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第47回:デッキ紹介《神経質な予見者、ヘルガ》
読者の皆さん、こんにちは!統率者戦大好きクロタカ(@clotaka1)です。
今回は『ブルームバロウ』に収録されているカードの中から統率者を1つピックアップして、デッキパワーレベル5〜6にカスタマイズしたデッキを紹介していきます!
目次
統率者紹介
今回紹介するデッキの統率者は、《神経質な予見者、ヘルガ》です!
《神経質な予見者、ヘルガ》の特徴
《神経質な予見者、ヘルガ》は以下の能力を持っています。
あなたがマナ総量が4以上であるクリーチャー呪文1つを唱えるたび、カード1枚を引き、1点のライフを得、神経質な予見者、ヘルガの上に+1/+1カウンター1個を置く。
{T}:好きな色1色のマナX点を加える。Xは、神経質な予見者、ヘルガのパワーに等しい。このマナは、マナ総量が4以上であるクリーチャー呪文や、マナ・コストに{X}を含むクリーチャー呪文を唱えるためにしか支払えない。
例えば、マナ総量4の《鋭い目、ナイレア》を唱えると、1ドロー、1点回復、そして《神経質な予見者、ヘルガ》に+1/+1カウンターを1個置くことができます。
さらに、マナ総量4以上のクリーチャー・呪文や、マナ・コストに{X}を含む《マネドリ》などのクリーチャー・呪文を唱えるとき限定で使用可能なマナ能力も併せ持っています。
目指しているレベル
この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。
それではデッキリストをご紹介します。
デッキリスト
各カードの役割分類
除去(14)
- 《歩行バリスタ》
- 《大食のハイドラ》
- 《鋼喰みのハイドラ》
- 《魔女の結界師》
- 《ソフィア・ダゲール司令官》
- 《孤独》
- 《進歩の災い》
- 《王国まといの巨人》
- 《解脱の魂》
- 《浄火明神》
- 《高揚するモササウルス》
- 《皇国の地、永岩城》
- 《天上都市、大田原》
- 《耐え抜くもの、母聖樹》
ドロー(13)
- 《創意の神童》
- 《ガチョウの母》
- 《ハイドロイド混成体》
- 《二十本指のカエル》
- 《ヤング・ブルー・ドラゴン》
- 《熟考漂い》
- 《波ふるい》
- 《ミュータントの市長、マーカス》
- 《フレイアリーズの信奉者》
- 《首席議長ゼガーナ》
- 《波起こし》
- 《宝物庫生まれの暴君》
- 《虚構漂い》
マナ加速(8)
- 《スポロシスト》
- 《渡る大角》
- 《まき散らす菌糸生物》
- 《好奇心の神童、ケラン》
- 《まどろむ島、アリクスメテス》
- 《豆の木のワーム》
- 《大狸》
- 《豆の木の巨人》
サーチ(3)
クリーチャー強化(10)
- 《月皇ミケウス》
- 《ニクス生まれのハイドラ》
- 《心優しきハイドラ》
- 《テューンの大天使》
- 《新緑の機械巨人》
- 《スーラクと殺し爪》
- 《エインシャント・ブロンズ・ドラゴン》
- 《ガヴォニーの居住区》
- 《樫穴村》
- 《オパールの宮殿》
クリーチャー・トークン生成(3)
- 《頑健な兎》
- 《メノプトラの指導者、ヴレスティン》
- 《真実を溺れさせるもの》
カウンター2倍(4)
- 《深輝エイ》
- 《カロニアのハイドラ》
- 《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》
- 《司直の長耳、ビルケ》
クリーチャーアンタップ(3)
- 《バイパーの牙、サリス》
- 《大樫の守護者》
- 《水辺の学舎、水面院》
回避能力付与(1)
- 《秘滝の軍使》
クリーチャー・呪文のコスト軽減(2)
- 《鋭い目、ナイレア》
- 《アラシンの守護者、ハムザ》
墓地にあるカードを手札に戻す(1)
- 《巨大な空亀》
ライブラリーの一番上のカードを唱える(1)
- 《生類の侍臣》
コピークリーチャー(1)
- 《もう一人の自分》
打ち消し(1)
- 《神秘の蛇》
除去対策(3)
分類外のクリーチャー(2)
※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。
統率者の選択理由
今回は以下の理由から《神経質な予見者、ヘルガ》デッキを組むことにしました。
- 『ブルームバロウ』のストーリーを読んで好きになった
- かわいい
- ドロー、回復、サイズアップ、マナ加速と、なんでもできる能力が気に入った
《神経質な予見者、ヘルガ》デッキの良いところ
ここからはこのデッキの良いところを紹介していきます。
《神経質な予見者、ヘルガ》の能力が確実に誘発できる!
