いたが、おそらく環境が速すぎてこのカードでは間に合わない、と考えられたのだろう。
実際に使用した人数がそれを裏付けているが、いくらなんでも一人というのは意外だった。また、個人的にはヤソが《極楽鳥》を使っているところも記憶に無かったため、二重の驚きであった。
コンボにしっかり対策するため、《思考囲い》と《潮の虚ろの漕ぎ手》、《ヴェンディリオン三人衆》で手札を攻め、プレイされる呪文は《マナ漏出》や《謎めいた命令》で対処するという2段構えを取っている。
《霊気の薬瓶》にカウンターが3個乗った状態だと、《謎めいた命令》を打ちながら《永遠の証人》で回収、さらに《永遠の証人》を《謎めいた命令》で戻して・・・という無限循環ができるようになる。
相変わらず独特のデッキ構成になっており、おそらくヤソと対戦したプレイヤーはデッキの中身が全く想像できなかっただろう。情報が少ない今回のプロツアーで、全くのブラックボックスといえるこのデッキの奇襲性は非常に高かったと思われる。
どうでもいいが、原文では使用者の名前が「ヤソオカ(Yasooka)」ではなく、「ヤソオケーイ(Yasookay)」になっているのは意図的なのだろうか?デッキよりもこっちが気になってしまった。
黒緑ロック
4 《沼》 3 《森》 3 《草むした墓》 3 《樹上の村》 2 《黄昏のぬかるみ》 1 《ゴルガリの腐敗農場》 1 《巨森、オラン=リーフ》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 4 《新緑の地下墓地》 2 《湿地の干潟》 -土地(24)- 4 《桜族の長老》 4 《タルモゴイフ》 4 《台所の嫌がらせ屋》 2 《永遠の証人》 -クリーチャー(14)- |
4 《思考囲い》 2 《強迫》 2 《コジレックの審問》 2 《破滅の刃》 2 《化膿》 2 《滅び》 2 《原初の命令》 2 《死の雲》 4 《野生語りのガラク》 -呪文(22)- |
4 《闇の腹心》 4 《大爆発の魔道士》 2 《強情なベイロス》 2 《カラスの罪》 1 《破滅の刃》 1 《涙の雨》 1 《滅び》 -サイドボード(15)- |
2日目に残ったデッキの中でも異彩を放つのがこの黒緑ロック。初日全勝という快挙を成し遂げたが、トータル18点ということなので2日目は1勝しかできなかったということになる。
ロックというデッキは私も大好きで、《スパイクの飼育係》や《スパイクの織り手》が入っていたころからお世話になっているが、伝統的に「どのデッキにも勝率6割程度」という不思議な性格を持っている。絶望的な相性差も無ければ、得意とするお客さんもあまり無いのである。
これは、相手の行動を妨害する手段が1マナの手札破壊に依存しているからと考えられる。これらの手札破壊がうまく刺されば圧勝するが、せっかく手札を破壊したのに「あっ、引いちゃった」と言われて惨敗するケースも少なくない。
この負けパターンほど腹立たしいことはないため、いったん有利になった場を固定する、ダメ押しの手段が必要である。このデッキでは《死の雲》がその鍵となっており、相手の反撃を完全に封じ込める手段となっている。
このカードは劣勢のときにぶっ放して、リセットされた場から引き勝負に持ち込むこともできるため、使いどころは多い。
《野生語りのガラク》は《死の雲》のX値を引き上げつつ、そのままフィニッシャーに転じることができるという重要なカードである。通常のデッキよりも大事に扱うようにしたい。
禁止カードの影響を受けず、対応力も高いデッキであるため、今後もしばしば目にするのではないだろうか。
さて今回紹介したデッキは、今後のモダン環境でよく目にするアーキタイプとなるだろう。禁止カードが増える一方、イニストラードのカードが加わることによって環境は大きく変わるに違いない。
個人的には、これまでノーマークだった墓地利用系のデッキに注目している。
イニストラードには墓地のカードを利用するカードが多いため、これまでの「発掘」系カードやおなじみの《復讐蔦》など、いろいろなところでシナジーを生み出すことができるのではないだろうか。
今ならサイドボードに《虚空の力線》が入ってくることも少ないはず?!
というわけで、今回はここまで。
また次回お会いしましょう!
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