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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

マルドゥ・ドラゴン:エボンデス襲来(ヒストリック)

岩SHOW

 皆はMTGアリーナでペットを設定しているかな?

 ここでいうペットとは、画面の左側に待機していて、クリックするとなんらかのリアクションを取ってくれるマスコットのことだ。各セットの世界観に沿ったかわいらしい動物や、実際にカードとして存在するクリーチャーだったり、あるいは世界選手権優勝トロフィーのような非生物と、そのバリエーションもさまざま。基本的には新セットがリリースされるたびに新ペットが登場し、マスタリーをレベルアップしていくことでどんどんとペットが手に入っていく。あるいは新商品の事前予約で手に入るものも。

 現在、僕は『フォーゴトン・レルム探訪』の事前予約で手に入ったエボンデスをペットにしている。威厳あふれる禍々しくも神々しい見た目に反して、デフォルメされたペットはコロコロしていてかわいらしい。

ebondeath.jpg

 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」におけるエボンデスというキャラクターについて調べてみると、まずフルネームが長い! Chardansearavitriolというもので、これをそのままカード名に印刷すると大変なことになりそうなので《ドラコリッチ、エボンデス》という別名での表記には納得(笑)。ドラコリッチなる肩書からもわかる通り、エボンデスは高位のアンデッドであるリッチへと変貌したブラック・ドラゴンだ。ただでさえ長寿のドラゴンが不死の身となったのだから恐るべき脅威に違いない。彼を崇めるカルト教団もいるらしく、それらとの戦いに挑む冒険はプレイしてみたいなという興味をそそるね。

 カードとしては4マナでパワー5の飛行と瞬速、ターン終了時にパッと飛び出て続くターンでいきなり殴ってという動きが強そうで、さらにクリーチャーが死亡したターンであれば墓地からも唱えられるというなかなかにすごいやつ。自分のクリーチャーを生け贄に捧げて蘇らせてもよし、対戦相手のクリーチャーを潰しながら再臨させてもよし。

 とにかくカッコイイこのドラゴン。使うのであればこんなデッキはどうだろう? というわけで本日はヒストリックより「マルドゥ・ドラゴン」!

CG Samsoni1 - 「マルドゥ・ドラゴン」
ヒストリック (2021年7月17日)[MO] [ARENA]
1 《
4 《血の墓所
3 《聖なる鋳造所
2 《神無き祭殿
4 《サヴァイのトライオーム
4 《荒廃踏みの小道
3 《針縁の小道
2 《陽光昇りの小道
1 《バグベアの居住地
1 《目玉の暴君の住処

-土地(25)-

3 《ドラゴンの門弟
3 《無私のパラディン、ナダール
2 《ドラコリッチ、エボンデス
4 《栄光をもたらすもの
2 《黄金架のドラゴン

-クリーチャー(14)-
4 《思考囲い
2 《致命的な一押し
4 《ドラゴンの火
2 《稲妻のらせん
2 《精神迷わせの秘本
1 《消失の詩句
2 《ドラゴンの財宝
1 《コラガンの命令
1 《命運の核心
2 《反逆の先導者、チャンドラ

-呪文(21)-
2 《封じ込める僧侶
2 《配分の領事、カンバール
2 《勇敢な姿勢
2 《消失の詩句
1 《稲妻のらせん
2 《真っ白
1 《コラガンの命令
1 《星山脈の業火
1 《オルゾフの簒奪者、ケイヤ
1 《炎鎖のアングラス

-サイドボード(15)-
CG Samsoni1氏のTwitter より引用)

 

 ヒストリックには《ドラゴンの財宝》がある。

 4マナ以上の少し重めのドラゴンたちを唱えるためのマナ加速としてどの色でも供給してくれるのはありがたく、またドラゴンを戦場に出せばドローにも繋がる。

 このアーティファクトを備えることで多色のドラゴンデッキが組めるわけだが、やはりドラゴンと言えば赤。メインカラーは自ずと赤になり、そこにエボンデスおよび黒のカードを足した構成となっている。

 黒が入るということはあらゆるデッキへの先制パンチとなる《思考囲い》が使えるということ。

 ヒストリックにおいて序盤から相手のデッキを知り、プランを立てられるということは勝利へとグッと近づく多大なる恩恵だ。

 また、除去も《致命的な一押し》など優秀なものが。ここで注目すべきは《命運の核心》。

 ドラゴン以外のクリーチャーをすべて破壊できるので、自分の展開を躊躇せずに思いっきりにぶっ放せる全体除去だ。

 これらで盤面を掃除しつつ、相討ちになったり除去されたエボンデスを墓地から唱える。《ドラゴンの財宝》の黄金カウンターが貯まる。クリーチャー主体のデッキ相手にはじっくりやってりゃ、こっちに分があるってわけだ。

 そんなわけで、対クリーチャーデッキには除去コントロール、自分より遅いデッキ相手にはドラゴンで攻めつつアドバンテージ勝負も挑む攻めのデッキとして戦う。ザ・ミッドレンジという構成だ。

 ドラゴンの選定にも注目してみよう。5マナ域には飛行+速攻の面々が並びここで勝負を決めるというのが伝わってくる。スタンダードでも絶賛活躍中の《黄金架のドラゴン》と、そしてそれよりも優先して採用されているのが《栄光をもたらすもの》。

 これは督励能力で対戦相手のクリーチャーに4点ダメージを与えながら攻撃が可能という優れもの。ドラゴンブレスで焼き払いながらエボンデスを蘇らせよう。

 白からはデッキ内最軽量ドラゴンの《無私のパラディン、ナダール》。ライフを攻めるか、アドバンテージを取りに行くか。どのダンジョンを探索するかは臨機応変に。

 ナダールと同じく最新セットから採用しているのは、このデッキ唯一の非ドラゴンクリーチャー《ドラゴンの門弟》。

 低マナ域でパワー3が数多ひしめくヒストリックにおいて、2マナで事実上のタフネス4として立ちはだかり時間が稼げる門弟はなかなかに優秀な働きを見せてくれそうだ。ゲーム終盤でも護法でドラゴンを微力ながらもサポートしてくれる。

 この門弟と同じく、ドラゴンをコントロールしているか手札から見せることでその効果を増す新カードとして《ドラゴンの火》にも注目だ。

 エボンデスがいれば2マナで5点ダメージと、《ドミナリアの英雄、テフェリー》なんかもサクッと対処可能、ヒストリックでも十分に活躍が見込める軽量万能除去だ。

 除去ってドラゴンで殴る。シンプルな構成ながら《ドラコリッチ、エボンデス》をはじめ、自然とアドバンテージが得られるカードで構成されているので、与しやすい単純なデッキというわけでもない「マルドゥ・ドラゴン」。ヒストリックでアグロ系のデッキが多いと感じる時にはかなり良い選択肢になってくるんじゃないかな。

 かっこいいドラゴンで戦場を支配したいと思ったらオススメだ! 白じゃなくて青を足して《破滅の龍、ニコル・ボーラス》と組み合わせるのも楽しいこと間違いなしだろうね!

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