《神経質な予見者、ヘルガ》の1つ目の能力の誘発条件は、「マナ総量4以上であるクリーチャー・呪文を唱える」です。せっかくなら毎回誘発できるようにしたい、そしてちょっと変わった構築もしてみたいと思い、今回のデッキは以下のような縛りで組んでみました。
- (土地と統率者以外)マナ総量4以上のクリーチャーか、マナ・コストに{X}を含むクリーチャーのみを採用する
その結果、呪文を唱える=《神経質な予見者、ヘルガ》の1つ目の能力をほぼ確定で誘発させることができるようになりました!もしドロー能力でクリーチャー・カードが引ければ、再度クリーチャー・呪文を唱えられ、さらに《神経質な予見者、ヘルガ》のパワーもアップ!
中でもマナ・コストに{X}を含むクリーチャーは、序盤に軽いコストで唱えても良し、終盤に大量マナから唱えても良し、と柔軟性抜群!
「マナ総量が重たいクリーチャーばっかりだと、序盤何もすることない問題」に関しては、対策として以下のようなカードを採用しているので、序盤も結構動けます!
- 想起
- 出来事
- サイクリング
- 魂力などの起動型能力
+1/+1カウンターシナジーが豊富!
①《神経質な予見者、ヘルガ》が1つ目の能力で+1/+1カウンターを置ける、②+1/+1カウンターが置かれた状態で出てくるクリーチャーが大量に入っている、というデッキの特徴から、「+1/+1カウンターシナジー入れ得じゃね?」と気付き、それらのカードを大量に採用してみました!
- +1/+1カウンターが置かれたクリーチャーの数だけマナ・コスト軽減!《アラシンの守護者、ハムザ》!
- +1/+1カウンターを消費して置き物を破壊!《鋼喰みのハイドラ》!
- +1/+1カウンターが置かれたクリーチャーが戦闘ダメージを与えたるたびに1ドロー!《ミュータントの市長、マーカス》!
- カウンターが置かれたクリーチャーを鉄壁ガード!《タイラント・ガード》!
- +1/+1カウンターがもう1個置ける!《心優しきハイドラ》!
《神経質な予見者、ヘルガ》で大量のマナを加えられる!
パワーに等しいマナを加えられる《神経質な予見者、ヘルガ》のマナ能力。自身の能力で+1/+1カウンターを置けますが、他の方法でパワーを強化したら、さらに加えられるマナも増えていく!ということで、パワー強化カードを多めに入れています。
- 《新緑の機械巨人》
望む数のクリーチャーに+1/+1カウンターを4個置ける機械巨人。《神経質な予見者、ヘルガ》にオールインしたら、《神経質な予見者、ヘルガ》の能力と合わせて一気にパワー+5修正!
- 《樫穴村》
戦場に出たカエルに+1/+1カウンターを置けるので、《神経質な予見者、ヘルガ》を出したときに起動したら、確定+1/+1カウンター!{G}マナがクリーチャー・呪文にしか使えなかったりしますが、クリーチャーしかいないから全然気になりません!
- 《深輝エイ》
カウンター2倍エイ!《神経質な予見者、ヘルガ》に置かれている+1/+1カウンターの数次第では、出た瞬間パワー10以上になることも!
