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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:放浪者

浅原 晃

 今日は梅雨の時期に設定された雑節「入梅」じゃ。簡単に言えば、そろそろ梅雨に入るころという意味じゃな。それに伴って今日は「傘の日」に制定されておる。傘は雨の日には必須のアイテムじゃからのう。

 ふぉっふぉっふぉ、傘は日差しを避けるためにも使われるのじゃが、2020年の東京五輪での暑さ対策に「かぶる傘」なるものが発表されておったのう。こちらは直接被るため「笠」がしっくり来そうじゃな。「傘」と「笠」は同語源で、ともに雨と日差しを避けられるアイテムなんじゃ。

 そうじゃ、笠と言えば『灯争大戦』に正体不明の人物がおったのう。ならば、今日は『灯争大戦』で登場した《放浪者》を紹介するぞい。

 《放浪者》はディフェンスに定評のあるプレインズウォーカーじゃ。パワーの大きなクリーチャーに対処しつつ、戦闘以外のダメージをカットする守り神的な存在と言えるじゃろう。《放浪者》自身はダメージを喰らってしまうものの、避雷針としての役割を果たしてくれるのじゃな。

 このダメージの発生源は相手だけと限定されておらんから、思ったよりも利用できる範囲が広い能力と言えるじゃろう。例えば、自分の《奈落の王》も何のそのじゃぞい。古い? 《大地の怒り》は? 誰それ? ふぉっふぉっふぉ、ちょこちょこ知識を試していくのがガフ流じゃ。

 さて、それは置いといてじゃ。わしは、このカードのミステリアスな部分が魅力的だと思うんじゃな。プレインズウォークを短時間でも複数回行える能力、剣の達人などといった情報はあるものの、やはり正体は謎のままなのじゃな。世間ではエルズペスではないか? とも言われておったが、エルズペスは一応死んでおるからのう、それならガフ提督の女装の可能性だってあるわけじゃからな……さすがにゼロ? ぐぬぬ、頼むぞウィザーズ!

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