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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:Lands(レガシー)

中村修平の「デイリー・デッキ」:Lands(レガシー)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは掲載の1~2週間前に英語圏向けに制作され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は30日(月)~4月3日(金)の掲載です。


 先日土地が1枚きりのデッキを紹介しましたが、今度はその逆、土地だらけのデッキというのはどうですか?
 その名も「Lands」。一時期よりは土地の枚数が若干減りましたがそれでも34枚。実に55%が土地、残りのカードもほとんどが土地をどうにかするという土地という要素に特化したデッキ。そして近年のルール変更によりコンボデッキとしてリニューアルを果たしたデッキでもあります。

 Landsの基本思想は、環境には呪文1枚に相当する土地があるのだから、それを使いまわし続ければ呪文は必要ないだろう、というもの。
 例えば《不毛の大地》。毎ターンプレイできるのであれば、デュアルランドだらけのレガシーでは事実上、ロック状態を演出していることになりますね。
 本来であれば「土地からマナを出して」「呪文を唱える」という2種のカードを使わなければならないところを、このデッキならば全て土地で賄っている、というところ強みがあります。

 もちろん、いくらかの呪文の助けは必要ではありますよ。
 土地を使いまわすための《壌土からの生命》、任意の土地を持ってくるための《輪作》、土地の最大の弱点である「1ターンに1枚まで」を破るための《踏査》と《マナ結合》。
 使い回しの効く《罰する火》、《燃え柳の木立ち》との循環システム。
 それら全てを引っ張ってくることができる《ギャンブル》。

 そして伝説カードのルール変更によって可能になった土地同士のコンボ、《暗黒の深部》と《演劇の舞台》です。
 現行のルールならば、《演劇の舞台》で《暗黒の深部》をコピーすると、伝説の同名カードについてどちらを残すかの選択ができます。《演劇の舞台》の方を残すと、これは「氷カウンターが置かれていない《暗黒の深部》」なので、20/20のマリット・レイジが羽化するという芸当が可能になったのです。

David Long
StarCityGames.com Premier IQ Baltimore (2015/3/1) 準優勝 / レガシー[MO] [ARENA]
1 《
2 《Taiga
1 《樹木茂る山麓
1 《吹きさらしの荒野
1 《新緑の地下墓地
1 《霧深い雨林
4 《燃え柳の木立ち
2 《平穏な茂み
1 《ボジューカの沼
4 《リシャーダの港
4 《不毛の大地
4 《演劇の舞台
3 《暗黒の深部
3 《Maze of Ith
1 《Glacial Chasm
1 《The Tabernacle at Pendrell Vale

-土地(34)-


-クリーチャー(0)-
4 《モックス・ダイアモンド
4 《輪作
4 《踏査
4 《ギャンブル
2 《マナ結合
4 《壌土からの生命
4 《罰する火

-呪文(26)-
1 《暗黒の深部
1 《Karakas
4 《抵抗の宝球
2 《アメジストのとげ
1 《虚空の杯
4 《クローサの掌握
2 《突撃の地鳴り

-サイドボード(15)-
StarCityGames.comより引用(英語)

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