カウンター2倍シリーズ第2弾!置かれるカウンターの数を2倍にする《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》もいたら、《神経質な予見者、ヘルガ》のパワーを超絶強化!
↑で紹介したような方法で《神経質な予見者、ヘルガ》のパワーを強化したら、大量のマナをマナ・コスト{X}クリーチャーたちにブッパしちゃいましょう!
ピックアップカード
ここからはいくつかのカードをピックアップして紹介していきます。
《テューンの大天使》
ライフを得るたび自軍全体に+1/+1カウンター!呪文を唱えるたび回復できる《神経質な予見者、ヘルガ》との相性は◎!
《神経質な予見者、ヘルガ》は1つ目の能力と《テューンの大天使》の能力が合わさり、2倍の速度でパワーアップ!クリーチャーが出るたび回復できる《宝物庫生まれの暴君》もいたら、実質3倍速!
《バイパーの牙、サリス》
「《神経質な予見者、ヘルガ》をアンタップできたらマナ能力もう1回使えるじゃん」と気付いて見つけてきたのがこちらのサリスさん。何気に土地もアンタップできるので、《ガヴォニーの居住区》を2回起動することも可能です。
あとはタップ状態の《歩行バリスタ》で接死ダメージを飛ばしたり、
タップ状態のクリーチャーをアンタップして呪禁を持たせるという小技を使うこともできますよ!
デッキの回し方で意識するポイント
ここからはデッキの回し方について確認していきましょう。
まずは《神経質な予見者、ヘルガ》を戦場に出す
《神経質な予見者、ヘルガ》はドローソースとマナ加速を兼ねる、このデッキの要です。クリーチャー呪文を唱えるたびにパワーが上がっていくという特徴もあるので、なるべく早めに《神経質な予見者、ヘルガ》を戦場に出しましょう!
《神経質な予見者、ヘルガ》で殴ってもいい
《神経質な予見者、ヘルガ》の主な使い方は、マナ能力で大型クリーチャー呪文を唱えることなんですが、複数回唱えていると、いつの間にか結構なサイズへと成長しています。もし対戦相手にブロッカーがいなかったり、ライフが少なかったりしたら、攻撃への参加も意識していきましょう!
勝ちパターン紹介
ここからはいよいよこのデッキの勝ちパターンについて紹介していきます。
《神経質な予見者、ヘルガ》を強化して統率者ダメージ!
以下のような方法で《神経質な予見者、ヘルガ》を強化して、統率者ダメージ21点を狙っていきましょう!
①《ニクス生まれのハイドラ》を授与!
②《司直の長耳、ビルケ》で+1/+1カウンター2倍!
《秘滝の軍使》や《スーラクと殺し爪》などで回避能力を付与してあげれば、ブロッカーを気にする必要もありません!
クリーチャー・トークン生成からの《大樫の守護者》!
《頑健な兎》や《メノプトラの指導者、ヴレスティン》などでクリーチャー・トークンを大量生成!
そこから《大樫の守護者》を唱えて、自軍全体を不意打ち強化!アンタップ効果もあるので、《神経質な予見者、ヘルガ》のマナ能力を再び起動することも可能に!
《二十本指のカエル》で特殊勝利!
《二十本指のカエル》の上にカウンター20個以上が置かれているか、手札20枚以上で即勝利!条件は割と厳しめですが、以下のような方法で条件達成を狙っていきましょう!
①《エインシャント・ブロンズ・ドラゴン》で出目20を出す!
②《ぬめる化け眷者》で全てのカウンターを移動する!
③クリーチャー化している《まどろむ島、アリクスメテス》+《首席議長ゼガーナ》で12ドロー!
今回の統率者戦デッキ紹介はこれでおしまいです。
次回は9月27日発売予定の新セット『ダスクモーン:戦慄の館』や、『ダスクモーン:戦慄の館』統率者デッキに収録される伝説のカードをいくつかピックアップして紹介する予定です。
それではまた次回、悪夢のような世界でお会いしましょう。お楽しみに!
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